自動車保険は親名義で利用すると、保険料は半分になる!?

免許を取って新しく車を買ったときには、自動車保険にも加入しなければなりません。特に、18歳で免許を取って新規で自動車保険に加入するような場合、年齢も若く、等級も低いことから、年間保険料が20万円を超えることも! そのため、「自動車保険ってこんなに高いのか!」と驚かれる方も少なくないようです。

そんなとき、自動車保険を親名義でうまく利用できれば、保険料を半分以下まで下げられる可能性があります。そこで今回は、自動車保険に加入するなら知っておきたい「親名義で保険に入り、保険料を下げる方法」について解説します。

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自動車保険を親名義で利用して子どもの保険料を安くする方法

車を買って自動車保険に加入する場合、親名義の自動車保険を利用できれば、保険料をかなり下げられる可能性があります。

●親名義で子どもの自動車保険を契約する
自動車保険の保険料は、そのほかの条件が同じであれば、一般的に事故を起こす確率の高い若年層の保険料がもっとも高く、年齢が上がるにつれて保険料が安くなります。

子どもが親と同居していれば、子どもが所有者となっている車の自動車保険を、親名義(契約者・記名被保険者が親)で契約することができます。ただし、自動車保険の契約条件は、車を運転するもっとも若い人の年齢にあわせて設定しなければなりません。つまり、子どもが運転するようであれば、若い年齢条件が適用され、自動車保険を親名義としても保険料は安くならないのです。

セカンドカー割引を活用する

そんなときに活用したいのが、「セカンドカー割引」。同居している親が11等級以上など、一定の条件を満たす別の自動車保険に加入していると「セカンドカー割引」が適用されます。セカンドカー割引が適用されると、通常6等級のところ、7等級からのスタートとなり、保険料が安くなります。

※自動車保険の「等級」とは、事故を起こす(保険が使われる)リスクに応じて、保険料を設定する目安となるものです。1年間無事故であれば1等級上がり(最高は20等級、全労済は22等級)、事故で保険を使えば、1回につき3等級(または1等級)下がります。つまり、等級が高いほど保険が使われていないということ。そのほかの条件が同じであれば、保険料が割安になります。

【年齢条件別 割引・割増率(6等級→7等級・セカンドカー割引適用)】(※1)
・年齢問わず補償:28%割増→11%割増
・21歳以上補償:3%割増→11%割引
・26歳以上補償:9%割引→40%割引

セカンドカー割引の条件

セカンドカー割引は、元の自動車保険の被保険者と車の所有者が、それぞれ新しく契約する自動車保険と同じであることが条件です。ただし、新しく契約する自動車保険が同居する子ども名義であれば、セカンドカー割引が適用される保険会社が多く、その場合には、誰の名義で契約しても保険料は変わりません。

もし、親が「ゴールド免許」であれば、親を記名被保険者とすることで「ゴールド免許割引」が適用されます。この場合には、親名義で契約するほうが保険料は安くなります。

【年齢条件別 ゴールド免許割引率】(※2)
・年齢問わず補償・21歳以上補償:7%割引
・26歳以上補償:12%割引

等級の高い親の自動車保険を引き継ぐ

【等級別 割引率】(※3)
・6F等級(無事故):19%割引
・20等級(無事故):63%割引

6等級と20等級では、保険料の割引率は44%も違います。子どもが新しく車を買って自動車保険を契約する場合、同居している親の自動車保険の等級をもらうことができれば、保険料を下げるための、もっとも効果的な方法となります。(親の等級が高い場合に限る)

これには「車両入替」という方法を使います。

車両入替によって親の自動車保険(等級)を引き継ぐ手順

1. 子どもが新しい車を購入

2. 親の自動車保険の対象を、子どもの車に変更(車両入替)
(車両入替と同時に契約者・記名被保険者を子どもに名義変更すれば、子ども名義の保険となる)

3. 無保険となった親の車を対象として、新規で自動車保険を契約

では、子どもが(18歳)が自分で自動車保険に新規契約する場合と、親名義の保険を車両入替によって引き継ぐ場合。両者でどれくらい保険料が変わってくるのか、実際に試算してみましょう。

●試算条件
・車両:プリウス(型式:ZVW50)/家族限定・年齢問わず補償/免許証の色:グリーン/使用目的:通勤・通学
●主な補償内容
・対人、対物:無制限 人身傷害:3000万円 車両:195万円(一般車両・免責5-10万円)

