自動車保険に必要なものとは?加入・更新・乗り換えの手続きで知っておきたいこと

インターネットの普及によって、自動車保険の加入は以前より簡単にできるようになりました。とはいえ、自動車保険に加入するためには、必要なものを用意したり決められた手続きをしたりしなくてはなりません。車を購入しても自動車保険の加入がスムーズにできなければ、保険の開始日が納車日に間に合わないこともあります。

また、初めて契約更新したり乗り換えたりする場合についても、必要なものや手続きを知っておきたいでしょう。そこで今回は、自動車保険の加入・更新・乗り換えに必要なものと手続きについて解説します。

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自動車保険の加入に必要なものと手続き

まずは自動車保険に新規で加入する際に必要なものと、その手続きについて説明します。

自動車保険の加入に必要なもの

●申込書
申し込みをするに際して、契約者の氏名、住所、年齢などのほか、免許書の色や車両情報も記入します。

●免許証
申し込み時にコピーを取るために必要です。

●車検証
申し込み時にコピーを取るために必要です。

●印鑑
印鑑は申込書に押印するために必要になりますが、実印ではなく認印でもかまいません。

加入する際の手続きについて

自動車保険は加入のスタイルの違いにより、代理店型と通販型の2つのタイプがあります。代理店型はカーディーラーや保険代理店を通じて加入する自動車保険で、通販型はインターネットや電話により契約者が保険会社と直接契約する自動車保険です。以下では、代理店型と通販型に分けて加入手続きを説明します。

加入する際の手続き:代理店型

1. 代理店へ出向く
代理店型へ出向いて、自分の要望を伝えます。

2. 代理店からプランの提案・見積もり依頼
代理店から、要望に応えたプランが提案されます。納得できれば契約しますが、そうでなければ、もう一度自分の要望を伝えて見積もりを依頼します。

3. 申込書の記入・契約
提示された見積もりに満足できれば、必要書類を用意して申込書に記入します。記入が完了したら免許証と車検証のコピーを提出します。

4. 保険料の払込・契約完了
保険料の払込が完了し、後日に保険証書が郵送されてくると契約完了です。

加入する際の手続き:通販型

1. 見積もり
保険会社のウェブページ、またはコールセンターで自分の条件に合った見積もりを依頼します。一括見積もりサイトを利用すれば、一度に10社以上の見積もりを取って比較することが可能です。

2. 申込書の請求
保険会社へ連絡して申込書の郵送を請求します。ウェブ申し込みなら、申し込みページで必要事項を入力すれば申し込み完了です。

3. 申込書の記入また入力
申込書が届いたら必要事項を記入してから、免許証・車検証のコピーを添えて保険会社へ送付します。ウェブ申し込みの場合は、免許証・車検証をスキャンした画像を添付して送信するだけです。

4. 保険料の払込・契約完了
書類に不備がなく保険料の払込が行われると、保険証書が郵送されてきて契約完了です。

自動車保険に加入するには時間がかかるの?

初めて自動車保険に加入される方は、手続きが完了するまでどのくらい時間がかかるのか気になるところでしょう。ここでは、代理店型の自動車保険と通販型の自動車保険に分けて加入にかかる時間を説明します。

代理店型の場合

代理店型では、代理店へ足を運んで担当の営業マンとやり取りをします。自分の要望を伝えて最適な提案がされるとすぐに契約できますが、何度か提案と見積もりの依頼を繰り返す場合がほとんどです。また、担当の営業マンに記入した契約書を渡しても保険会社のシステムに入力されなければ、自動車保険への加入は完了しません。担当の営業マンの都合で入力が遅くなることもあります。

以上のような理由から、代理店型は加入するまでに予想外に日数がかかることがあるのです。

通販型の場合

通販型の場合は、申し込みをウェブ上の入力によって確実にその場で完了させることが可能です。代理店型のような営業マンの介入がないので、打合せ不要で余計な時間がかかることなく申し込みが完了します。通販型のようにすべての手続きがインターネットで完了するタイプなら、時間も手間もかからず加入の手続きをすることが可能です。

自動車保険の更新、乗り換えの際に必要なものと手順は

自動車保険の更新に必要なもの

自動車保険の更新の際には、以下のものを用意しておいてください。

●運転免許証
●車検証
●現在の保険証券
●印鑑
●累計走行距離や年間走行距離を記録したメモ

リスク細分型の自動車保険を更新する際には、累計走行距離や年間走行距離を告知する必要があるため、メモに記録して用意しておくことをおすすめします。

自動車保険の更新の手順

1. 更新手続きの案内
満期月の2カ月前に、保険会社から更新手続きの案内が届きます。

2. 更新の手続き
満期月の1カ月前に、更新の手続きを完了します。

3. 更新後の補償スタート
満期日が到来すると、それ以降は更新した契約内容で補償がスタートします。

4. 更新後初めての保険料の支払い
更新した後に、最初に保険料を引き落とすのは、原則として更新したスタート月の翌月です。

なお、自動更新手続きを設定しておくと、更新手続きを忘れても自動更新されるので、補償の空白期間が発生させたくない方にはおすすめです。

自動車保険の乗り換えに必要なもの

自動車保険の乗り換えに必要なものは、更新の場合とほとんど同じです。

●運転免許証
●車検証
●現在の自動車保険の保険証券
●印鑑

乗り換えの手順①:満期をもって乗り換えるケース

1. 新しい保険会社へ申し込む
満期の3~4カ月前から受け付けているので、できるだけ早めに申し込みましょう。新しい保険の開始日は、現在の保険の満期日と同じになるようにして、補償の空白期間が生じないようにします。

2. 現在契約している自動車保険を解約する
現在契約している自動車保険を解約しますが、更新手続きをしなければ満期日をもって契約終了です。保険会社や代理店に連絡しなくても、更新しなければ解約になります。ただし、自動継続を設定している場合は、解約手続きをする必要があるので注意しましょう。

3. 新しい保険の契約完了
新しい保険の契約を申し込んだ後、新しい保険証券が郵送されてきて、保険料の支払いが完了すると新しい保険の補償が開始します。古い保険契約の等級はそのまま引き継がれるのが原則です。

乗り換えの手順②:満期前に乗り換えるケース

1. 現在の保険の解約と新しい保険の加入を同時にする
満期前に乗り換える場合は、現在の保険を解約するための手続きをする必要があります。満期に解約する場合は更新しなければいいだけですが、保険会社や代理店へ連絡して解約することを伝えなくてはなりません。解約日と保険開始日を一致させるのは、無保険状態になる補償の空白期間を生じさせないためです。

2. 古い保険の解約と新しい保険の契約完了
解約日を決めて、保険会社に指定された解約手続きをすれば解約完了です。新しい保険の申し込み後、保険証券が届いて保険料の支払いが完了すると、新しい保険の補償がスタートします。解約日と保険開始日を一致させているので、補償の空白期間が生じる心配はありません。

スムーズな手続きのためにも、必要なものをきちんと準備しておこう

自動車保険の契約をする際に必要なものや手続きは、どこの保険会社でもほとんど変わりません。自動車保険の加入・更新・乗り換えをスムーズに行うために、必要なものを忘れずに用意して手続きを進めていきましょう。

プロフィール

宮迫修三
FP3級。独立系FPとして資産運用を中心にコンサルティング活動。ウェブメディアで保険関係の記事を多数執筆。

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