階段と本棚の造作|狛江の家

今回の主役は階段に据えた本棚。家の東南角に鎮座しています。
「東南角は一番いい場所のはずだけど、そこが階段と本棚…?」と、少し違和感を覚える方もいるかもしれません。でもこのあり方が、1階の居心地のポイントなのです。

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内部の造作の工事が進んでいます。
今回の主役は階段に据えた本棚。家の東南角に鎮座しています。

「東南角は一番いい場所のはずだけど、そこが階段と本棚…?」と、少し違和感を覚える方もいるかもしれません。でもこのあり方が、1階の居心地のポイントなのです。

今回の敷地は、住宅密集地で南北に細長い敷地、建ぺい率・容積率ともに厳しいため総2階建てにして床面積を確保する、南隣の家が敷地境界線に迫っているため南からの採光条件が悪く、南東と東側からは採光は良さそう、そしてLDKは1階に欲しい…。

これらの条件のもと、敷地の形状に合わせて南北に細長くなるであろうLDKの北側まで、どうやって光を取りこむかが、はじめにプランをつくったときの課題でした。

「南側に吹抜けをつくって、そこに高窓があれば光は奥まで入るよなぁ。でも吹抜けの分、部屋が狭くなるから、そんな余裕はないし…。」

迷った結果、思い切って採光条件のいちばんいい南東角を階段にして、そこにLDKをつなげることにしました。階段の上は吹抜けになるので、そこに窓があれば、1階のLDKの奥まで光が入ります。そして、面積の限られるLDKからの視線を階段まで通すことで、実際より広く感じられることを狙いました。

そんな目論見のもと、昨年末にファーストプランを提案、幸いにもお施主様に気に入っていただき、ほぼその通りに計画が進みました。変えたところは、お施主様のご希望で階段に本棚を付けたこと。階段がミニライブラリーになり、本をたくさんお持ちのお施主様に似合う空間になりました。

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建築士・建築デザイナー

白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップによる設計事務所。男女両方の視点から設計し、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。

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