作って食べてキレイを目指す!〔Cuisine de HARUNO 表参道〕のお料理教室♪

いざ新レシピに挑戦しようとしたら、基本の下ごしらえがよくわかっていなかった。いつもやっているはずなのに、ふと「これでいいのか」と不安になった。――ご飯を作ろうとして、そんな壁にぶつかったことはありませんか?

1分クッキング動画や投稿型レシピサイトはたくさんありますが、そもそも基本がわかっていないと作れないことが多いですよね。

東京・表参道にある和食ダイニング〔Cuisine de HARUNO〕(キュイジーヌ ドゥ ハルノ、以下HARUNO)では、料理の基礎を身につけられるデモンストレーション型料理教室《Cuisine de HARUNOの料理教室〜食べてキレイなカラダになる〜》を、奇数月に開催しています。

「デモンストレーション型料理教室」とはいったいどういうものでしょうか? 食べてキレイなカラダになるというその意味とは? 今回その疑問を解決すべく体験取材してきましたので、ご紹介します。 

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ウェルカムドリンクからはじまるカジュアルな教室

会場となる〔HARUNO〕があるのは東京メトロ表参道駅から徒歩2分、大通りの喧騒から少し離れた場所にあります。

レッスン内容は、和食に合うカクテル1種と料理2品の作りかた。料理長の田島満成さんと、バーテンダーの山下雅史さんが、ていねいにレクチャーしてくれますよ。

到着して、受付を済ませたら、ドリンクメニューの置いてある席へ。好みのウェルカムドリンクを注文したら、今回の料理教室で教えてもらえるレシピを見たり、参加者とおしゃべりをしたりしながら開講を待ちます。

少し緊張していても、運ばれてきたウェルカムドリンクのアルコールで、ちょっぴり気持ちも和らいで、ぐんぐんレッスン内容を吸収できそう。

小ネタ満載のカクテルレクチャー

和食にカクテルって不思議な感じがしますよね。でも、山下さんはバーテンダー歴30年。お酒についての豊富な知識と経験から、和食にも合うオリジナルカクテルを作り上げ、お家でも再現できるようなレシピとしてレクチャーしてくれるのです。

そのカクテルの大半は、季節のフルーツを取り入れたもの。レモンやオレンジを使って、ミントで仕上げた《ミントジュレップ》や、寒い夜に体を温めてくれる《ヴァンショー》、ラフランスのまろやかさとライムのスッキリとした酸味が夏っぽい《ラフランスモヒート》などなど。

「ミントにもいろいろありますが、スペアミントなら柔らかめ、ペパーミントだとシャープな爽快感を味わえます」「ライムがなければレモンでも代用できますが、ライムのほうがよりキレがあるカクテルに仕上がりますよ」「バーボンは、ウイスキーの中でも甘めで飲みやすい。その理由は寝かせる樽の内側を焦がすから。キャラメルのような濃い色で、見た目的にもアクセントになりますね」などなど、カクテルを作りながら豆知識も教えてくれます。

「ミントをつぶすときには、気持ちを穏やかに保ってくださいね。イライラしていると潰し過ぎちゃいますから」など、ときどき冗談も交えてくれるので、内容が頭にスッと入ってくるし忘れにくい。「やるなぁ、山下バーテンダー」と心のなかで感心してしまいます。

また、「サングリアのワインは安いもののほうがおいしくできる」とか「ヴァンショー(ホットワイン)に使うクローブは、一緒に入れるオレンジに挿しておくと散らからずに済む」など、お家でも手軽に作れるような情報も織り込んでくれます。

このレクチャーを受けたあとは、おうちでの晩酌やパーティーなどで、さっそく作りたい気持ちになってしまいますよ。

魚のさばきかたや下処理法など基礎の基礎も目の前でレクチャー

和食の基本から教えてくれるのは料理長の田島さん。作業を高山裕也シェフに任せつつ、ポイントポイントを押さえてくれます。

お例えば、新鮮なカツオは冷蔵庫に入れておくと赤みが増すことや、魚を盛り付けるときには山を向こう側にすること、和食では、薬味をお皿の右下に添えるのが基本であること、などなど。

