生命保険はタトゥーがあると入れない?生命保険への加入方法と探し方

海外では一般的なタトゥー(入れ墨・刺青)。メッセージ性やデザイン性にすぐれたタトゥーに憧れる人も多く、最近は日本でもファッション感覚でタトゥーを入れる人が増えています。

でも実は、タトゥーを入れると生命保険に入りにくくなる可能性があります! タトゥーがすでに入っていて、生命保険への加入を考えている方や、これからタトゥーを入れようか悩んでいる方の参考になる情報を載せています。ぜひチェックしてくださいね。

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タトゥーがあっても生命保険は入れる! ただし保険会社による

結論から言うと、タトゥーがあっても入れる生命保険はあります。ただし、保険会社の方針によりますので、理想の生命保険に入れない可能性もあります。

そもそも、タトゥーがあると生命保険に入りにくくなる理由は何でしょうか? 代表的な理由は以下の2つです。

①タトゥー=反社会的勢力というイメージがあるから

タトゥーは比較的簡単な技術のため、古来から親しまれてきた文化です。日本でも昔から、個体識別、身分の表示、ファッションなど、さまざまな目的でタトゥーが使われてきました。

しかし近年では、暴力団などの反社会的勢力のメンバーが、組織への帰属や忠誠心を示すためにタトゥーを入れることが多かったため、日本では「タトゥー=反社会的勢力」というイメージが今でも強いです。

ほとんどの保険会社は、生命保険協会の方針として、暴力団や暴力団員などの反社会的勢力との取引を一切遮断しています。そのため、タトゥーがあると、その大きさや図柄に関わらず、反社会的勢力との関係を疑われ、場合によっては取引ができなくなることがあるのです(※)。

②タトゥーが原因で疾病リスクが高まるから

タトゥーは、皮膚の表面に傷をつけて墨などのインクを入れ、文字や図柄を描いています。最近になって、タトゥーは医療行為だという判決が出たこともあり、衛生面や業務管理がしっかりしているタトゥースタジオも増えてきました。

しかし以前から、インクの成分である墨などの色素に発がん性物質が含まれていたり、彫るために使用する針を複数の顧客に使いまわしていたりと、タトゥーの衛生上・健康上の安全性が問題視されてきました。

生命保険は、申込み時に健康状態について告知する義務があり、生命保険の基準に合わないと審査に落ちてしまうことがあります。

タトゥーは、その衛生上・健康上の安全性の問題から、C型肝炎などの肝臓疾患や感染症などにかかるリスクが高まる可能性があります。そのため、生命保険には加入できないことや、加入できたとしても、料金が上がったり保証額が減額されたりすることがあるのです。

生命保険に加入するときのタトゥーの申告について

実際に生命保険に加入する場合、タトゥーの申告についてどのようにすればいいのでしょうか?

タトゥーの申告は保険会社担当者まで

タトゥーがあることの申告は、ほとんどの場合生命保険申込時の告知欄には書くところがないため、保険会社の担当者まで告知しましょう。担当者からは、反社会的勢力でないことを保険会社に説明するために、なぜタトゥーを入れたかの経緯や入れた時期などを質問されることが多いです。正確に伝えるようにしてください。

保険会社の方針にもよりますが、大手保険会社でもタトゥーがありながら生命保険に加入できるケースは多くあります。健康診断と血液検査の結果から判断されることもありますし、保険料を通常より引き上げたり、保険金支払額を減額することで加入が認められることもあります。まずは、申告と申し込みをしてみましょう。

タトゥーがあることを申告しないとどうなるの?

タトゥーを衣服で見えない位置に入れている人も多いので、タトゥーがあることは外見ではわかりにくいです。もし「保険会社にバレなければ大丈夫」「正直に申告すると生命保険に入れないかもしれないから、黙っておこう」と思って、保険会社に申告しなかった場合はどうなるのでしょうか。

保険の申込者には、ありのままの健康状態を告知する「告知義務」があります。そのため、タトゥーがあることを隠していた場合は、いざ保険金が下りる段階になって、告知義務違反・虚偽の告知があった、とみなされて、契約が解除される恐れがあります。その場合は保険金も下りませんし、今まで納付した保険金も返ってきません。また、契約を解除されなくても、契約を更新することができなくなることもあります。

いざというときに自分が困ってしまいますので、タトゥーがあることは必ず申告しておきましょう。

生命保険に入ったあとにタトゥーを入れた場合は申告するべき?

生命保険に加入したあとに、タトゥーを入れることもあると思います。その場合も、保険会社に申告しておいた方が無難です。加入後のタトゥーを問題視するかどうかは、保険会社の判断によりますが、契約を続行できる可能性も十分ありますので、念のため申告しておきましょう。

タトゥーがあっても生命保険に加入するには

タトゥーがあるけれど、どうしても生命保険に入りたい! という方は、「入りたい生命保険を探す」よりも、「加入できる生命保険を探し、その中で比較して加入する保険を決める」とよいでしょう。

タトゥーがあっても加入できる生命保険を探すには、主に2つの方法があります。

①保険会社に直接問い合わせる

興味のある生命保険を販売している会社に、タトゥーが入っていても加入できるか、自分で問い合わせる方法です。保険の細かい条件が書いてある約款を自分で読んで確認することもできますが、見落とすリスクがあるのでおすすめしません。保険会社の担当者に確認してから、入れそうな保険に申し込みをすると良いでしょう。

②複数の生命保険を扱う代理店で相談する

最近、複数の生命保険を扱っている代理店が増えています。その店頭で、担当者に直接確認する方法です。扱っている生命保険会社が多い代理店ほど、タトゥーがあっても入れる保険をより多く取り扱っているはずですので、担当者を通して調べてもらってください。

タトゥーがあっても入れる生命保険はあります。きちんと申告して、安心した状態で生命保険に加入しましょう。

プロフィール

金指 歩
法学部政治学科出身・元信託銀行勤務のフリーライター。神奈川県出身。FP3級を大学在学時に取得。金融系全般、女性のライフスタイルをテーマとした記事を中心に執筆している。

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