震災に遭われた方の言葉

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今回、私は鹿児島にいますので、熊本の方とちょうど仕事の関係で連絡をとっていたので、
熊本の方と話す機会がありました。

木材の社長さんで、震災当日は、営業の方と話をしていましたが、営業の方は4回ほど
避難場所を変更されています。

社長のところはマンションで、今は誰もそのマンションにおらず避難しているそうです。

今一番足りないのは「水」だそうです。
報道では熊本は水が豊富で湧水などを利用している映像が流れていますが、
生活水が足りないそうです。

KS工法をされている会社の社長ですので、以前より住宅の耐久性を追求されていた方ですので、
今回、改めて耐震について強く感じたそうです。

瓦屋根もよく倒壊しているで映像がありますが、意外と倉庫のように住宅以外の瓦屋根は倒壊は
免れているそうです。
「なぜ?」と思いでしょうが、最近の瓦屋根は、建物にビスで瓦を固定しますので、
建物と瓦が一体になっています。
昔の瓦は、熊本城の瓦がそうであったように、建物に固定していませんので、
いざ地震の際は、瓦だけズリおちて、建物自体は倒壊を免れています。
だから、熊本城は倒壊をまぬがれていると思います。

倉庫も金額を抑えるために、瓦をちょっと乗せただけでしょうから、地震の際に
倒壊を免れたと思われます。

住宅に出来ること

意外なことに、みなさん避難所に避難されています。

どうして家に戻らないの?と社長が聞いたそうです。
そしたら、「家が怖い」倒壊するのが怖いそうです。

建築基準法の一番最初に「建物は人命を守るもの」と記載されておりますし、
強くそれを思います。
デザインも大事です、施主の希望も大事です、しかし、一番大事なのは
「人命を守る事」だと思います。

そんな折角作った建物が怖くて戻れないと思ってり待っていることに強く社長は、
ショックを受けたそうです。
ですから、もちろん自由な住宅も、もちろん提案させていただきますが、
大空間や高い天井もいいと思いますが、せめて筋交いなど耐力壁は無くさないように
心がけてください。

最近、震災の実体験を聞きましたので、メモとして。

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