【浅倉利衣のウェルネス・ライフスタイル #10】食の知識は一生の財産。積極的に学ぶことが“ウェルネス”につながる

「スマートフード」ディレクター兼認定インストラクター、浅倉利衣さんの連載も今回が最終回。これまで浅倉さんのご自宅やお気に入りのお店へ伺って、スマートフード的な食のアイデアを教えていただきましたが、今回はインストラクター育成の現場に潜入。浅倉さんの熱い授業風景やスマートフードのメソッドを生かした調理実習の様子とともに、浅倉さんの「食」、そして「ウェルネスライフスタイル」への思いをあらためてご紹介します!

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女性が活躍する機会を応援したい

私は妊娠・出産を経て子どもたちの「食」について迷っていた頃に「スマートフード」に出会いました。仕事もしている上に2人目が生まれたばかりだったので、勉強する時間なんて確保できるのかと最初はとても悩みましたが、受講の決め手となったのは「いま学ばなければいつ学ぶんだ。悩んでいるうちに子どもたちはどんどん大きくなってしまう」という思い。後悔しないためにもまずは動いてみよう、と新しい一歩を踏み出しました。

スマートフードでは「基礎コース」「マスターコース」「インストラクターコース」の3つのコースがあり、インストラクターになるためには、全課程修了後試験に合格すると認定証が発行されます。その後、本人の希望・協会の審査を経て、本部スクールで講師として活動したり、認定教室を開いたりと、仕事として活かしていただけるようになります。

現在、協会認定のインストラクターは15名。

美容サロンに勤めながら、「本当にキレイになるためにはやはり内側から健康的にならないと」とスキルアップのために受講される方。また、子どもが生まれたことで働き方を変えたいという方。ずっと家事に育児に負われ専業主婦だったけれど、子育てが少し落ち着いてきた今、自分も何かスキルをつけて仕事に挑戦してみたいという方等、受講のきっかけや資格取得理由もさまざまです。

女性は特に、結婚・妊娠・出産・育児と、あらゆる節目があり、そしてその選択肢に思い悩み、今までの働き方に向き合わざるをえなくなったり、または、今までの人生観がガラリと変わってしまったり、男性以上に悩む要素が多い気がします。私自身も、子どもを授かったことにより、今後の働き方に思い悩んだ経験者。だからこそ、資格を取得して新しい働き方を目指す方には、協会として全力でサポートしていく体制を整えています。女性が活躍できる機会が少しでも多く増えれば、社会はもっと明るくなるだろうなと本気で思っているんです。

スマートフードの良いところは、身につけた知識が仕事はもちろん、毎日の食事や家族の健康に直結するというところ。そのおかげもあり、私自身、仕事もプライベートもようやくバランス良く楽しめるようになってきました。

座学と実習で「スマートフード」を学ぶ

授業は毎回、座学と料理実習を行います。

座学は主に、美容と健康の要となる「腸内環境最適化」と「血糖値コントロール」について、じっくり学んでいきます。良い代替糖の見分け方、油について、食物繊維・発酵食品・オリゴ糖などといった食品や栄養についての具体的効能効果、免疫の仕組みなどまで、最新のエビデンス(科学的根拠)に基づいた偏りのない幅広い知識が網羅されています。

これだけ情報が氾濫している現代社会だと、どうしても、企業の広告をそのまま鵜呑みにし「なんだか良さそう」「悪そう」といったイメージで判断しがちですが、正しい知識がきちんと頭に入り根本がわかってくるようになると、自分自身で自信をもって取捨選択できる力が身についていきます。

それに、きちんと理解すると、食に対しての姿勢も三日坊主で終わることなく、継続して続けられるんですよね。授業も続けていくと、まるでパズルのピースが組み合わさっていくような感覚で楽しく感じるようになっていきますよ。

そして料理実習は、座学で学んだ知識の実践です。スマートフードのメソッドに基づいたメニューを毎回4~6品作ります。この日は、白身魚のメインディッシュ(醤油麹を入れて作ったハーブソースがさわやか!)、クスクス、グリーンサラダと手作りのドレッシング、甘麹を使ったデザートなど。

「ヘルシーな食事」というと、味気ないとか制限が多いといったイメージがありますが、スマートフード考案のメニューはとにかく「美味しい」のがポイント。美味しくないと続かないですし、食べていて楽しくないですよね。しかも、手にいれやすい食材を使っているので習ったことが家庭ですぐに実践できて、受講生のみなさまからも毎回好評をいただいています。

