北海道胆振東部地震を経て高まる防災意識

いくつか記事を書き貯めていましたが
どれも未完成のまま震災が起こり
続きを書こうにも、言葉に起こせずでした。

今の私が1番伝えたくて
書けることを書いてみようと思います。

内容は長いのでお時間のある時読んでみてください。

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恐怖の目覚まし

2018.09.06.03:08

枕元でけたたましく鳴る
『大きな揺れが来ます』
のサイレンは静まらず、
どこまで揺れるのか?
もっと強く揺れるのか?
などほんの短い時間のはずでしたが、
とても長い時間のように感じました。

しかし妙に冷静なものです。
短い時間だったのは結果論。
その時は十分な時間を使ってじっくり考えたような感覚になります。

様々なことを考えました。

隣で眠る娘をどう守れるか。
主人は無事か(別室で寝てます)
実家や義実家や友人はどうなっているのか…
新築でも関係なく倒壊するのか
防災グッズを用意していない…

など…

きしむ音はどんどん激しくなり
物がぶつかり合う後、
物が落ちる音が今も鮮明に耳に残り、

全身を振り回されてるような
左右からどつかれてるような感覚も
これを書いているとどんどんフラッシュバックし思い出せます。

状況把握と情報収集

今回の地震は
ニュースでも度々報道されましたが、
山崩れ・液状化・ブラックアウト・断水
がありました。

北海道はとても広く、
地域ごとの問題が起こっております。


このような情報は
停電してしまえば車搭載のテレビかラジオで収集するしかありません。
スマホの電波も無くなりしばらく圏外でしたので。

車へ行き情報収集する際は、
シガーソケットからスマホやポータブルDVDの充電をし対応しました。

そして、
このところ多いですが、
真実かどうか不確かなSNSでの拡散が今回も問題に。

電波が復活すると、SNSを使って様々な情報が飛び込んでまいりました。


その中でも【地鳴りがするため揺れに注意して】というもの。


通常なら信じがたい悪質なものとは違い、
この手の噂は被災者になってみると
信じるか信じないか判断がきわどいものです。
デマだとしても揺れてしまえば真実となりますからね。

ちゃんと調べれば良いのかもしれませんが
「じゃぁどこに聞く?…その情報は真実なの?」とキリがありません。


「こんなのデマだから信じるな!」と突っぱねれることが出来る方や、
再び大きな揺れが来ると信じ、恐怖に苛まれる方。
悲しいことに受け止め方は人それぞれ…。


私がこの【地鳴りがするから揺れに注意して】というものを見た時、
震災から2日たち通電しガスも復旧しておりました。

熊本や東日本の時を振り返り…
怖い…でも揺れた後だし仕方ないよな…と腹をくくりました。

・…早くお風呂もご飯も終わらせよう。
・…足元にオモチャ落ちてると危ないから片付けさせよう。
・…上から落ちてきそうなものはないかな?
など、身の回りを見直し整頓しました。

同時に私の中の防災意識が少なからず
低下し始めていた証明にもなりました。


大きな地震が来るときは来ますし、
小さな揺れだって怪我をする場合があります。


仮に、国が
「大きな地震が来そうだけど不確かだからどうしよう…」と言って発信せずにいて、
やっぱり災害が起これば、
とんでもないことになります。←例えばですよ?

また、安全のために発信したけれども
何も起こらなかった場合…

そのときは
「信憑性の低い情報のせいで怖い思いをした…」と苛立つ前に
「何も起こらなくて良かったね」
「防災意識が高まった」とプラスに考えるのも1つの受け止め方だと思います。


