自動車保険の満期っていつ?保険の契約更新で失敗しないために大切なこと

自動車保険に満期があるのをご存知でしょうか。実は自動車保険は一度加入するとずっと契約が継続するわけではなく、保険期間が設定されていて「契約期間が終了する日=満期」が到来すると契約は終了します。もし満期が到来しても契約更新しなければ、自動車保険は解約されるのです。初めて自動車保険に加入する場合、自動車保険の満期について理解できていない方も多いでしょう。そこで今回は、自動車保険の満期の基本、さらに自動車保険の満期で失敗しないために大切なことを解説します。

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自動車保険の満期

まず初心者のために、自動車保険の満期の基本的なことから解説していきます。

自動車保険の満期はいつ?

自動車保険の満期とは契約期間が満了する日のことです。複数年で契約することはまれで、加入後1年が経過すると満期が到来します。満期になっても更新しなければ、自動車保険は解約となるので、年に1回更新手続きが行う必要があると覚えておきましょう。

自動車保険の満期のお知らせ方法

自動車保険の満期は年に1回やってきますが、忘れてしまったらどうしようと不安な方もいるでしょう。その点は心配しなくても大丈夫です。保険会社から「満期のお知らせ」あるいは「更新のお知らせ」があります。このお知らせは通知書が郵送されてきたり、メールが送信されてきたりする場合がほとんどです。

代理店型の自動車保険に加入している場合は、代理店の担当者から電話で連絡があるケースもあります。ほとんどの保険会社が、満期の2~3カ月前とに通知書を送付したり連絡したりしてくるようです。

自動車保険の満期前にするべきことって何?

自動車保険は満期が到来したからといって、自動車保険に加入しないわけにはいきません。とはいえ自動車保険に加入すると保険料が毎年発生するので、できるだけ安く抑えたいでしょう。そこで、満期前に自動車保険を更新するか見直すかを検討します。

現在加入している自動車保険と他社の自動車保険を比較して、保険料を安くできるかを見極めるには、満期前がベストタイミングです。自動車保険の満期前には、更新と見直しのどちらを選択するのか真剣に検討してみましょう。

自動車保険の更新で大切なこと

ここでは、自動車保険の更新で失敗しないために大切なことを説明します。

自動車保険を更新する際に注意すべき点

自動車保険の更新は満期までに手続きをする必要がありますが、更新する際に注意すべき点があります。

①更新を忘れると不利益がある

自動車保険の更新は年に1回なので、更新手続きを忘れそうになることもあるでしょう。もし更新し忘れると事故を起こしても補償されませんし、等級の引き継ぎができず保険料が高くなることもあります。

②更新時に補償内容を確認する

自動車保険のメインの補償内容は、賠償・傷害・車両です。賠償は、相手を死傷させた場合の対人賠償とモノを壊してしまった場合の対物賠償に分類されています。傷害は、運転者(自分)や同乗者などの傷害が補償の対象で、自分の過失の有無と関係なく補償されるのが特徴です。車両は契約している車両の事故に限定されず、あらゆる修理が補償対象となります。

更新する際には現在の補償内容を確認し、自分や家族の環境、自家用車の価値などを考慮して、自分に最適な補償になるように見直すことが大切です。

③特約の条件を変更する必要があるかを確認する

自動車保険には、運転する人の年齢に条件設定したり、運転する人を限定したりする特約があります。これらの特約には保険料を安くできるメリットがありますが、補償される範囲は狭くなるので注意しましょう。子どもが免許を取得したり、同居の家屋が増えたりすると、特約の条件を変更する必要があります。自動車保険を更新する際には、特約の条件を変更する必要があるかを確認しましょう。

自動車保険は自動更新ができる

満期前に自動車保険を更新すると決めていたら、自動更新の手続きをしておくこともできます。ほとんどの保険会社で自動更新できる特約を用意しているので、特約が付いていれば保険会社へ連絡しなくても更新可能です。

自動車保険に加入するときに、自動更新の特約を希望して付ける場合もあれば、自動車保険に自動更新の特約が付いていることもあります。

なお自動更新を設定すると、更新手続きをする必要がなく、更新を忘れることもありません。一方、補償内容や不要な特約を見直して保険料を節約する機会を失うデメリットがあります。それらの点を考慮して、自動更新にするかどうかを判断しましょう。

更新するのを忘れた場合はどうすればいい?

