ALCで外壁リフォーム!優れた素材の特徴や注意点をご紹介

今回は、住宅のALC外壁リフォームについて、方法や選び方をくわしく紹介していきます。住宅をはじめとする建造物の外壁材として広く使われているALC。さまざまなメリットを持ち、強度や耐久性にも優れているので、外壁リフォームを考えている方は、ALCも考慮に入れてみてください。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 5630
  • 2
  • 0
  • いいね
  • クリップ

ALC外壁とは

新築時にALC外壁を施工された方は、施工業者さんから「軽くて頑丈で、断熱性がいいですよ」と説明を受けたかもしれません。しかし、どんな素材から作られた建材かはよく知らない、覚えていないという方もいるでしょう。

ALCとは「Autoclaved Lightweight Concrete」の略称です。つまり「軽量な発泡コンクリート」という意味です。軽く頑丈で、高い断熱性があるほか、耐火性にすぐれるという特徴もあります。国内では「ヘーベル」「シポレックス」「クリオン」などの商品名で生産・販売されています。この商品名を聞いて「ウチはALC外壁だったのか!」と気づく方もいるかもしれませんね。

ALCパネルの特徴

ALCパネルには、以下のメリット・デメリットがあります。

ALCパネルのメリット

ALCパネルには、網状に鉄筋が入っているため、強度にすぐれ、重量が軽く住宅そのものの耐震性を高めることができます。また、断熱や調湿にも優れています。

ALCパネルのデメリット

ALCパネルは発泡素材のため、表面は衝撃に弱いという欠点もあります。また、水分を吸いやすく乾燥も早いため、表面にしっかり防水加工をしなければ、早期に劣化や剥がれを招く可能性もあります。

ALC外壁リフォームの方法とポイント

ALC外壁のリフォーム方法は以下の通りになっています。

塗り替え

ALC外壁材表面の塗装をやり直す方法です。素材の劣化や傷みがなければ、ほぼこの方法でリフォームできます。ただし、安価な分だけ短期間でのメンテナンスが必要になるため、外壁材の実際の状態をしっかり見きわめて、塗り替えで済ますか、それ以上のリフォームが必要か、慎重に検討することが大切です。

張り替え

外壁材全体に大きなひびや割れがあるなど、住宅そのものの強度に影響するような傷み・損傷があれば、パネルの張り替えを行う場合もあります。ただ、全面の張り替えを行うケースはよほど傷みのある場合に限られ、表面補修を目的とした部分的なメンテナンスで済む場合も多くあります。

シーリング部分のリフォーム

実は、ALC外壁にはシーリング部分のリフォームがとても大切です。ALCには、浸水しやすいという特徴があるため、新築時から目地のすき間対策は重点的に行っておく必要があります。また、ALCの場合は、目地部分もシーリングの上に塗装されている場合が多くなります。そのため、無塗装の樹脂サイディングなどと比較するとメンテナンスのサイクルは長めになる傾向があります。とはいえ、まめに点検を行って目地部分の劣化が始まっていないか確認することは大切です。逆に、シーリングのメンテナンスをきちんとしていればALC外壁の持ちをより長くすることが可能となります。

おわりに

いかがでしたか?頑丈で長持ちするといわれているALC材ですが、欠点もありメンテナンスには気を配る必要があることがわかりました。「一括見積サービス」をうまく活用して信頼できる施工業者さんを見つけましょう。

もっと具体的なリフォーム・リノベーション費用について知りたい方は、厳選された複数リフォーム業者での価格見積もりを無料で徹底比較できる、リフォーム料金一括見積もりサービスをお気軽にご利用ください。

  • 5630
  • 2
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

LIMIA 住まい部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア