にぎにぎでサビサビに?100均×塩ビ管のサビ塗装テクを伝授☆【DIYレシピ/rkmama】

さわやかな男前インテリアで話題のDIYクリエイター、rkmamaさん。流木リメイク作品が有名ですが、もう一つ欠かせないリメイク技を実はもっているんです。それが「サビサビ塗装」。インダストリア感の完成度を高めるために必要なテク。今回は「サビサビ配管ペイント」を中心に、流木を使った「壁掛けペン立てフック」にチャレンジしていきましょう!

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秘伝! rkmamaさん流サビサビ塗装を特別公開☆

photo by Nobuo Yano
ペン立てフック。なんと配管のサビ部分は全て塗装で表現。画像左の缶のサビは本物。

インダストリアル風インテリアの”肝”となるアイテムのひとつが、配管パーツ。今や多くのDIYクリエイターが活用しています。軽い塩ビ製のものからスチール製、アルミ製など多彩な素材がありあす。お店で売っている配管パーツは当然ながら新品。塩ビ製であればグレー、金属製であれば光沢のある地金そのままの色。そのまま使用したのではインダストリアルな風合いが出ない…。そこで、錆び付いた風合いを出すための、様々なDIYテクニックに皆さん、チャレンジしています。

もちろんDIYクリエイターそれぞれ違った技や個性をもっていますが、rkmamaさんの場合はかなり本格的! サビ具合が軽度なものから重度なものまで、サビサビ感を再現する独自の塗装テクニックを持っているのです。しかも、ある身近なモノを使うのがコツ、とのこと。
誰でも使えるテクニックを使い、さらにrkmamaさんお得意の流木も使って壁掛けできるペン立てを制作してもらいました。

用意するもの

photo by Nobuo Yano

□材料など
●エルボ型の塩ビ管パーツ(塩ビ製×3)
●天然流木(細長いもの)
●錆びた缶
●針金

★☆rkmamaさん・ワンポイントアドバイス☆★
ペンを立てるために塩ビ管はくの字に曲がった「エルボ型」を使用します。加えて今回は本物のサビの入った缶も盛り込んでいきましょう!

photo by Nobuo Yano

□道具
●アクリル絵の具(黒/ゴールド/茶)
●ラッカースプレー
●絵筆
●ポリエチレン手袋


★☆rkmamaさん・ワンポイントアドバイス☆★
アクリル絵の具はサビ塗装に使用します。そして、ポリorビニール手袋を使うのが唯一最大のコツなんです。100均で買えるものでOKです。

1/ビニール製手袋をパレット代わりにして、手の平で色を作る

photo by Nobuo Yano

まずは、ポリ手袋を左手に装着、パレット代わりに手の平に絵の具をのせていきます。

3色を丁度いい具合に混ぜていきます。茶色を基本色として、黒とゴールドを少しづつ、というバランスを覚えておきましょう。ちなみに、rkmamaさんが使用している手袋はこれまで何度か使用しているポリ手袋。キレイに塗装するのではなく、固形サビが付着していたり、かすれている感じを出すのが目的なので、あえて何度も使った手袋を使う方が風合いが忠実に再現されて良いそう! まさに、魔法の手袋です!

2/筆で馴染ませたら”にぎにぎ”。ランダムな風合いを出す

photo by Nobuo Yano

絵の具を手のひらに出したら、あえてまだらになるように軽く絵筆で馴染ませていきます。さて、ここからが重要ポイント・その1! 馴染ませた絵の具を手のひら全体に馴染ませるために、適当に”にぎにぎ”します。

photo by Nobuo Yano

自然な錆びの風合いを出すために、あえてざっくりとにぎにぎするのがコツ。きっちり握り過ぎるとキレイに混ざり過ぎて自然な感じが出ません。あくまでも”適当に”を心がけましょう!

さらに重要ポイント・その2は、にぎにぎした後に少しだけ放置して絵の具を半乾燥させること。これも固形やカスレなど、錆びの自然な風合いを再現するために必要な手順なのです。

★☆rkmamaさん・ワンポイントアドバイス☆★
3色すべてを混ぜてしまうと、錆びの進み具合が出ません。様子を見ながら、適当加減を見つけてみてください。

3/軽度のサビを筆を使って再現する

photo by Nobuo Yano
配管の縁や継ぎ目など、サビが出やすい場所を念入りに塗装するとリアル感がUP。

いよいよペイントです。最初は軽いサビ具合の再現から。軽いサビは筆を使ってかすれさせて表現します。ここでのポイントは配管の縁や継ぎ目など、実際に水が溜まってサビが出やすい部分に帯状に塗ること。塩ビ管の水の通り道を具体的に想像しながら塗るとそれっぽくなります。ここは全体のイメージを形付ける大事な部分ですので、リアルさ重視で繊細に塗っていきましょう。

photo by Nobuo Yano

★☆rkmamaさん・ワンポイントアドバイス☆★
配管の口部分や継ぎ目、角度が付いた部分や凹み…。サビが出るだろうなあ、と思われる部分に、水が伝って流れている様子をイメージして塗ると上手に再現できると思います。どういう風にサビが浮くのかイマイチ分からないな、という人は散歩の途中などに、自宅の裏などにある配管などを観察してみましょう。「どんな部分がサビ付くのか」をイメージするのが上手く塗るコツですよ!