基礎コース、マスターコース……と授業を重ねていくと、生徒さんからは「体調や肌の調子が変わった」「情報を求めてインターネットをさまようことがなくなった」「偏食の子どもがよく食べてくれるようになった」などといった声が寄せられます。そういった声を聞くたびに、スマートフードを発信し続けてきてよかったな、と嬉しい気持ちになります。

迷いをなくしてくれる「知識の引き出し」

スマートフードに出会ってから約2年半。ここまで続けてこれたのは、何よりスマートフードを実践することで、自分や家族が健康になっていくのを体感しているから。そして、それまで抱えていたストレスが減り、日々の生活をより楽しめるようになって、と、色々なことが良い方向に動き出し、心から良いと確信しているからです。

結局「健康」というツールを手に入れることで、自分にとっての豊かなライフスタイルを手に入れられるのだなと思います。

全米ウェルネス協会が定義するウェルネスとは、「より質の高い幸福にむけて、あらゆる知識を高め、行動の選択力を強めるための積極的な生き方」のこと。ウェルネスライフを送りたいなら、大切なのは「積極的に自分から動いて知識を高めていくこと」なんですよね。正しい知識や必要な知識を身につければ、世の中にあふれる情報や人の意見に右往左往することも少なくなるし、人生がとてもラクに、そしてより自分の意志で人生を楽しめるようになる。私も身をもってそう感じています。

得た知識は、「一生の財産」になる!

この連載を通じて、みなさんにスマートフードを知っていただく機会をいただけたことにとても感謝をしています。また、自分自身があらためて食やライフスタイルについて考える大切な時間となりました。

この連載を読んで塩麴や醤油麹を作り始めたという方が多いと聞いて、とてもうれしく思っています!

よく私がたとえて言うのが、「スマートフードの基礎コースは、流行の靴一足分。マスターコースはブランドのバッグひとつ分。靴やバッグは次のシーズンには使わなくなってしまうこともあるかもしれないけど、得た知識は一生の財産になる」ということ。

昔に比べて、物や情報がありすぎて氾濫している世の中、便利であると同時に、自分にとって何が必要で何が不必要か見極めるのも難しくなっているような気がします。

それは食も然り、食文化よりも食文明が急激に発達し、便利さと健康がトレードオフになっている点が多々あるのも事実です。飽和状態になった今、さまざまな情報やものから選び抜く知識とスキルを身につけることが必要になってきている時代になっているように思います。

独学で学ぶのももちろん素晴らしいですが、講座やスクールの良いところは、独学だと一年かかるかもしれないことを、一ヶ月にショートカットして教えてくれるところ。そしてスマートフードは、座学で知識を養い「引き出し」を増やし、料理実習で楽しみながら実生活での具体的方法を学ぶ。知識と実践がバランスよく学べるところが魅力です。

何事も「自分から積極的に動く」ことが大切。興味をもって一歩踏み出した先に、予期していなかった未来が待っていたりもします。

自身のライフスタイルで、何を大切にしていきたいのか。そのために何に投資するのか。食、美容、健康、食育、ウェルネスライフ、などのキーワードが明確に出てきたら、自信をもってスマードフードをおすすめします。そして、連載でご紹介したスマートフードの考え方を、ぜひ暮らしの中で思い出して取り入れていただけたら幸せです。

いままでお読みくださり、本当にありがとうございました!

●浅倉利衣(あさくらりえ)
1977年、東京生まれ。大学卒業後、エルメスジャポン株式会社に入社し、10年間販売とバイイングを経験。その後、ミス・ユニバース・ジャパン元ナショナルディレクター、イネス・リグロンのパーソナルアシスタントを務め、グローバルにファッションと美容の世界に携わる。2017年に一般社団法人Smart Food協会認定インストラクター資格を取得。2017年秋からはSmart Foodブランドディレクターに就任。又、2018年にはMYTHΘSフランス式アロマテラピーインストラクター資格も取得。国内外の最新のウェルネス・食・アロマ情報も含めた専門的な知識を活かし、賢く食べて健康的にキレイになれるメソッドや、ウェルネスライフのコツを発信している。

●写真 中村香奈子

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●ライフスタイルプロデューサー、Smart Food ディレクター、MYTHΘSMYTHOSフランス式アロマテラピーインストラクター1977年、東京生まれ。大学…

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