検証!ウォールステッカーで原状回復できるのか?

ウォールステッカーって剥がせるから賃貸でも原状回復OKと聞きますが、本当に原状回復ができるのかを検証してみました!

※今回は全て貼ってはがせる粘着の弱いシールタイプではなく、転写式のステッカーでの検証です。

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1.転写式とシールタイプの違い

シールタイプのウォールステッカーは、台紙からシールを剥がし、そのまま壁にぺたっとくっつけるタイプです。簡単に貼れて、何度も繰り返し使用できますが、光沢があり、いかにもシールを貼っているという感じがわかってしまう仕上がりです。

<特徴>
○簡単
○繰り返し使用
×剥がれやすい
△見た目

こちらは繰り返して使えることを売りにしているので、原状回復OK!

※長期間使用すると剥がれにくくなる場合もあるので、注意してください。

転写式タイプは、まずは台紙の上のステッカーを、補助フィルムと呼ばれる透明粘着シートに貼ってから、壁に転写します。デザインが細かいため、シールタイプのように手で貼るとシール同士がくっついてしまったり、切れたりしてしまうため、転写タイプが採用されます。特徴としては、とにかく貼ったときのデザインが綺麗で、シールというよりは壁紙のデザインのような美しい仕上がりになります。

<特徴>
○見た目が綺麗
○シールタイプよりも粘着が強い
△貼るのにひと手間かかる
×繰り返し使用できない

こちらは一度きりで、繰り返しの使用はできません。

検証する壁

今回は

1.一般的な賃貸のビニールクロス
2.キッチンの戸棚
3.ペイントを施した壁
4.雨ざらしになる窓の外側

こちらの壁に、ウォールステッカーを貼って、剥がしてみました。

1. 一般的な賃貸のビニールクロス

ビニールクロスの中でも、2種類の壁で検証してみました。両者ともに、あまり力をいれずに剥がすことができましたが、青い壁紙に貼ったステッカーの粘着部分を見ると、まだらに粘着部分が剥がれてしまっています。逆に、粘着部分が壁に残って少しべとついてしまいました。

1か月後
1か月後

ビニールクロスの素材やコーティングの質によっては、このように剥がれ方が変わってきてしまうようです。

2. キッチンの戸棚

こちらは壁紙ではなく、コーティングされた平面なアクリル製の板なので、ぴったりとくっついていて、剥がす時に少し力が入りました。剥がした後は、特に粘着の残りなども見られず、綺麗に剥がれました。

1ヶ月後

3. ペイントを施した壁

1ヶ月後

コンクリートにペイントを施しただけの壁に貼って、剥がしてみました。1ヶ月までは問題ありませんでしたが…

1年後

1年後、壁のペイントが軽く剥がれ、剥がれたペイントもステッカーの裏にべったりとくっついています。剥がす時も、粘着が強いためステッカーが切れてしまい、時間がかかりました。

※ペイントの上にコーディングを施すなどしている場合には、下地の剥がれが少なるなる場合があります。

4. 雨ざらしになる窓の外側

1ヶ月後

意外にも室外に貼りたいという意見の多いウォールステッカー。大雨に直接当たる場所で経過観察しましたが、剥がれてくる様子はありませんでした。剥がす際にも、綺麗にストレスなく剥がすことができました。

ステッカーの裏側も表面と同じ色でできているので、外側に貼っても内側からもデザインがしっかりわかります。

剥がしにくい時の対処法

剥がしにくい時、無理やり剥がすと壁紙まで一緒に剥がれてしまったり、粘着だけが残ってしまったりと、2次災害が及ぶ可能性も!そんなときは無理やり剥がさず、下記方法をトライしてみましょう。

1. ドライヤーで熱を当てながら剥がす
2. 残ったベタベタ部分は、シール剥がしスプレーを使う

ドライヤーを使う方法を動画で紹介しています。カッターなどを使って、ステッカーの端っこを剥がしてから引っ張ると、剥がしやすくなります。

ウォールステッカーの使用期間

ウォールステッカーは壁紙とは異なりますので、長期間の使用を目的としていません。模様替えとして、半年~1年の使用期間をお勧めしますが、長期利用されたい場合は、シールはがしが難しくなる上、壁紙の日焼けやシールの色移りなども発生し、原状回復ができなくなる場合もあります。

原状回復が必要な場合は、数か月に1度はステッカーの状態を確認していただくことをおすすめします。

その他の壁について

壁の種類、場所、環境により、同じウォールステッカーを使用しても剥がれやすさには違いが生じます。今回ご紹介した以外には、下記のような事例がございます。

●浴室→剥がれますが、素材によっては色移りが発生する可能性もありますので、長期間の使用はお控えください。

●壁表面のコーティングが強い壁紙(フッ素コーティングされているような壁紙)→粘着力が弱まる可能性が高くステッカーを貼りつけることが難しい場合があります。

●珪藻土や漆喰などの塗り壁や、表面がザラザしている場所→粘着力が弱まる可能性が高く、また最初からステッカーが貼りつかない場合もあります。

テストしてからの購入がおすすめ!

サンサンフーのウォールステッカーはカッティングシートと同様の素材を使用しています。そのため一般に売られているビニールテープやセロハンテープなどに近い粘着となっていますので、ご不安な場合は、それらが壁に貼れるか、剥がれるかをお試しいただくことをおすすめします。

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