「猫脚(ねこあし)」って…どんな脚なの?

家具のデザインには「猫脚」という言葉があります。
それは家具の脚のデザインを表す言葉なんですね。

その「猫脚」ってこんな感じですよ~というお話しと、「猫脚」の歴史についても。
もともとは中国家具に見られるデザインだったようなんですね。

それと「猫脚」の別名もご紹介♪

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どうもこんにちは!

あなたの暮らし応援アドバイザー。
北海道の標茶(しべちゃ)にある平田家具店、

主任の平田敬(たかし)です。



今日はですね。
家具屋っぽい話題を(笑)


家具には「猫脚(ねこあし)」っていうデザインがあるんですが、聞いたことありますでしょうか?
家具の脚(あし)に使われるデザインで、猫の脚っぽい曲線になった脚なのです。

今回はその「猫脚」について主任と一緒に、どんなものか見ていきましょうね~。

↑ これは猫脚が使われているデスク。
脚がシュッとしてて、独特な曲線になってますよね?

猫脚はアンティーク家具によく見られるデザイン。

こういう写真を見ると「あ、見たことある」という方も多いんじゃないかと思うんですね。
アンティーク家具やアンティーク風にデザインされた家具によく使われているデザインなのです。


猫脚の名前の由来はですね…



猫の脚に似てるんで、猫脚っていうんです。
(そのままですけど…(笑))


別名では「カブリオールレッグ(Cabriole leg)」っていうシャレオツな、おっと失礼。オシャレな名前があるんですね。
「カブリオール」はフランス語のダンス専門用語で、「はずむ、飛び上がる」という意味がある言葉なんです。なんかさらにオシャレですよね(笑)

猫脚は「ロココ文化」の頃に流行したデザイン。

時代としては18世紀西洋、イギリスのアン女王(1702~1714)の頃、
ロココ文化が華やかになった頃に大流行した家具のデザインらしいです。

↑ その時代の家具じゃないけど、こんな感じだったんじゃないかな~というイメージ写真。
こういう家具はカワイイですよね。

猫脚はもともと、中国家具の様式だったみたい。

大流行したのはそういう時代みたいなんですが、
実はこの「猫脚」のデザイン自体はもともとは中国の家具の様式だったようです。
中国家具では一般的なデザインだったものが、西洋に伝わった、という感じ。

西洋に伝わった時は「シノワズリ」という名前で中国の美術様式全体を差し、人気が出たらしいですよ~。

↑ これが「中国家具」。
なんか中国っぽい…ですよね?(笑)

日本にはもともと「猫脚膳」というお膳があった。

ロココ調の西洋家具が日本に入ってきた時、
日本には「猫脚膳(ねこあしぜん)」という食器を置くための御膳があったのですが、
その脚に似ているため日本では「猫脚」というようになったんじゃないか、と考えられているようです。

(確実にこう、というのは分かってないようです♪)


その「猫脚膳」というのは…

↑ こういうお膳。
確かに脚が曲線で猫脚っぽいですよね。

そんなわけで「猫脚」の歴史ってこんな感じ♪


猫脚はクルッとしててなんかカワイイのにエレガントというか…
独特の雰囲気があって主任は好きです(*´ω`*)


せっかくここまで読んでくれた、そこのあなたっ!
さっそく明日誰かに「猫脚ってカブリオールレッグって言うんだよっ!」って自慢して回りましょう(笑)


さてさて。
それでは今日はこの辺で。

主任でした~♪

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