リノベーションのためのフローリング材の選び方知ってる?

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生活空間を一変させるフローリングのリノベーション

古くなった家屋のリノベーションで、圧倒的に需要が多い分野が床の張替えです。それは、痛みが激しいための修理修復というよりも、もともと畳敷きの生活が一般的だった日本の家屋が、現代のライフスタイルに合わなくなってきたため、別のフローリングに改修したいという事例が多いからです。

フローリングを変えることは、日常生活の風景をも一変させる大きな変化になります。適切なフローリング材を選ばないと、逆に生活しづらい空間になることもしばしばあります。リノベーションにあたって、フローリング材は単に内装の好みの問題で考えるのではなく、生活スタイル全体を見渡しながら、後悔しない適切な選択をすることが大切です。

無垢の板材

板間にするフローリングで、もっとも純粋なスタイルです。無垢の板そのものをフローリング材として張るケースです。無垢材のメリットは、重厚で、天然素材特有の肌触りが楽しめ、経年にしたがって風合いが出てくることにあります。また材料としてもっともシンプルなため、後年の修理が容易であることもあります。

いっぽうデメリットして、単層の生木であるため伸縮しやすく、反り返りが起こりやすいことです。しかし建築用に加工された一般的な材では、表面をコーティングしてあるものが多く、通常の温湿度変化の範囲での使用には支障ありません。また価格が高くなるのもデメリットです。

積層材

集成材や合板の上に化粧板を貼ってつくったフローリング用の板材です。積層材を用いたフローリングは、無垢材のような反り返りの心配はほとんど軽減されていて、通常は無垢材よりもローコストであるという利点があります。また化粧板は最初から水分に対する抵抗力をもたせたコーティング加工が施されているため、キッチンやリビング、廊下などさまざまなお部屋に適合します。掃き掃除や水拭きも楽なため、現代の住宅でもっとも一般的に用いられているフローリング材です。

デメリットとしては、部分的な損傷があった場合に、同一の製品がないと修理しづらいことがあります。注意点としては接着剤に含まれるホルムアルデヒドです。近年の製品はかなり減少しましたが、Fマークの多い製品であるかをチェックする必要があります。

プリント板

合板やMDFの表面に、木目調の柄を印刷した特殊シートを張り付けたフローリング材です。廉価な製品の場合は印刷された柄だとはっきりわかるものもありますが、精巧につくられた製品の中にはほとんど印刷だと気付かないものもあります。このフローリング材の最大の特徴はローコストであることです。デメリットとしては、表面がプリントシートであるため、経年でめくれや剥がれが生じやすいことです。

適切な選び方

これらのフローリング材は、表面的な見た目ではあまり差はありません。違いが出てくるのは、手触り感、水ぬれなどへの耐久性、傷のつきにくさ、後年の修理のしやすさ、というケースです。ライフスタイルや使用場所にあわせて適切な選び方を考えたいものです。

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