え?家も買えるの?無印良品との家づくりについて無印 有楽町で探ってみた!

シンプルで確かな品質、それでいてリーズナブル。「暮らしに役立つアイテムが全部揃う」というのが、無印良品の一般的なイメージでしょう。無印良品の製品は、きっとどこの家庭にも何かしらあるはず。でも、その無印良品が「家」も提案していることをご存知でしょうか? 昨年リニューアルオープンした無印良品の有楽町店を取材。“無印の家づくり”について深く迫りました!

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無印良品 有楽町店の2階にある「インテリア相談カウンター」。

無印良品で家も買えるって本当? 

雑貨や家具、フードから化粧品など、物販のイメージが強い無印良品ですが、実は、今、本格的な新築住宅から、マンションのリノベーション、そして模様替えや引越しに伴うレイアウト相談まで。住まいにまつわるアレコレのサービスを幅広くカバーしているのです。

建物の仕様や間取りありきの家は、ある面では、「人」が「家」に合わせなければいけない、とも言えます。

本来、住まいは「暮らし」が積み重なって育っていくものではないだろうか? そのように、無印良品は「家」を考えたのです。暮らしの基本となる生活用品を扱う、無印良品ならではの発想ともいえるでしょう。常に原点を見つめ直すことを行ってきた無印良品が提案する家の姿は、まさに「暮らしの器」なのです。

無印良品の家「木の家」シリーズ。

あらためて無印良品と家づくりとの関係を振り返ってみると…
実は、無印良品の家づくりはすでに10年以上の実績を持っています! 最初にスタートしたのは「無印良品の家」。これは新築の木造注文住宅を販売するシリーズ。

箱型で大空間をもつ「木の家」、家の原型を追求した「窓の家」、そして近年発表された都市型で立体的な構成をもつ「縦の家」シリーズなど、いくつかのタイプでこれまでに1,000棟以上がつくられてきました。

パーツに塗装、収納…インテリアのすべてを相談できる「MUJI INFILL +」

その後、無印良品は2011年に始まった、これからの家と暮らし全般を見つめなおす「HOUSE VISION」という活動に参画。続いて「MUJI HOUSE VISION」という思想を打ち出します。このあたりから、新築だけではなく、リノベーションやリフォームに着目。

インテリアを自分で編集して好きな暮らしをかたちにできる「MUJI INFILL +(インフィル・プラス)」(2014年スタート)、マンションの内装を一度すべて解体して、シンプルな一室空間に戻すリノベーションを行う「MUJI INFILL 0(インフィル・ゼロ)」(2015年スタート)を展開。

新築、リノベーション、インテリア、主にその3本柱で無印良品の家づくりを展開しています。それでは、最も身近なサービス、インテリアに関する「MUJI INFILL +」を詳しく紹介しましょう!

無印良品 有楽町店にある「MUJI INFILL +」のコーナー。無印良品の商品に限らず、コーディネートされているのがユニーク!

「MUJI INFILL +」は、棚や収納、ドアノブやタオルバー、キッチンといった、内装をつくるのに役に立つ「暮らしのパーツ」を提供し、インテリアに関するあらゆる相談に応えています。「MUJI INFILL +」に対応した店舗では、さまざまなパーツの販売、そしてそれを取り付ける施工サービスを行っています。

※取り扱い店舗:無印良品の店舗「有楽町」「丸井吉祥寺店」「グランフロント大阪」「名古屋名鉄百貨店」「MUJIキャナルシティ博多」

「MUJI INFILL +」では、タオルハンガーやドアノブなども単品で購入できる。写真上は、大人気商品の「麻畳」。テレビで紹介されるやいなや注文が殺到。麻でできており、丈夫で床座にも椅子座にも対応する。

特に昨年リニューアルオープンした「無印良品有楽町」では、「MUJI INFILL +」コーナーをこれまでにないほど広いスペースで設置。エスカレーターを上った3階フロアにたくさんの本や雑誌と一緒に、住まいまわりに関するさまざまなアイテムが! 

