心地よい部屋づくりはテーマが要、アイディアが鍵。

心地よい部屋づくりを考えるとき、「見た目」や「使い勝手」を考えることは重要です。
でも、その前に「テーマ」を決めておくと、それを実現させるためのアイディアが
湧きやすくなります。

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まずは思考の整理「どんな部屋にしたいのか」 

部屋づくりを考えるとき、最初に「どんな部屋にしたいか」というテーマやキーワードを設定することをおすすめしています。
「好き!」「いい感じ~」などの感性を重視した部屋づくりよりも、一本筋の通った「使いやすい」「居心地のよい」部屋になりますよ。

例えば、あるスペース作りのキーワードを 
 ①スッキリ見える(生活感を見せない)   
 ②動作しやすく(取り出しやすくしまいやすく)
と決めたとします。

方向性が決まったら、それに基づいて家具の配置や収納グッズなどを決め込んでいくのですが、
この部分は、色々と試行錯誤が必要になることがあります。
たとえば今回の場合、上記の2つのテーマは実は相反しているんですね。

つまり、「スッキリ」を目指すということは、物はあまり見えないように、
すなわち、物を隠すことを意味します。
でも、物を見えないように隠す(しまう)と言うことは、すなわちすぐ取り出しにくく、
しまうのにも手間がかかるということ。

こんな風に、方向性がうまく一致しない場合は 
 (1)再度、方向性を検討しすり合わせる 
 (2)両立すべく、融合点を見つける
というステップが必要になるのです。

「どんな部屋にしたい」を実現に近づけるのは、柔軟な発想力

あるワークスペース作りで選択したのは(2)融合点を探す。
採用したのは以下のアイディアでした。

まず、書類を全て白いファイルボックスに入れ、小物はかごなどに収納しました。
見た目はかなりスッキリしていて、方向性に一致しています。

でも、この状態だと仕事をするときは面倒です。
いちいちファイルボックスを引き出して、中の書類を取り出さなければいけませんから。
一方の「取り出しやすく、しまいやすく」にはまだ対応していないようにみえます。
でも実は、こんな対策を講じているのです。

仕事をしている間は、必要書類のファイルボックスをあらかじめひっくり返して、
中身が見えるようにして使います。
机上のファイルボックスも同じ。

迷ったら、困ったら、シーンをリアルに想定する

この発想は「シーンを想定する」ことから生まれました。

生活している以上、部屋を四六時中、整然と保つことはは難しい。
では、「スッキリしていたい時はいつ?」と、シーンを絞っていくと、
このワークスペースの場合は「来客時」だと割り出すことができました。

ということは、「来客時にはすっきりしている」が、「仕事をするときには見えっぱなし」
にしていればよいのです。
もっといえば、来客のない普段は書類はみせたままでもOK!ということです。

配置は動線優位で決めていきます。
机に座った時、右手の届く棚にはよく使う書類を。
さらに棚の中も、使用度の高い順に並べます。
扉を開ける→ファイル選ぶ→ふた閉めるなどのステップがなく、
直接的なため動作はとても快適で、仕事の効率も上々です。

言われてみれば、なーんだそんなことか、と思うほど簡単なアイディアですが、
こんなふうに同じ収納グッズをシーンによって使い分けたり一般的な用途を超えて、
目からウロコの使い方をするなどの柔軟な発想が、テーマに沿った「使い勝手」と「見た目」を
実現するのに大いに役立ちます。

今回は2つの相反する方向性を「シーン」を考えることで、配置や収納グッズの使い方を
変化させて両立する方法にたどり着きました。どんな小さな場所でも「どう使いたいか」
「どう見せたいか」などのキーワードやコンセプトをはっきりさせると、
買う物や配置などが見えてきます。
さらに、「いつ?」「だれ?」など条件を絞りこむことで、よりピッタリの収納用品や
使い方を見つけて、もっと使い勝手を高めることができますよ。

俯瞰の目を持ち、想像力を働かせてくださいね!

TOiRO Style HP:http://toirostyle.jimdo.com/
内藤さとこブログ:http://ameblo.jp/coco-color-go/

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