焼きそばはラーメンの麺でも代用できる!中華麺のアレンジ方法

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焼きそばはラーメンの麺でも代用できる!中華麺のアレンジ方法

似ているようで、実は少し異なる、焼きそばとラーメンの麺。大きな違いは仕上げの方法にあった!今回は、両者の違いと代用方法のコツをお届けしていく。

1. 中華麺の基礎知識

そもそも中華麺とはどんな麺のことか。これは中国発祥の麺。日本では独自の進化を遂げた小麦粉麺のことだ。ラーメン、冷やし中華、焼きそばなどに使われる麺の総称と言えるだろう。小麦粉を使ったパスタやうどんなど、ほかの麺と違うところは、独特のコシと黄色っぽい色にある。

本場中国の中華麺

中華麺に欠かすことができないといわれているのが、かん水。中国で麺が生まれた時代は定かではないが、奥地の農村で湧き水を使って麺を作ると、今までのものとは異なる食感のものができあがった。湧き水にアルカリ性物質が多く含まれていたことが原因で、これがかん水のルーツ。以来、井戸水を煮詰めたものや固形型の鹹(かん)石が、中国全土に広がり、中華麺が発展していった。

日本の中華麺

1859年に横浜港が開港したことを皮切りに、居留地が生まれ、中国の麺も持ち込まれるようになった。中国人による中華料理店も増え、支那そばの愛称で親しまれた。一般家庭に中華麺が普及したのは、戦後になってから。とはいえ、日本には天然のかん水はなく、おもに化学的に合成されたかん水を使って麺が作られるようになった。また、現在ではかん水を使わない中華麺も存在する。本場とはまた異なる進化を遂げたのである。

2. 焼きそばとラーメンの麺

焼きそばの麺もラーメンの麺も、中華麺という意味では同じ。では、一体何が異なるのか?焼きそばの麺の表記を見てみると「蒸し」という言葉が記載されている。そのキーワード通り、焼きそばの麺は、蒸してあるものがほとんど。対してラーメンの麺は、生のままの中華麺だ。また、同じメーカーであっても焼きそば麺とラーメンの麺とでは、配合比率や使っている小麦粉に差があるといわれている。

焼きそば麺の特徴

焼きそば麺は、中華麺を蒸してあるので、炒めたあと、ふんわりとした食感になる。また、焼きそば麺には、油がまぶしてある。これは炒めたときにほぐれやすくするため。また、ご当地焼きそばにあるよう、麺の太さもさまざま。まれにゆで麺を使用して焼きそばを作る地域もある。

ラーメンの麺の特徴

ラーメンの麺は、生の状態。くっつき防止のため、打ち粉がしてあるところが特徴だ。ラーメンは地域によって、麺の細さや形状に違いがある。一般的に太い麺であればあるほど、加水率が高いといわれている。逆に細い麺は加水率が少ないのでのびやすい。

3. 上手な使い分けと代用法

焼きそば麺をラーメンに

実際、やってみると食べられないことはないが、やはりラーメンの麺のほうが美味しい。ちなみに焼きそば麺は、すでに蒸してあり、火の通った状態なので、茹でるというよりは、湯通しするという感覚でないと茹で過ぎてしまう。また、太めで油をまとっているので、スープはあっさり醤油か、タンメンのような野菜たっぷりの塩味がおすすめ。

ラーメン麺を焼きそばに

原理的には、ラーメンの麺を蒸せば、焼きそば麺になる。実際に、蒸し器で蒸せば、焼きそば麺になるが、蒸し時間や火力などがなかなか難しい。蒸しあがりに、熱湯でさっと茹でるとくっつきにくくていいだろう。

結論

焼きそば麺をラーメンに、ラーメン麺を焼きそばに。この代用、そもそも同じ中華麺であることを上げれば、もちろんできないことはない。ただ、焼きそば麺には焼きそばに合う理由があり、ラーメン麺にはラーメンに合う理由があるので、もっとも美味しく食べたいのなら、規定通りがベスト。ただし、コツを覚えておくと緊急事態には役立つかもしれない。

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オリーブオイルをひとまわし編集部

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