何が言いたいかというと、
情報に真実を求めるのは当然ですが、
そうとは限らないのがこの時代だと思うのです。
私程度の人間が時代語るとか重すぎますけど…

でも、やはりこんな世の中です。

曖昧な情報にいちいち怯えたり怒ったりするのは疲れてしまいます。

でも情報は意図せず入って来てしまった…。
それを処理するのは自分しかいません。

何よりも警戒期間は
常に身の安全を優先し行動してください。


それに限ります。
起こってからでは手遅れになります。

防災グッズ【カセットコンロ】

防災グッズを用意しようとは思ってるけど
まだ具体的にできていなかったり、

防災グッズを用意してるつもりだけど
いまいちリアリテイがなくてパッとしない。
という方も多いかと思います。


情けない話ですが、
わたしは完全に北海道は大丈夫という
平和ボケでなにもちゃんとできていませんでした。



そんなわたしが真っ先に叫んだ欲しいものは
カセットコンロとガス です。

IHのため電気が無いとお手上げでした。
また、電気がないとガスを点火できなかったというお家もあったようです。


カセットコンロさえあれば
ご飯が炊ける、お湯を沸かせる、と無敵です。


ちなみに、いつまた大きな揺れが来るかわからないので
火を使うのが怖いということがあります。

わたしは手際が良くないので、
それに備えて2つ用意しました。
1つでご飯を炊き、もう1つでなにかおかずなりを作る。
日常では鍋の時などで使用するつもりで
カップボードに。
もう1つは防災セットに忍ばせておこうと思います。


防災グッズ【ライト】


パワーのあるライトもあると絶対に便利です。

我が家は懐中電灯さえも持っておらず
仕方ないので持ち合わせのライトをかき集めて対応しました。

※現在ライト購入済み、入荷到着待ち中

こどもがまだ小さいこともあり
停電や地震の経験もほとんどないので
怖い思いをさせトラウマにさせてしまうのが
とっても心配でした。

それの対策としてささやかですが、
ダイニング→洗面室→トイレと
我が家のよく使う導線を重点的に照らしました。


どのライトも比較的手頃で入手しやすい
100円均一・3coins・イケアのものです。


そろそろクリスマスグッズも販売されるようになるかと思うので、
これらのライトがより入手しやすくなりますよ!


室内を満遍なく照らすライトは持ち合わせていなかったので、
このような細々としたライトを集めて過ごしました。

これらのライトは昼間のうちにまとめておき、電池が切れていないかなど確認をしていくのも大切です。
我が家は単3の使用が多かったです。
この電池の種類も大切なので確認しなくてはなりません。

防災グッズ【水】


絶対


これは、ケチらず必ず持っておきたいアイテムです。
災害時どのライフラインがダウンするかわかりません。


うちはウォーターサーバーがあったので、
停電時でも保温冷水機能が失われただけで貯水できました。

しかし、転倒する恐れもあります。

幸い我が家ではタンクがカラになってたこともあり重心が低く倒れませんでしたが、友人宅では水浸しになったそうです。

ウォーターサーバーをお持ちの方は
そのリスクも忘れないようにしましょう。



現在は、余震や万が一の本震に備えて
ダイニングテーブルでサーバを支えています。

そして断水時のために
とりあえずお風呂に水をためましたが…。
飲む予定もないし、それで皿を洗う予定も…ない(なんとなく雑菌とか気になって…)
じゃぁ他に何につかう?と疑問になったので
後々使い道を調べると、

大地震の後などは配管が壊れている可能性もあるので
災害用トイレを使用する方がいい

という話がありました。


大雨や地域の点検などによる断水などであればいいのかな…まだ分析不足です。


また、今回水をためて不安になったのが
子供が誤って転落しまったら…
ということで
鍵も常にかけてました。


この件に関してはもう少し勉強が必要そうなので、
調べた上で災害用トイレも色々考えていこうと思います。


最後に。

防災意識を常に100%で暮らすのは
なんのために暮らしてるのかわからないくらい窮屈で自由度が低いと思います。
実際そうゆう方いらっしゃいますかね。
だとしたら心労が心配です。


それを万が一に備えるのが
防災グッズや防災セット。


自分の住む環境に起こり得る災害をイメージし、
それに沿って過去の震災で似ている環境で被災された方の意見はとてもためになります。


私の住む地域は海も山も川もなく、
津波や氾濫や土砂崩れの可能性は限りなく低いです。

考えられるとすれば、
断層のズレによる倒壊、
液状化など他にもあり得る地盤の抱えるデメリット、
また、空港が近いため航空機の墜落、
何が恐ろしいって…これらが冬季に起こったら……


しっかり分析し、
優先度の高いものから1つずつ
根拠に基づいて正確に集めていけば
必ず、いざという時、絶対力になります。


自分が安全にいることで、
家族の身を守ることができます。
家族が安全に過ごせることで
自分に何かあっても助けてもらえます。


何のための防災セットなのか、
うわべではなく、
しっかりと環境やライフスタイルと向き合って準備することを
伝えさせていただきます。


とても長くなりました。

これでも伝えたいことは書ききれておりません。
どうか、みなさまの住む街がいつも美しくこどもの笑顔が絶えない
素敵な姿を失うことがありませんように。


最後までお読みくださり
ありがとうございました。


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