自動車保険の更新は年に1回なので、うっかり忘れてしまうということもあるかもしれません。満期までに更新をしなければ自動車保険は解約となり、等級は引き継ぎがれなくなります。

ただし、ほとんどの保険には救済措置があるので、まずは保険会社や保険代理店へ連絡しましょう。保険会社により多少の差はありますが、満期より1週間~30日経過している場合なら救済されます。その場合、契約は満期日まで遡って有効となり、等級の引き継ぎも可能です。

自動車保険の満期の見直しについて

現在の自動車保険の保険料が高いと思っている場合、満期は見直しをするには最適なタイミングです。更新する場合とは違ったポイントがあるので、ここでは自動車保険の見直しについて解説します。

なぜ満期に伴う保険の見直しが大切なのか?

ご存知の方は多いと思いますが、どこの保険会社でも自動車保険の保険料が同じということはありません。保険会社が変われば、自動車保険の保険料も変わってきます。毎年のように満期はやってきますが、何も考えずに更新していると無駄に高い保険料を払っていることもあるのです。

無駄な保険料を払わないようにするためには、保険内容の見直しだけでなく、保険会社を変えることも考える必要があります。

また、定期的に保険を見直すことで、自分や家族の状況に最適な補償を受けられるのです。自動車保険の見直しをするには、満期は絶好のタイミングのひとつといえます。

満期以外のおすすめの保険見直し時期とは?

満期以外にも自動車保険を見直すのに最適な時期はあります。以下で紹介するタイミングで、自動車保険を見直してみてください。

①子どもが免許を取得したとき

運転者の年齢条件を自分に合わせている場合、子どもが運転免許を取得すると、子どもの年齢に合わせる必要があります。年齢条件を変更しないと、子どもが運転して事故を起こすと補償されないので注意しましょう。

②車を使う人が減ったとき

家族で車を使う場合は、一番若い運転者に合わせて年齢条件を設定します。もし車を使う人が減った場合、年齢条件について見直しをすると保険料を大幅に安くすることも可能です。

③車を使う目的が変わったとき

車で通勤していた人が、勤務先が変わって車を使わなくなることがあります。契約車両の使用目的を「通勤・通学」から「日常・レジャー」へ変更すると、保険料を大幅に節約することが可能です。

④ゴールド免許を取得したとき

運転免許の更新時に、過去5年以内に無事故・無違反の優良ドライバーにはゴールド免許が与えられます。ゴールド免許を取得したドライバーは「ゴールド免許割引」を利用することが可能です。ほとんどの保険会社が導入している制度ですが、割引適用を受けるためには保険会社へ告知する必要があります。

⑤新車を購入したとき

新車を購入して契約車両を入れ替えて車両保険を付けると、保険料が高くなることがあります。一方で、新車割引を採用している保険会社と新たに契約すると、保険料を安くすることも可能です。新車割引が適用されるのは、新しい契約車両が初めて登録されてから25カ月以内となっています。新車を購入する際には、他社の見積もりを取って自動車保険を見直してみましょう。

満期前の保険見直しにおけるポイント

満期前に自動車保険を見直す場合にも、いくつかのポイントがあります。見直しの際には、以下で紹介するポイントを確認してみてください。

①自分に最適な条件か

自動車保険に初めて加入したケースや親から保険を引き継いだケースでは、必ずしも自分に最適な保険になっていないことがあります。まずは保険証券を見て、基本的な保険内容について確認しましょう。チェックするポイントとしては、補償範囲がどうなっているか、補償される金額はいくらかです。

②条件や補償の範囲

ライフスタイルが変化する車の利用状況も変化するので、現在の条件や補償の範囲が最適かどうか見直しましょう。チェックするポイントは「使用目的」「年齢条件」「運転者条件」「走行距離」です。

③割引制度の利用

自動車保険の見直しをすると保険料を安くできることがありますが、各種割引制度を利用することをおすすめします。以下の割引制度は、他社から乗り換えの場合に利用可能です。

●等級引き継ぎ
家族間で等級を引き継いで保険料を安くすることができます。

●インターネット割引
インターネットを利用して見積もりと契約をすると、割引を受けられます。

●早期割引
満期直前ではなく、数ヶ月前に見積もりや契約をすると、割引を受けられます。

●証券不発行割引
保険証券を発行しないで契約すると、割引を受けられます。

忘れがちな自動車保険の満期! よく確認して、見直しの機会にも役立てよう

自動車保険の満期は年に1回なので、うっかり更新するのを忘れてしまうことはよくあります。満期の2カ月くらい前に更新するかどうかを検討すると、満期忘れを防止できます。もし更新月が近いのであれば、自動車保険を見直して保険料を安くする絶好のタイミングなので、保険見直しも検討してみてください。

プロフィール

宮迫修三
FP3級。独立系FPとして資産運用を中心にコンサルティング活動。ウェブメディアで保険関係の記事を多数執筆。

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