家庭でみょうがを育てる!プランターでみょうがを栽培しよう

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家庭でみょうがを育てる!プランターでみょうがを栽培しよう

みょうがをプランターで育てられることをご存知だろうか。プランターを使えば、家庭でも比較的簡単にみょうがを栽培できるという。みょうがの簡単な栽培方法について、収穫頻度・収穫時期や上手な育て方などについて解説しよう。

1. みょうがの特徴

みょうがは、学名をZingiber mioga、英名をJapanese gingerとする、ショウガ科・ミョウガ属に分類される宿根性の多年草である。独特の辛味と芳香をもち、和食の風味付けとして欠かせない薬味やつまとして利用される香味野菜だ。

原産地はアジアの東部とされており、日本のほぼ全土をはじめとして、中国や朝鮮半島、台湾などに自生しているが、食用の野菜として栽培しているのは日本だけともいわれる。半日陰と湿った土壌を好み、草丈は60~100cmほどまで大きくなる。地下茎を伸ばして生長し、秋には根に栄養を貯めるための休眠期間に入る。

薬味として一般的に食べられるのは、みょうがの地下茎から出る花穂の部分。地上の茎からではなく、地下茎から咲く白っぽい花が開く前の段階を食用としている。そのため、「花みょうが」ともよばれている。この花穂には、数個から十数個のつぼみを内包している。また、植え付けてから後2~3年ほどの若いみょうがの新芽を遮光して軟白栽培し、ほんの少しだけ日に当てて赤みを帯びさせたものを「みょうが茸」とよぶ。

花みょうがには、7月中旬~8月下旬に収穫できるやや小ぶりな夏みょうがと、8月中旬~9月下旬に収穫できる秋みょうががある。
みょうがは日光に当たると固くなるため、食用とする部分に日光が当たらないように注意して管理する。

2. みょうがを育てよう:準備

みょうがは、だいたい3月~4月ごろに植え付けをする。1年目には収穫数はそれほど期待できないと考えておく方がよいようだ。株の衰弱を防ぐためにも、本格的な収穫は2・3年目以降にするのが良いだろう。

<みょうが栽培の準備>

・みょうがの根株(種茎)
みょうがは種で育てるのではなく、根株または種茎と呼ばれる地下に伸びた茎を用意する。この根株を2~3節ごとにカットして植え付けよう。ポット苗で販売されている場合もある。根株は、芽が数個ついた乾燥していないもの、またカビや腐敗のないものを選ぼう。

・プランター
みょうがは4~5年間は繰り返し収穫できるため、大きく生長できるように深さが30cm以上のプランターを準備する。

・土
みょうがは十分な有機質と、排水・保水性を併せ持った肥沃な土壌を好む。プランター栽培の場合は、通常の培養土に完熟堆肥を加えた有機質分の多い土を用意しよう。間隔が約10~20cm、深さが約5~8cmの植え穴をあけて植え付けの準備をしよう。

・環境
みょうがは、直射日光が当たる場所や土が乾燥する場所を嫌い、半日陰を好む。生育適温は20~23度で、あまり日の当たらない北側や建物や木の陰になっているような湿り気のある反日陰の場所が適している。

3. みょうがを育てよう:栽培~収穫

1.みょうがの植え付け

プランターの土に植え付け用の植え穴をあけ、2~3節ごとに切った根株を、芽を上部に向けて植え付ける。10cmほどの厚さになるようにしっかりと土をかぶせよう。みょうがは乾燥を嫌うため、たっぷりと水やりをしよう。

2.みょうがの水やり

みょうがは乾燥に弱いため、地植えよりも乾燥しやすいプランターで栽培する場合は、水分不足に陥って弱らせてしまわないように、水やりは毎日しよう。

3.みょうがの芽が出たら

土の表面から新芽が出てきたころ、新芽の緑化防止や株が乾燥しすぎるのを防ぐ目的で、株元に腐葉土や堆肥、ワラなどを、厚さ10cm程度敷く。

4.みょうがの収穫

葉が茂ってしっかりと光合成させると、養分が株に蓄えられて株が充実してくる。すると、株の周りに花穂が次々と顔を出すようになるので、手でポキンと折って収穫しよう。

植え付け1~2年目は収穫が期待できないこともあるが、葉がしっかりと茂って光合成をすることで、地下茎に養分が集中して花穂が出てくるようになる。つまり、葉を育てることができれば、2~3年目以降はしっかりと収穫できるようになるということである。
花が咲いてしまうと花穂はやわらかくなり、味や食感が落ちるため、開花前のかたく締まった状態を見極めて、取り忘れのないよう、素早く収穫することがポイントだ。

結論

みょうがは乾燥に注意すれば、比較的栽培しやすいといえる。収穫したての香り高いみょうがはいろいろな料理を引き立ててくれるだろう。ちなみに、東京の「茗荷谷(みょうがだに)」の地名は、かつて当地にみょうが畑が点在し、みょうがが群生していたことに由来しているという説がある。

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オリーブオイルをひとまわし編集部

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