たとえば、ドアノブや麻畳といったパーツ単体を販売するほか、暮らしのシーンに合わせたパーツの活用例を実際に見ることができます。しかも、レイアウトされた家具類のなかには、無印良品ではない商品も。ユニークで刺激的な展示空間です。

ポーターズペイントの塗料も紹介。DIYペイントの体験会も開催している。

パーツからもう一歩進んで、「壁を自分の好きな色に変えてみたい」といったような、DIYに役立つ知識も得られます! たとえば、「ポーターズペイント」という自分好みの色を選べる水性アクリルペイントも用意。無印良品×DIYという意外な組み合わせも楽しめるのです。

※ポーターズペイントに関しては、以下のリンクをご覧ください。

相談することで見えてくる、自分らしい暮らし

インテリア相談会は予約制。電話かWEBで連絡を。

「MUJI INFILL +」の目玉のサービスが、インテリア相談。おしゃれな空間にするためには、機能とデザインを兼ね備えた家具や収納選びが必要です。でも、「どうしたらいいかわからない」「何を選んだらいいのかわからない」という人も多いはず。

家具、収納雑貨、家電までさまざまな”感じのいいもの”が集まる無印良品だからこそできる、トータルな家づくり。無印良品有楽町店では、洗面所で役立つ、吊り下げ物干しなども充実。

無印良品の家具に関するアイテムだけでも、その数は数百点以上。膨大にあるアイテムを的確に選んでいくのは…正直なところ至難の技です。そこで、自分の暮らしに合う家具を探し求めるのに強力な助っ人となるのが、無印良品で全国に約90名いる「インテリアアドバイザー」。

「インテリア相談カウンター」にいるインテリアアドバイザーたちは、無印良品の7000を超える商品と豊富な使用例に精通。いわば、MUJI博士! なんとマンツーマンで何でも相談に乗ってくれます。しかも料金は無料!!相談したからといって必ずしも何かを買う必要はないとのこと。安心ですね。(申し込みは店頭か電話にて)。

インテリア相談カウンター。無印良品有楽町店では、常時6名のインテリアアドバイザーが在籍。

インテリアアドバイザーは「インテリアプランニング」も行ってくれます。アドバイザーが家の間取りにもとづいて「3Dシミュレーター」で立体的なCGを作成。その場でアドバイザーと一緒に画面を見ながら、家具の配置などを決めていきます。

無印良品 有楽町店「MUJI INFILL +」でインテリアアドバイザーをつとめる山本隆太さん。

無印良品 有楽町店「MUJI INFILL +」でインテリアアドバイザーをつとめる山本隆太さんは「無印良品では、相談に来られた方の住み方や個性をヒアリングしたうえで、一緒に考えていきます。第三者にインテリアの相談をするということは、自分たちがどのように暮らしているかを見つめ直すことなんです」と熱く語ります。

「MUJI INFILL +」では扉を含めた収納システムも揃えている。中のラックなどはINFILL+のアイテム。実物を見ながら使い心地やサイズ感を確かめられるのがポイント。

「収納を例に取ると、収納を選ぶ際には、自分たちが何を持っているのかを改めて把握することになりますよね? すると、本当の好みや将来やってみたいことまで見えてくる。これらが家に含まれてくると、自分らしい住まいになってくるのです。初めは模様替え程度でかまいません。その体験が、リノベーションや家を建てるときに、きっと役に立つでしょう」と山本さん。

「壁に埋め込める収納」は、レールに棚を引っ掛けるシンプルな構造。ブラック塗装のタイプは男前インテリアにもぴったり。

インテリアの何をどうしたらよいのか分からなかった相談者でも、無印良品のカウンターに座り、少しアドバイスを受けることで驚くほどスッキリ整理されてくるそう。

「相談に乗っているうちに『だんだん楽しくなってきた』という方が多いんですよ。最初は不安に感じることもあると思いますが、一緒に“住まいの楽しさ”を発見していけるといいですね」。

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無印良品は家に対する視点を広げることを目指しているのでしょう。単にお役立ちグッズを扱う物販店を超えて、暮らし全体をサポートする存在になっていきたい。そんな心意気が感じられました。身近な存在の無印良品をきっかけに、家づくりを深く考えてみてはいかがでしょうか?


無印良品と家。言われてみると、最強の組み合わせなのかもしれません。


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【店舗概要】
無印良品 有楽町

住所:東京都千代田区 丸の内3-8-3 インフォス有楽町3F

TEL: 03-5208-8241
営業時間: 10:00~21:00
無休


Text & Photo:加藤 純
Edit:山本奈奈(LIMIA編集部)

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