実は、この料理教室に参加するまで、魚をさばくときに背中の側に包丁を入れ、一気に骨を外そうとして失敗ばかりしていたのですが、背中側から中骨のあたりまでの深さに包丁を入れたら、今度は腹側からも同様にする、ということを教えてもらい、あまり失敗しないように。やり方がわかったおかげで、アジなどをまるまる一尾買ってきての、たたきやお刺身にも挑戦しやすくなりました。

〔HARUNO〕のような飲食店と違い、高級な素材が手に入らない場合でもおいしく調理する、そんな方法もレクチャーしてくれます。例えば、ブリ大根のブリ。下ごしらえ段階で、ざっと湯通しする「霜降り」をしてから冷水で洗うのですが、手に入ったのがあまり質の良いものでないと感じたなら、表面に軽い焦げ目を付ける「焼き霜」をすることで香ばしさが加わり、鯵に深みが増すそうです。

レッスンのメニューには魚料理だけでなく、肉料理もありますよ。例えば、ある日のレッスンには《美桜鶏のスモーク》というメニューが。こちらは塩コショウして、両面をこんがり焼いた美桜鶏のもも肉を燻製仕上げする、というもの。“燻製”と聞くと、「専用器具が必要でしょ? ちょっとうちではできないかも……」と引いてしまうかもしれませんが、鉄製のフライパンでも作れるんです。

方法は、フライパン(教室では鉄製の中華鍋)にアルミホイルを敷き、その上にチップ(木材を細かく砕いたもの)を載せて煙が出るまで中火に。その後、網に載せた美桜鶏(焼いたもの)をチップの上に置き、程よい大きさの金属製のボウルをフタとして被せたら5分ほど待つだけ。スモークのよい香りがする一品が完成します。

テレビの料理番組のように、目の前で調理してもらうと、自分にもできそうな気がしてきます。

そして、テレビと違うのは、先生が目の前にいる、ということ。聞き取れなかったところやわからなかったことをビシバシと質問できるので、理解が深まりますよ。

レクチャー後の試食とおみやげがいろいろな意味でうれしい

料理教室の時間は約2時間半。最初の2時間はレッスンで、残り時間は試食タイムです。
試食といっても、今、目の前で教わった料理のお皿をみんなでつつくわけではありません。なんと、一人一皿ずつサーブしてもらえるんです。

レッスンで作ったカクテルとお料理、そしてさらに食後のドリンクまで。ちなみに、車で来たという人や、料理教室のあとに用事があるなどの理由でアルコールをとれない人には、レッスンのカクテルをノンアルコール仕様で作ってくれます。アルコール類の代わりに何を使ったのかを質問してみてもいいかもしれません。

帰りには、スモーク用チップや鉢植えのミント、巻きすと海苔のセットなど、教わった内容をすぐに家で再現できるようなおみやげまで手渡してもらえます。あとは、行きつけのお店で食材を買うだけ、というのがうれしいですよね。

「食べてキレイなカラダになる」というサブタイトルがついている〔HARUNO〕の料理教室。ヘルシーな和食メニューや、フルーツを使ったカクテルの作り方を教えてもらえるだけでなく、メニューにまつわるうんちくを知ることで、知的好奇心も満たされ、精神面からもキレイになれそうですよね。

これまで行ってきたレッスンはすでに60回を超えているとのこと。参加費用はそれぞれのメニューによって3,000~4,000円ほど。次回ぜひ参加してみたいという方は、問合せしてみてくださいね。レッスンを受けて、食べて、作って、キレイに一歩ずつ近づきたいですね♪

【店舗情報】Cuisine de HARUNO 表参道
●住所 東京都渋谷区神宮前5-1-17 BPRスクエア表参道1 1F
●電話 03-5778-3375
●営業時間 ランチ11:30〜15:00、ディナー18:00〜24:00
●定休日 日曜日

●ライター 渡辺まりか

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