生命保険と健康保険はどう違う?いまさら聞けない基礎知識

生命保険と健康保険は、同じ「保険」という名前がついていて、多くの人が加入するもの、とイメージがあるかもしれません。しかし、実際どのように違うのかご存じでしょうか。あまりよく知らない、いまさら恥ずかしくて誰かに聞くことができないと思っている方も多いのではないでしょうか。ここでは、生命保険と健康保険について、違いや制度の活用方法について解説していきたいと思います。

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生命保険と健康保険の一番の違い、加入が強制かどうか

生命保険と健康保険の一番の違いは、生命保険への加入が任意(自分で加入するかどうか決めることができる)であることに対して、健康保険の加入は強制になっています。健康保険へ国民のすべてが加入しなければならない(国民皆保険制度)制度として、国が法律で決まりを作っているのです。

そのため、国民ならば誰もが健康保険証を持っていますが、生命保険に加入していない人もいます。なお、アメリカなど諸外国では、健康保険も任意加入としている国もあります。

健康保険に加入していると、病院の治療費は、安くなります。例えば、治療費全額が病院で計算され、そのうち個人が3割分支払います。残りの7割分は加入している健康保険で支払われることに。市販薬を購入するのに比べて、医師からの処方せんで薬局に支払う薬代が安いと感じるのも、健康保険から負担している割合が高いからです。

生命保険の場合は、個人がどんな保障をどの期間受けたいなど、内容を選択できるのが大きな特徴です。加入しないでも構わないと考えれば、加入する必要はなく、加入を強制されることもありません。

基本がわかったところで、生命保険と健康保険の違いについて、さらに詳しくみていきましょう。

生命保険と健康保険の種類と特徴について

生命保険と健康保険は、同じ保険と言っても内容は異なり、それぞれに種類や特徴があります。

●生命保険の種類と特徴
生命保険は、大きく分けて「定期保険」、「養老保険」、「終身保険」の3種類です。さまざまな商品として保険会社から販売されており、加入したいと考えている人が必要に応じて選んでいくような形になります。

「定期保険」とは、例えば70歳までと、期間が決まっている保険で、保険料は掛け捨てになります。70歳までに死亡すれば3,000万円の保険金が支払われるが、70歳を過ぎたら、何も支払われないなどといった契約内容になります。掛け捨てなので、一般的には保険料は少なくて済むことが多いようです。

「養老保険」は、保障と貯蓄の両方を目的とした保険です。例えば70歳までなど、保険の期間は決まっていますが、70歳になったら保険契約が終了とともに満期保険金を受け取ることができます。死亡してもしなくても70歳になったら、お金を受け取ることができるという契約になります。自分で積み立てるという貯蓄性が強い保険であるため、保険料は高くなります。

「終身保険」は、死ぬまで保障が続く保険です。保険料をずっと支払うものや一定の年齢まで支払うなど、タイプはさまざまです。また、何歳になっても入院や死亡に備えることができるという特徴もあります。しかし、保障が一生涯続くため、保険料は高くなります。

販売されている多くの生命保険は、これらの3つの保険のいずれかがベースになっていたり、組み合わせて作ったりしています。以上のことから生命保険は、老後の生活や死亡後に発生するリスクに備えて加入するものと言えます。

●健康保険の種類と特徴
次に健康保険の種類ですが、大きく分けて2種類あります。国が運営している国民健康保険と団体が運営している各健康保険組合の保険です。

国民健康保険は、国が地方自治体に委託して運営。各自治体によって保険料は異なりますが、仕組みはほとんど同じです。団体が運営している各健康保険組合に加入していない人は、国民健康保険に加入することになります。つまり、自営業者や扶養者でない無職の人が加入する保険といえます。

一方、団体が運営している健康保険組合の健康保険というものもあります。これは、業界団体が法律に基づいて設立運営している健康保険組合のことです。例えば、会社で独自の健康保険組合があり、そこの健康保険に加入します。独自の健康保険組合がない会社の場合は、協会けんぽという健康保険組合の健康保険に加入することが多いようです。各健康保険組合が運営しているため、月々に支払う保険料や保障内容はさまざま。なかには、健康保険組合が法人契約をしているスポーツ施設や宿泊施設を利用することができるなど、健康保険に関連した特典を受けることができる場合もあります。

以上のことから、健康保険は日々の医療サービスを受けるための保険であるといえます。生命保険と健康保険はそもそも加入する目的などが異なっているのです。

健康保険加入者は生命保険に入った方がいい?

生命保険と健康保険に加入している人は、生命保険に入る必要があるのでしょうか。個々の生活において必要になる可能性が高いかどうかで判断することをおすすめします。

●健康保険組合に加入している方は?
各健康保険組合は、独自の保障制度を設けています。例えば、高額医療費制度が国民健康保険よりも手厚い保障になっていることも。そのため将来のリスクと、加入している健康保険の内容を確認して不安な部分については生命保険に加入するなど、検討することをおすすめします。

●国民健康保険に加入している方は?
国民健康保険に加入している場合は、健康保険組合よりも保障が低いことが多く、また、自営業者や無職である人が加入するため、休業補償などを受けられない立場の人が病気になってしまうと、経済的に困窮する可能性が高い傾向にあります。そのため、このようなリスクに備えて生命保険に加入することをおすすめします。

生命保険と健康保険、それぞれをうまく活用しよう

いかがだったでしょうか。生命保険と健康保険は、そもそもの設計が異なる制度です。健康保険は日々の健康リスクのための保険、生命保険は将来のリスクのための保険で、それぞれにおいてさまざまな種類があります。

加入している健康保険によって、保障内容は異なります。老後や病気のリスクに備えて、足りない部分は生命保険に加入するなど、必要に応じて検討をおすすめします。

生命保険と健康保険、それぞれをうまく活用していきましょう。

プロフィール

髙橋麻美
マネーライター、ファイナンシャルプランナー技能士2級・行政書士資格などを取得。生活を豊かにするためにはお金は重要なファクターだと考え、日々お得な情報を研究、記事で公開している。


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