医療保険の三大疾病払込免除特約は必要?決める際のポイントを解説

医療保険の加入を検討する際に主に気になるのは、どんな状態のときにいくら支払われるのかなど、保険金の受け取りに関する部分ですよね。ですが、もし三大疾病と言われるような大きな病気になって今までと同じように働けなくなったら、その後の保険料の支払いはどうすればいいのか、というところもしっかりと考える必要がある部分です。たいていの医療保険には払込免除特約というものがあり、これは万一の時に保険料の支払いの負担をなくしてくれるものです。では、医療保険の三大疾病払込免除特約とはどんなものなのか? つける必要があるのかどうかを確認してみましょう。

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医療保険における三大疾病とは? 保険料払込免除特約とは?

三大疾病とは「ガン・急性心筋梗塞・脳卒中」のことを指します。三大疾病は現在の日本人の死因ワースト3位に入っており、死因の約55%を占めるほど、かかる可能性の高い病気です。

そしてこの三大疾病が原因で治療する場合、他の病気に比べて入院が長期化することが多く、医療費が高額になりやすいと言われています。

1. ガン
日本人の死因ワースト1がガン。死亡数・死亡率の高い病気です。体のさまざまな場所にできる可能性があり、罹患率は年々上昇していて2人に1人がかかると言われています。今や他人事ではない病気です。

2. 急性心筋梗塞
動脈硬化などにより血管が詰まり、心臓に血液が流れなくなるためその部分の組織が壊死してしまう状態です。死亡率が3割と高い病気です。

3. 脳卒中
脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の3つがあり、脳の血管が詰まったり、破れたりすることで脳の組織が傷害される病気です。脳卒中は三大疾病の中でも特に入院が長期化しやすい病気です。

医療保険における保険料払込免除特約とは?

保険料払込免除特約とは、三大疾病などで所定の状態になった際に、以降の保険料の払込が免除される特約です。保険料を支払わなくて済むうえに保障は受けられる、となるととてもお得に感じるかと思いますが、注意していただきたいのは「所定の状態」が保険会社によって違うことです。

【ガン(悪性新生物)】
ガンと診断されれば対象となるところがほとんどですが、上皮内新生物は対象外となる場合が多く、また申し込みから90日以内の診断は対象外などの条件もあります。

【急性心筋梗塞】
・A社:20日以上の入院+手術
・B社:手術+60日以上の労働制限
など保険会社によって違いがあります。

【脳卒中】
・A社:60日以上の神経学的後遺症
・B社:20日以上の入院+手術
こちらも上記のように対象要件がさまざまです。

入院すれば払込免除になると思っていたのに、実際は入院日数が足りなくて保険金が下りなかった、ということもあります。医療保険を選択する際に保険料払込免除特約をつける時は、「所定の状態」がどのようなものかしっかり確認するようにしましょう。

払込免除特約はつけた方がいい? 決めるポイントは?

では、医療保険を検討するに当たって保険料払込免除特約はつけるべきなのかどうか、決める際に確認しておきたいポイントについて説明していきます。

主契約の保険料はいくらか?

そもそも払込免除特約は、三大疾病にかかってしまった時に、高額な医療費がかかる、また収入が減少してしまう中で、保険料の支払いが厳しくなったときのためのものです。

主契約の保険料が1万円を超えるような医療保険の場合は、保険料の支払いが困難になる可能性もありますが、1,000~3,000円くらいの保険料であればそこまで負担は大きくないので、特約をつけていなくてもそれほど困ることはないと言えるでしょう。

保険料の払込期間はいつまでか?

三大疾病にかかる年齢は、多くが60歳以降です。これを考えると、60歳払済型の医療保険の場合は、払込免除特約の対象になったときにはすでに保険料を払い終えていた、となる可能性が高いです。

払込期間が終身の場合は、収入が年金だけの状況などで三大疾病になると医療費だけでも負担が大きいので、保険料が免除になる特約はつける価値があると言えるでしょう。

特約の保険料はいくらか?

払込免除特約の保険料は20~40代であれば月額100~600円ほどですが、60代以降になると数千円となる場合もあり、決して安い金額ではありません。

それでも数年~10数年保険料を払えば免除の対象になる可能性もある、という考え方もできますので、貯金があまりないという方は検討されてもよいかもしれません。

払込免除特約をつけた方がいい人、つけなくてもいい人

では実際に払込免除特約をつけた方がいいのか、つけなくてもいいのか、状況別にシミュレーションしてみましょう。

ケース1

●35歳独身、主契約1,850円終身タイプの医療保険、三大疾病払込免除特約250円で、70歳の時に三大疾病にかかり、80歳まで生きた場合

【特約をつけていた場合の保険料】
2,100円×12カ月×35年=882,000円

【特約をつけていなかった場合】
70歳以降も保険料を払い続けることになり、保険料全額で1,850円×12カ月×45年=999,000円、差額は117,000円になります。

支払った合計金額でみると、特約をつけておいた方が結果的にはお得になりますが、万一早い年齢で三大疾病にかかってしまっても、独身であること、主契約の保険料が安いことから、保険料を払い続けることがそこまで負担になることはないと思われます。

月々の支払いを抑えたい方は無理に特約をつけなくてもいいと言えるでしょう。

ケース2

●45歳既婚男性、主契約2,900円終身タイプの医療保険、三大疾病払込免除特約500円で同じく70歳の時に三大疾病にかかり、80歳まで生きた場合

【特約をつけていた場合の保険料】
3,400円×12カ月×25年=1,020,000円

【特約をつけていなかった場合】
70歳以降も保険料を払い続けることになり、保険料全額で2,900円×12カ月×35年=1,218,000円、差額は198,000円になります。

年齢が高いほど特約保険料も高くなりますが、その分支払う期間も短くなりますし、主契約の保険料も高い分払込免除になった際に免除される金額も大きくなります。既婚者の場合は配偶者の生活費やお見舞いの際の交通費なども必要ですので、保険料の負担がなくなるのは助かりますね。

上記のように、70歳頃に払込免除になればおおむねお得になりますが、生涯三大疾病にかからない方もいますし、逆に20代でかかってしまう方もいますので、それによって結果は変わってきます。病気にかかるかどうかはわからないからこそ悩むところではありますが、特約保険料が数百円というくらいの金額であれば、付帯を検討する価値はあるのではないでしょうか。

万一のときに役立つ! メリットが多い三大疾病払込免除特約

医療保険ではついもらえる方のお金にばかり気を取られがちですが、支払う保険料も何十年と積み重なると大きな金額です。

小さな負担で大きな利益を得られる可能性の高い払込免除特約は、なかなかメリットのある特約だと言うことは間違いありません。ご自身の家計の状況などと照らし合わせながら医療保険を検討してみてくださいね。

■プロフィール

清水みちよ
学生時代にアジア滞在中、現地で感染症を患い生死をさまよう。奇跡的に生還するも保険の大切さを痛感し、卒業後は保険の代理店窓口等で働く。趣味は懲りずにアジアの発展途上国を訪れて刺激をもらうこと。犬好きのアラフォー女子。


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