砂糖類不使用でヘルシー♪ベジフル発酵ジュースの作り方

美容と健康のため、食生活に気を使う方が多くなりましたね。アサイーやチアシードなどのスーパーフードもずいぶんと身近になりました。とはいえ、食からの身体を調えるためには、続けることが大切です。あまりに高価であったり手に入れにくいものでは長続きませんよね。美容と健康に役立つ食スタイルを提案して15年、「美養フードクリエイター」の筆者が、手作りしている“砂糖類を一切使用しない”ベジフル発酵ジュースの作り方をご紹介します。

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発酵食品は、どうして食べたほうが良いの?

私たちの腸内に棲みついている腸内細菌の中の善玉菌と呼ばれるグループは、私たちの身体に良い働きをすることがわかってきました。そのため、腸内環境をベストな状態に保ち、善玉菌をサポートする食材として発酵食品が注目されています。「ヨーグルトを毎日欠かさない」「納豆を毎日食べている!」など、発酵食品を摂る人が増えてきましたよね。

発酵食品には、乳酸菌や麹菌、納豆菌などの私たちの有用菌が含まれています。発酵食品から摂った乳酸菌などの有用菌は、私たちの腸内に棲みつくことはできませんが、腸内に留まっている間は、すでに棲みついている善玉菌とともに働きます。また、たとえ生きて腸までたどり着かなかったとしても、善玉菌のエサとなって腸内環境美化に貢献します。ですから、発酵食品は腸内環境を保つために欠かせない食品なのです。

発酵ジュースってどんなもの?

筆者が手作りしているベジフル発酵ジュースは、野菜や果物に常在している酵母菌や乳酸菌によって自然に発酵させて作るジュースです。

発酵食品には、ヨーグルトなどの動物性発酵食品と、納豆などの植物性発酵食品があります。乳糖などの有用菌にとってのエサが豊富な動物性食品の中で育つ有用菌より、エサの少ない野菜や豆類などの中で育つ有用菌のほうがたくましい、と言われています。また、日本人は、漬物や納豆を食べていた歴史が長いため、植物性発酵食品のほうが相性が良いとも言われています。

発酵ジュースは、野菜や果物だけで発酵させたジュースですから、植物性発酵食品に分類されます。また、砂糖類を一切使用しないため、糖質がとても少ないヘルシーなジュースです。

ベジフル発酵ジュースの作り方

●材料
・りんご……1個
・キウイ……1個
・ミネラルウォーター……400~500ml
・ゴムパッキンのついた保存ビン……750ml用

●作り方
1. りんごは、よく洗い芯などは摂って厚さ2mm程度のイチョウ葉切りにします。

2. キウイは、皮をむいて厚さ2mm程度のイチョウ葉切りにします。

3. ビンは煮沸消毒した後、焼酎などのアルコールで拭きます。

4. りんごとキウイをビンの7分目程度まで入れ、フルーツがかぶる程度にミネラルウォーターを注ぎ、フタをします。

5. 1日1回、清潔なスプーンなどで撹拌します。

6. 2~3日経つと混ぜたときに、細かい泡が立ちはじめます。混ぜた際に、泡が大きくなり、果物が浮きかがった状態になったら完成です。果物を漉してジュースを摂ります(気温や環境によって異なりますが、だいたい4~5日で完成します)。

7.漉したジュースは、栓のできるビンやペットボトルに入れて冷蔵庫で保存します。冷蔵庫に入れても発酵は続きますから、1日1回は栓を開けてガス抜きをしてください。

発酵ジュースはこんなふうに飲みましょう

そのままストレートで飲むほか、果汁100%のストレートリンゴジュースやココナッツウォーターと混ぜて飲んでも美味しくいただけます。発酵ジュース1に対し、半分程度のストレートジュースを加え、ビンやペットボトルに入れて冷蔵庫で保存しましょう。

残ったフルーツも使い道はありますよ♪

残ったフルーツはタッパーなどに入れて冷蔵庫で保存します。ヨーグルトなどに入れて食べることもできますが、豆乳に一晩入れておくと豆乳ヨーグルトのように発酵します。今回の分量であれば、残ったフルーツに500mlの成分無調整豆乳を加えて、常温で一晩置いてみてください。一般的なヨーグルトとは少し違った風味ですが、トロリとした豆乳ヨーグルトができあがります。

このほか、キムチタレに漬け込んでリンゴキムチにしたり、サラダに混ぜてもおいしくいただけます。

りんごとキウイ以外でも、さまざまな野菜やフルーツを使って同じように発酵ジュースができあがります。残った野菜やフルーツにも、乳酸菌が生きていますから、ぜひ捨てずに召し上がってくださいね。砂糖類を使っていないため、サラダやマリネなどお料理にも活用できるのも良いですよね。

お気に入りの組み合わせを見つけて、手作りの発酵生活を始めてみてはいかがでしょうか?

●ライター 岩田麻奈未
美養フードクリエイター。中医薬膳師、健康リズムカウンセラー、味覚カウンセラー。
大学卒業後、4年間の会社勤務を経てManami’s Kitchen開校。2003年パリのEcole Ritz Escoffierにてフランス料理を学び、Diploma取得。2008年本草薬膳学院にて薬膳を学び、中医薬膳師の資格を取得。美と健康と食の関係に注目し、体内時計や味覚といった身体の仕組みに沿った自然な食生活、美味しく食べて心も身体もキレイになる食スタイルを提案する著書に『ヤセ菌が増えて太らない食べ方』(自由国民社)がある。

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