4/重度のサビを再現するために、大胆に”にぎにぎ”

photo by Nobuo Yano
絵の具がついた手袋のまま塩ビ管を握り、絵の具を付着させていく。

次は、重度のサビを再現。軽度のサビ塗り再現では繊細な作業が大事でしたが、ここからは打って変わって大胆に! 絵の具の乗った手の平で、配管自体を文字通り”にぎにぎ”していくのです。なんて大胆! 

ここに至るまでに手のひらに乗せた絵の具はいい具合に固まり始めているはず。固まった絵の具を配管に付着させるイメージでにぎにぎすると、完全にくっついて、固形となった重度のサビが再現できるのです。

にぎにぎのコツは、軽度のサビ塗装と同じように、サビやすいと思われる箇所を中心に握っていくこと。たとえば、縁部分をつまんでにぎにぎしたり、凹み部分に軽くこすりつけるようににぎにぎしたり…。固形化した絵の具をぺたぺたと貼付けていくイメージでにぎにぎすると上手くいきます。

5/軽度&重度のサビサビ塗装が完了!全体をチェック

photo by Nobuo Yano
左が筆を使った軽度のサビ風塗装、右が手のひらでにぎにぎして再現した重度のサビ塗装。

2種類のサビ具合を塗装で再現できたはず。絵の具の配合を見て、常に調整していくことも大事な作業。もう少しダークさが欲しければ黒を足し、金属っぽさが欲しいな、と思えばゴールドを足してにぎにぎ。ただし、塗装しすぎると、荒々しさが強くなっていますので、全体を眺めて風合いを近付けていくのがいいでしょう。

★☆rkmamaさん・ワンポイントアドバイス☆★
もし失敗したな…と思っても、重ね塗りしちゃえばいいんです。むしろそれがいい風合いになってくるはず。気軽にチャレンジして欲しいですね。

5/サビ塗装した配管を流木に取り付ける

photo by Nobuo Yano
流木と塩ビ管は針金を使って、シンプルに結束する。

塗装が終わったら、塩ビ管を軽く乾燥させます。その間に流木への取り付け準備を。あらかじめ配管の縁部分に空けておいた針金を通すための穴の位置に合わせ、流木にも同じ感覚でドリルや錐などを使い、穴を空けておきます。配管の穴の1つ分に対し、流木側の穴は2つ並べて空けましょう。ある程度の長さに針金をカットし、2つ並んだ流木側の穴の片側に針金を通していきます。

photo by Nobuo Yano

針金を配管側の穴に通したら、もう一方の流木側の穴に通すことで配管を固定、結束していきます。

photo by Nobuo Yano

配管を結束した流木の裏側を見て、針金の端と端が隣り合わせで突き出ている状態が正しい状態。この突き出た針金の端を適度な長さでカットし、隙間が無くなるようにねじって固定していきます。

photo by Nobuo Yano
がたつかないようにしっかりねじって固定を。

これで結束完了。流木の裏側を見ると、配管1つに対し4カ所の固定ポイントを設けているのがわかります。ペン立てとして使用する場合、ある程度の重量負荷が掛かるのでしっかり固定しましょう。

さびさびプランター缶はクランプで固定

photo by Nobuo Yano
クランプで缶を固定する。自由な発想でアレンジをしていくのがDIYの面白いところ。

アレンジで追加したリアルに錆びた缶は、クランプを流木に取り付けて、ギュッと固定します。

サビサビ配管×流木使いのペン立てが完成!

photo by Nobuo Yano

これでペン立てが完成! くの字配管パーツを活用してペン立てを作るという発想もユニークなうえ、本物そっくりのサビサビ塗装テクニックには驚きです! 絵の具と筆、手の平があればすぐにでも実践できちゃう気軽さも魅力。rkmamaさんのテクニックは他のアイテムにも応用できるので、いろいろとチャレンジしてみては?

「サビ加減を再現するコツを掴むのに最初は戸惑うかもしれませんが、すぐに『あ、こんな感じがいいかも』と自分らしいサビサビ感を見つけ出せますよ」とrkmamaさん。それが、DIYをしていてハッピーになれる瞬間ですよね。

★☆rkmamaさんから流木リメイク作品を特別プレゼント☆★

ここまで読んでくださった皆さんに、とっても耳寄りな情報が!

rkmamaさんお手製の流木リメイク作品を、2名のLIMIAユーザーにプレゼント!!!

rkmamaさんが海辺で拾った流木を使い、丁寧に作り上げる作品はお店で売っている物とは異なり、ナチュラルな味わいが感じられます。これまで友人を中心に譲っていたという普通ではなかなか手に入らない貴重なもの。今回は、特別に、プレゼントとして提供してくださることになりました。

「私の作品でも欲しいと思ってくださる方の元へお届けできることが嬉しく思います!」とrkmamaさん。

応募要項はこちらから!!! ご応募お待ちしております。
↓↓↓↓↓↓

photo by Nobuo Yano

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連載でお届けしたrkmamaさんのインテリアとDIY。自分らしい暮らしを楽しむためのメソッドが存分に詰まっていました。みなさんもDIYライフを目一杯、楽しんで下さいね。

Text:藤川経雄
Photo:矢野信夫

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