医療保険には睡眠時無呼吸症候群と診断されても入れる?加入の条件

睡眠時に呼吸が止まるという睡眠時無呼吸症候群。いびきが激しくなったら要注意といわれている病気です。軽視できる病気ではなく病院での治療も必要になりますが、その際医療保険を利用することができるのでしょうか。また、医療保険に入っていない人は診断された後でも加入することができるのかも気になります。睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気なのか、そして医療保険の利用可否と加入ができるのかについても見ていきましょう。

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睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気? 医療保険に悩む方へ

睡眠時無呼吸症候群の兆候とは?

睡眠時1時間に5回以上呼吸が止まるのが睡眠時無呼吸症候群ですが、この病気に気づくのはある症状が出るためだといわれています。それは「最近いびきが急に大きくなった」というものです。家族から指摘されて気付く人も多いようです。次に「昼間の眠気が強くなった」という症状もあります。

夜間に十分に眠ったはずなのに日中非常に眠いのならば、睡眠時無呼吸症候群を疑ってください。

こんな人は要注意! 睡眠時無呼吸症候群のリスクが高い人

睡眠時無呼吸症候群にかかりやすいといわれている人が「肥満の人」です。肥満の人は腹部だけでなく喉の周りや舌にも脂肪が付いている場合があります。睡眠時筋肉の力が弱まったときに喉や舌が気道をふさいでしまう可能性があるのです。また、顎が小さい人や首が太い人もリスクが高いといわれています。

また女性は加齢によるホルモン減少でいびきが増え、結果として無呼吸状態になる人もいるようです。

睡眠時無呼吸症候群はどうして怖いの?

睡眠時無呼吸症候群が怖いのは、呼吸が止まり酸素が身体に行き渡らなくなることから合併症にかかる危険性が高くなるためです。合併症の例としては高血圧・狭心症・心筋梗塞などがあります。

よく睡眠が取れないことによる睡眠不足も心配です。昼間の仕事や作業、運転にも支障をきたすかもしれません。

もし自分が睡眠時無呼吸症候群だと思ったら、早めに病院で診断を受け治療を開始するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群の治療と医療保険の給付

病気になって治療を受ける場合、いくら公的医療保険があるとしても金銭面の負担は避けられません。このようなときの助けになるのが、民間保険会社の医療保険ですが、睡眠時無呼吸症候群の治療のときに医療保険の給付はしてもらえるのでしょうか。睡眠時無呼吸症候群の治療方法と共に見ていきましょう。

睡眠時無呼吸症候群はどうやって診断する?

睡眠時無呼吸症候群の一般的な診断方法には「問診」「睡眠ポリグラフィー検査」があります。睡眠ポリグラフィー検査とは専用の器具を身体に装着して一晩過ごし、その間の睡眠状態を見るというものです。この検査で睡眠時の脳波、眼球の動き、呼吸の状態が分かります。

睡眠ポリグラフィー検査は自宅で行えますが、より詳細に診たいというときは1泊入院して検査を行うこともあります。

軽症から重度まで、治療方法にはどのようなものがある?

睡眠時無呼吸症候群と診断された後ですが、軽症ならば生活指導と就寝時にマウスピースを装着し咽頭を広げるという治療が選択されます。症状がもっと重い場合は経鼻的持続的陽圧呼吸療法という治療を行います。就寝時にマスクを装着し、鼻から空気を送り込み気圧を気道に送り込むというものです。これらの治療は入院ではなく、自宅で行えます。

耳鼻科手術をすることもありますが、これは重度の場合です。

睡眠時無呼吸症候群の治療で医療保険は使える?

気になるのが、これらの治療の際に医療保険が給付されるのかですが、治療を伴う検査入院をするならば「入院給付金」の請求ができます。ただし、現在入っている医療保険が「入院1日目から給付」となっているかを確認してください。かなり以前の医療保険の中には「5日以上の入院で給付」という商品もあります。その場合は1泊入院では給付されません。

また耳鼻科手術をした場合ですが、医療保険の「手術給付金」の請求が可能です。

医療保険の給付対象にならないのは、入院も手術もせず通院のみで治療を行う場合です。

睡眠時無呼吸症候群の人は医療保険に加入できる?

すでに医療保険に入っている人はいいのですが、睡眠時無呼吸症候群と診断された後に医療保険に入りたい場合、加入はできるのでしょうか。

誰でも入れる? 医療保険に加入できる条件

医療保険に加入するためには「健康状態の告知」の必要があります。その中には過去5年間に継続した通院があるかを問うものもあります。睡眠時無呼吸症候群の治療は短期間では終わりません。そのため、この告知事項に該当する可能性が非常に高くなります。

健康状態に問題があるとみなされたら医療保険に入ることができる見込みは少なくなるでしょう。

睡眠時無呼吸症候群でも医療保険に加入できる方法

健康状態の告知のため医療保険に入れない場合ですが「引受緩和型医療保険」という選択肢があります。

引受緩和型医療保険とは申し込み時の健康告知がとても少ない医療保険です。具体的に健康状態で質問されるのは以下の項目です(※保険会社によって若干の違いがあります)。

●現在入院中ではないか、もしくは入院・手術をすすめられていないか
●過去2年間に入院・手術をしていないか
●3カ月以内にがんなどの診察・検査・治療・投薬を受けていないか
●過去5年間、がんや脳卒中で入院や手術を受けたことがあるか

これらの項目に該当しなければ睡眠時無呼吸症候群の人でも医療保険に加入できる可能性があります。

引受緩和型医療保険の注意点

コマーシャルでも「病気がある人も入りやすい」と宣伝している引受緩和型医療保険ですが、気を付けないといけない点がいくつかあります。1つ目は「保険料の高さ」です。ある保険会社の例ですが、40歳男性で1日当たりの入院給付金を5,000円に設定した場合、通常の医療保険の保険料は2,187円です。ところが引受緩和型医療保険になると、保険料は3,460円と大幅に高くなります。これから何年も支払う保険料です。本当にずっと支払えるのかを考えてから加入手続きを行ってください。

2つ目の注意点ですが、加入時点で治療している病気の告知漏れがあると給付金支払い対象にならない点です。睡眠時無呼吸症候群の告知をしていなかったばかりに合併症である心筋梗塞の入院給付金を受け取れないというケースもあります。告知書の病歴欄は漏れなく記入するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群は「病歴」になるため、医療保険にも影響あり

睡眠時無呼吸症候群は入院の必要はないまでも、通院での治療は必要な病気です。それでも「病歴」には入るため、医療保険に加入できない可能性も出てきます。

病気があっても加入しやすい引受緩和型医療保険という選択もできますが、「告知漏れがあると給付金が出ないこともある」「通常の医療保険より保険料が高くなる」というデメリットがあることにも留意してから加入を検討してください。

■プロフィール
田尻宏子
2級ファイナンシャル・プランニング技能士。2016年からライター活動中。以前は複数の金融機関で勤務。その頃培った知識を元に「よく分かる金融情報」をお届けしています。


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