【子どもが自分で自動車保険に新規契約する場合】
・年間保険料1:497,020円(6S等級)
※運転者を本人・配偶者限定とした場合、467,010円(6S等級)
※親の車を1台目としてセカンドカー割引を適用できる場合、460,100円(7S等級・家族限定)

【親名義の保険(20等級)を車両入替によって引き継ぐ場合】
・年間保険料2:145,290円(20等級)

子どもに自動車保険をあげてしまうので、親は新しく自動車保険に加入しなればなりません。このとき、子どもの車の保険(20等級)を1台目の契約として、セカンドカー割引を適すれば、7S等級で契約できます。

また、親の車は子どもには運転させないことにして、条件を【本人・配偶者限定・35歳以上補償】とすれば、保険料を押さえることができます。

●試算条件
・車両:プリウス(型式:ZVW50)/本人・配偶者限定・35歳以上補償/免許証の色:ブルー/使用目的:通勤・通学
●主な補償内容
・対人、対物:無制限 人身傷害:3000万円 車両:195万円(一般車両・免責5-10万円)

●年間保険料3:96,930円(7S等級)
※もし親の車を同居の子どもが運転する場合には、契約条件を【家族限定・年齢問わず補償】としなければならないため、年間保険料は460,100円(7S等級)

親名義の保険(等級)を子どもが引き継ぎ、親は新規で契約する場合、2契約分の保険料(2+3)は年間242,220円(親の車を子どもは運転しない条件)。子どもが自分で新規契約をする場合、1契約分の保険料(1)が497,020円。もともとの親の保険料を合わせて考えれば、全体の保険料は半分以下で済む計算です。

親名義の自動車保険を利用する際の注意点

親名義の自動車保険を利用することで、子どもの保険料を大きく下げる効果が期待できますが、その際には注意点もあります。

●親と同居、未婚であることが条件
子どもが親名義で自動車保険を契約したり、車両入替や記名被保険者の変更を行って、自動車保険(等級)を引き継いだりできるのは、親と同居している未婚の子どもに限られます。

●補償範囲にちゃんと自分が含まれているか
親と同居している未婚の子であれば、自分の車に親名義で自動車保険を契約できます。その際には、運転者や年齢条件がちゃんと設定されているか、よく確認しましょう。親が記名被保険者となっている契約で、もし運転者が本人・配偶者限定や、自分の年齢より上に年齢条件設定されていると、事故の際に保険が使えず、大変なことになりかねません。気をつけておきましょう。

●親の保険と子どもの保険を交換することはできない
親と子どもですでに車を持っていて、それぞれ自動車保険に加入している場合、車両入替によって、保険(等級)を交換することはできません。車両入替ができるのは、子どもが新しく車を買ったり、親の車を廃車にしたり誰かに譲るなどして、車の台数に変化が生じたタイミングに限られます。

親名義での自動車保険契約や親の等級の引き継ぎができない場合

親名義で自動車保険を契約したり、親の等級を引き継いだりといった方法は、すべての人が使えるわけではありません。

そこで、重要になってくるのが保険会社選びです。どの保険会社を選ぶかによっても、保険料は半分近くまで安くなる可能性があります。

一般的には、インターネット経由で加入する「ダイレクト型自動車保険」は、保険料が割安な傾向があります。ただし、条件によっても有利な保険会社は違ってきます。複数の保険会社で一括見積もりができるサービスなどを利用して、比較してみるとよいでしょう。

親名義の自動車保険を上手に活用!

自動車保険の新規契約は、若い方を中心に、驚くほど保険料が高くなることも……。このような場合には、親名義で契約したり、車両入替によって親の等級を引き継いだりと、親の名義をうまく活用することが、保険料を下げるための有効な対策となります。また、どの保険会社を選ぶかによっても保険料は大きく変わるため、しっかりと保険会社を比較して選ぶことも大切です。

プロフィール

竹国弘城
証券会社、生損保総合代理店での勤務を経てファイナンシャルプランナー(FP)として独立。金融商品を販売しない独立系FPとして、企業の利益ではなく相談者の利益を第一に考え、その場しのぎで終わらない、自分のお金の問題に自分自身で対処できるようになるためのコンサルティングを行う。1級FP技能士。


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