【ジーンズ修理・裾直し】モーニングカットって知っていますか?

ジーンズの裾の処理も同じようで少し気の使った仕上がりもあります。
今回はその中からモーニングカットという仕上がりをご紹介します。

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みなさん、モーニングカットって知っていますか?

最近では全くご依頼も無くなってしまっている、モーニングカット。
皆さんご存知ですか?

元々は、スーツのモーニングからきています。
カカトの裾位置より前は1〜2センチ短くカットするものです。

それが、ジーンズではブーツカットやベルボトムでブーツを穿いた時のラインが綺麗という事で、
1970年代に青春を迎えてフレア系をよく穿いていた方では、モーニングカットをするのが通と言われていました。

現在のチェーンステッチ仕上げのような価値に近いかもしれませんね。

画像のように斜めにカットします。

モーニングカットをするには少しコツがあります。

モーニングカットにする際、とても必要になるのは、カットする方向

通常ですとジーンズは普通に平置きしてハサミを入れてしまいます。
当たり前ですが、それでは前後の長さに差を出すことはできません。

スラックスのようなたたみ方にして斜めにカットします。

本来はどんなときにでもこのようにカットしたほうがいいのですが、
ジーンズは裾の始末が細めの三つ巻きですので、平置きでもスリム、ストレートは大丈夫なのです。

しかし、フレア系はそのようにカットしてしまいますと、
内股と外股 前後の見頃がくっついているヤマといわれる部分が一番長くなってしまいますので、

必ず、モーニングカットのようにカットする必要があります。
結構、このことは、修理屋さんでも知らないところが多いので、気をつけたほうがいいですよ。

仕上がりが全然違います。

でも斜めにカットしたらちゃんと巻き取れるの?

できます!

確かにそのまま直線で縫っていけば巻き取ることができません。

なので、前身頃の部分はほぼ直線に走っていきますが、
後ろ身頃部分は、曲線に縫っていくのがミソです。

これは、ブーツカットやベルボトムの裾直しの時でも必要になっていきます。
ゆるやかな弧を描くように縫っていってください。

仕上がりはこんな感じになります。

先ほどの画像のようにスラックスのようなたたみ方の場合は
直線に走っているように見えて、

こちらの画像のようにたたむと、
前身頃の方は直線的に縫っていき、後ろ身頃部分は曲線に縫われているのがよくわかると思います。

モーニングカットは、ジーンズファッションでは、フレアで流行りましたので
フレアの時にモーニングカットのように言われていますが、

裾の部分から覗く足首から足のラインを綺麗に見せますので、
ストレートでやるのもお薦めいたします。

特に女性の方は、この一工夫で足元のオシャレが断然違ってきますので、
是非お試しください。

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