おしゃれを追求したらテレビボードに脚は必要なかった

おしゃれなテレビボードにするにはどうしても脚が邪魔でした。
そしてあるヒントによって脚のないテレビボードが完成したのです。

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おしゃれなテレビボードを開発しようといつも考え、
あらゆる画像も検索していましたがどれも新鮮さに欠けている印象を受けていました。

なぜならテレビボードのデザインに幅がなかったせいもありますが
見せ方のバリエーションも限られているからです。

仮に思い切った材質やカラーを取り入れると、
今度は室内のインテリアとしては浮いて見えてしまいます。

となるとオーダー特有の収納にこだわろうと考えるとおしゃれさが失われると思ったりします。
結果似たりよったりにならざるを得ないと何年も悩んでいたんですね。

おしゃれなテレビボードは階段の設計がキッカケだった

話は変わりますが家のおしゃれなインテリアを考えると
家具だけではなく階段も無視できません。

そこで鉄骨屋さんに足繁く通い鉄(スチール)のサイズや加工方法などを
勉強して設計をし、施工の管理なども行うようになったわけですが、
ちょうどその頃にあるハウスメーカーからモデルハウスの家具の設計と
施工を依頼されました。

おしゃれな家と評判のハウスメーカーの家具開発

家具の設計と施工を依頼してきたハウスメーカーはおしゃれな家だと
評判のところでしたので家具もおしゃれでなくてはいけません。

キッチンや洗面化粧台は得意とするところだったので設計に悩むことはありませんでしたが
リビングのテレビボードをどうしようかとまた悩むことになったのです。

脚がじゃま!

またテレビボードを考えることになったわけですが、
いままで悩んでも開発できなかったので、ここは常識を覆す発想が必要だと思いました。

では家具の常識とは何でしょうか?

そうです家具の常識とは「床に置く」ことなのです。

では、おしゃれに床に置く方法はというとスリムな脚を付けることぐらいしか
思いつきません。

いいかげんイライラしていた私は、いっそのこと脚そのものを無くしたらいい!
と思ったのです。

それが脚のないテレビボード開発の動機でした。

階段の構造を家具に応用する

何としても実現しようと考えたときにすぐ頭に浮かんだのは
鉄(スチール)でテレビボードを浮かせることでした。

そうしてまた鉄骨屋さんに通うことになりました。
そこからのいきさつは以下に書いていますのでごらんください。

おしゃれなテレビボードになった?

おしゃれかどうかは人が判断するものですが、
この浮いている=フロートテレビボードは少しづつ人の目に触れるようになり
おかげさまで、おしゃれだと言ってくださる方も増えてきています。
そして今でも改良を続けています。

フロートテレビボードの最大の利点

フロートテレビボードを考えた大きな理由は
モダンなリビングのインテリアを損なわなくて済むということです。

せっかくモダンな家を建てたのにリビングのテレビボードがしっくりこなければ
台無しですよね。

実際テレビボードの選択を誤ったという声が多くて驚きました。

おしゃれには妥協しない

洋服やアクセサリー、ネイルやハンドバッグなどのおしゃれには妥協はしませんよね
ではインテリアはどうでしょう。

あまり興味がないという方もいるとは思いますが
どうせならセンスの良いおしゃれなスペースで暮らしたいと思いませんか?

大きなテレビボードは設置できないというかたに

フロートテレビボードはおしゃれで高級なイメージだという声もありますが
大きすぎて部屋に置けないという声も少なからずあるのも事実です。

さらに簡単な形で良いという方もいらっしゃると思いましたので
「自分でつくれるフロートテレビボード」設計図と試算表も
以下で公開しましたのでごらんください。

自分では作れないからとオーダー品として製作依頼があった場合は
材質を自由に選べて扉を付けるなど自由な形にすることができます。

その場合は下地の位置の確認が必要となり、テレビボードの取り付けの手段も
確保していただくことになります。

テレビ周りはできるだけシンプルにしたいという方も少なくありません。
最近のレコーダーの奥行寸法も30cm以下というものが出てきたので
このようなテレビボードを考えたということです。

建物の構造を知るとDIYの幅が広がります

家具のデザインにばかり目が行っていませんか?

家の中にただ置くだけでしたらどんなサイズのものでも良いと思いますが
この例のようにフロート式とするとなると家の構造を知る必要が出てきます。

たとえフロート式としなくても下地の位置を知ることで転倒防止の対策も取れるようになります。

ですから家の構造を知った上で家具のプランニングや製作ができるようになったら
今までに無い楽しさを知れると思いますよ!



仕上げのカラーを変えてシミュレーションをしています

最初の画像は実は合成写真だったんですよね。

いろいろカラーや素材感を変えてどう見えるかのシミュレーションを繰り返しているんです。

あなたならどんなカラーにしたいですか?


この写真の前の画像は木目を通していますが、あえて目をバラバラにする「ランダム貼り」という手法もあります。
表現方法はいろいろ。ルールはありません。オーダーならではの楽しみ方です。

↑こちらがオリジナルでした。

下のA様実例集をごらんください。施工の段階まで詳しく知ることができますよ!
施工の写真の提供をしてくださったA様に感謝申し上げます。

オリジナルのA様実例集をごらんください

施工のプロの方でもDIYを得意とする方でもこのA様施工例は参考になるはずです。
本来でしたら社外秘に匹敵する内容だと思っています。

なんせこれを知ればフロートスタイルの家具が作れてしまうからです。

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