「壁」のリフォームで、理想的な和室を作ろう!種類と特徴もご紹介

壁のリフォームをすることで、理想的な和室を作ることができます。とはいえ漆喰や土壁といった種類やクロスなどといった材料などポイントは沢山あります。そこで知っておきたいのが、和室のリフォームに関する知識でしょう。日本人にとって心が落ち着く空間だからこそ、いつでも快適な状態を保ちたいものです。今回は、和室のリフォーム中でも「壁」に焦点を絞ってご紹介します。

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和室の壁の種類と特徴を知ろう!

和室の壁によく使われる種類としては、「塗り壁」と「クロス」の2つが挙げられます。まずは、それぞれの特徴を知るところからスタートしましょう。

■【塗り壁】
左官職人(壁塗り職人)によって壁に土や漆喰などの素材を塗っていくもので、湿気や熱に強いことから、日本の気候に合っているというメリットがあります。また、継ぎ目がなかったり独特の「味わい」があったりと、デザイン的にも利点があると言えるでしょう。塗り壁の主な種類としては、以下のようなものが挙げられます。

■土壁
その名の通り土を素材に採用した壁で、見た目や手触りは、どんな土を選ぶかで大きく変わってきます。趣ある仕上がりになることから、数寄屋建築や茶室で多く使われます。海や湖で取れる珪藻土も土壁の一種で、吸湿性や保温性などに優れているとして今注目を集めています。

■砂壁
土壁よりもきめが細かく、なめらかな仕上がりになるのが特徴です。洋室の壁に使われることもあるなど、多様なデザインとマッチします。洋風なテイストも盛り込んだモダンな和室にしたい場合などに最適です。

■漆喰壁
日本独自の素材で、消石灰に砂、糊、麻スサ、色をつけたい場合は色土や顔料を混ぜて作られます。表面がとてもなめらかで、調湿性や断熱性に優れているというメリットを持っています。

■プラスター壁
プラスター壁は西洋漆喰とも呼ばれており、漆喰壁と同じくなめらかな仕上がりになることが特徴です。鉱物質の粉末を水と混ぜて練ったものを塗るため、硬度も高くなっています。

■【クロス(壁紙)】
洋室を含め、最も多く使用されている内壁の仕上げ材(表面に出る素材)です。塗り壁に比べて費用が安く、張り替えも簡単であることがメリットとして挙げられます。頻繁に模様替えをしたい方にはぴったりでしょう。また、デザインの種類も豊富なので、個性的なデザインにしたい方にもおすすめです。具体的な素材としては、ビニールや紙、布などが挙げられます。中でもポピュラーなのはビニールクロスで、デザインのバリエーションも最も豊富です。

素材別のリフォーム手順や注意点を知ろう!

どんな壁にするかを決めたら、次にリフォームの手順やそれに伴う注意点などについて確認していきましょう。ポイントは、「現在の壁の種類」と「新しい壁の種類」に着目することです。パターン別にご紹介します。

■塗り壁からクロスへ
現在は塗り壁でクロスに張り替えたい場合は、塗り壁に直接クロスを貼り付ける方法と、塗り壁の上に石膏ボードなどを貼り付けて、その上からクロスを貼る方法とがあります。前者の場合、塗り壁にパテと呼ばれる塗料を塗って表面を整え、上からクロスを貼って完成です。費用は安く施工も簡単ですが、塗り壁の劣化が激しい場合など、状態によってはクロスを貼れないケースもあります。後者の場合は、塗り壁に釘を使って石膏ボードなどを貼り付け、その上からクロスを貼ります。塗り壁とクロスの間にボードを挟むため、仕上がりが美しくなることがメリットです。しかし、塗り壁に直接貼る場合よりも費用は高く、施工時間も長くなります。

■クロスから塗り壁へ
まずはクロスをすべて剥がし、シーラーと呼ばれる塗料を塗って、下地を整えます。これにより、上から重ねる壁材をしっかりと密着させたり、壁材が持つ美しさを十分に活かしたりできるようになります。そうして下地が完成したら、その上から壁材を塗って完成です。

■塗り壁の塗り直し
ベースとなる現在の塗り壁が劣化している場合(触ると素材が剥がれてくるなど)、壁を剥がして下地を調整してから、新しい壁材を塗っていきます。ベースがそれほど劣化していなかったり、下地を整える効果を持った壁材を選んだりすれば、今の壁の上に直接新しい壁材を塗っていくことも可能です。また、塗り壁からクロスへ変える場合と同様に、今の壁に石膏ボードなどを貼り付けて、その上から壁材を塗ることもできます。

おわりに

いかがだったでしょうか?塗り壁を使う場合は特に、職人さんの高度な技術が必要になります。費用やデザイン性だけでなく、今後のメンテナンスの手間なども考えながら、自分に合った種類を選ぶようにしてください。腕のよい業者さんを探すには、一括見積の利用がおすすめです。まずは匿名で相談を申し込み、複数の業者さんから見積をとってみてはいかがでしょうか?

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