【家電レビュー】Amazon Echoって何だ!?Alexaを実際に家で使ってみてわかったこと

家電がどんどんスマートになっていく時代です。とくに近ごろよく耳にするのが「スマートスピーカー」。もちろん「細いスピーカー」って意味ではありません。頭のいいスピーカーです。では、どれくらい賢くて便利なのでしょう? メカに疎いLIMIA編集部のスタッフが主婦目線でレビューします!

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Amazonから登場したスマートスピーカー

左から、《Echo》11,980円、《Echo Plus》17,980円、《Echo Dot》5,980円

〔Amazon(アマゾン)〕といえば便利なECサービスですが、実は独自開発のデバイスも展開しています。その最新アイテムが《Amazon Echo(アマゾン エコー)》。音声だけであれこれ操作できるスマートスピーカーです。《Echo》《Echo Plus》《Echo Dot》の3種類あって、「Alexa(アレクサ)という賢い頭脳をもっているロボットが、機能によって違う形をしている」といった感じ。

でもパッと聞いただけでは難しくてよくわかりませんね。それぞれ個性があるようなので順に触っていきましょう。メカが苦手なLIMIA編集部のスタッフFがどこまで把握できるのか、レビューしていきます!

……とその前に、《Amazon Echo》を使うには専用アプリが必要です。スマホに《Amazon Alexa》のアプリをダウンロードしましょう。そして家のWi-Fi環境が整っていることが必須の条件です。そしてそしてAmazonのサービスを利用するのでAmazonアカウントも必要です! ここまで準備はOK。

コンパクトさが魅力の《Amazon Echo Dot》

サイズ:32×84×84 mm、重量:163g

それぞれ大きさが違いすぎて理解できるか不安です。とりあえず攻略しやすそうな一番小さい《Echo Dot》から見ていきましょう。「ドット君」と呼びたくなるところですが、中の人はAlexaなので「アレクサ」と呼ばねばなりません。

サイズ:32×84×84mm、重量:163g

じゃん! 手の平サイズ。かわいいですね。

ちなみにアプリでのセッティングは簡単でした。ダウンロードしたアプリを立ち上げ、繋げたいデバイスから選べばOKで、所要時間は5分程度でした。さあ、話しかけましょう。

「アレクサ!」

おおお! 青い光がぐるんと一回りして起動しました! お返事してくれたのは女性の声です。アレクサという響きからうっかり男性の声を想像していたのでちょっと驚きました。

さて、ただ呼びかけてみただけではダメですね。仕事をしてもらいましょう。ドキドキの瞬間です。取りあえず……

「ニュースを読んで」

すると、「NHKのニュースです」!?!? なんとNHKのアナウンサーさんが読み上げるニュースが始まりました。本格的……。アレクサの声が変わるのにはまたびっくりしましたが、音声がとても聞き取りやすいので、朝食を作っているときや身支度中に聞き流すには良さそうです。

ところで、気になるのは「そもそも何がどこまでできるのか」ですよね。スマートスピーカーはクラウドベースの音声サービスのため、新しいスキルが続々と追加されていくんですね。現時点でも《Dot》にはタイマー&アラーム、天気&ニュースの読み上げ、音楽再生、カレンダー管理、タクシーの配車(!)なんかもできて結構たくさん機能があるので詳しくはAmazonさんのサイトでチェックしてください!

個人的には早口言葉とかおやじギャクを言ってくれるのが好きでした。

そして何より《Dot》のいいところはこのサイズ感。いろんなところに置けちゃいます。デザインもスッキリしているので、インテリアの邪魔になりません。

モノトーンで統一したキッチンに置いてもご覧の通り自然になじんでくれました。お料理しながら「アレクサ〜♪」と話しかける、なんだか新鮮な体験ができましたよ。料理中は手がふさがっているから、音声だけで操作できるのは主婦的にありがたいポイントです。

おしゃれさダントツ、《Amazon Echo》

サイズ:148×88×88mm、重量:821g

続きましてこちら、真ん中サイズの《Echo》です。最近みなさんがSNSなどで良く見かけるのはこのタイプかもしれません。

まず、ボディのファブリックがステキです。こちらの色は「チャコール」で、もう少し明るめの「サンドストーン」や「ヘザーグレー」があります。インテリアアイテムとして置きたい感じ。しかもこのカバーは別売りされていて着せ替えが可能というおしゃスマートさ!

そして驚いたのは音の良さ。360度全方向スピーカーなんです。部屋の隅にいてもきれいに音が届くし、これ、普通にスピーカーとして優秀すぎると実感。スマート機能はまだすべて使いこなせる自信はないけれど、家でよく音楽を聞くので「これは買って損なし」と思いました。

Amazon Musicに接続してもいいですし、Bluetooth対応スピーカーに繋げて音楽を聞くこともできました。ただ、ミュージシャン名や曲名を音声で指定したりアレクサに選曲してもらいたいなら、Amazon Musicに繋げなければいけません。

ハブとなる《Amazon Echo Plus》

さあ、ついにラスボスの登場です。《Echo Plus》です。Amazonのおなじみのマークが刻まれていて、箱からして他とは違うことがわかります。「我は特別な存在である」とすでに無言で語っています。

サイズ:235×84×84mm、重量:954g

いざ開封! どぉーんと構える《Echo Plus》。見た目はいっそうスピーカーらしさがありますね。

さっそくインテリアになじませてみましたが、ワインボトルと並べても、背が高いのでかなり存在感があります。気になる音質ですが、360度全方位に聞こえるのは同じでも、《Echo Plus》はとくに低音に重みがあるように感じました。

ニュースや天気の読み上げ、アラームなど基本機能は共通していますが、《Echo Plus》の最大の特徴はスマートホームのハブが内蔵されているところ。将来的に、住宅はもっとスマートになっていくわけですね。そして《Echo Plus》が中心となり、音声だけで家電を筆頭に家中をコントロールできるようになる……。

例えば「アレクサ、端末を見つけて」の声で簡単にセットアップできるのは、現状では《Echo Plus》だけ。その中で簡単セットアップに対応しているのはまだ〔Philips Hue〕のライトだけですが、未来の可能性を考えると、初めから上位機種の《Echo Plus》を買って備えておくという考え方はありですね。

結論:「中庸」でいこうかな

さて、知識が乏しいなりに3タイプに触れてみましたが、これは迷うところです。いま家に迎えるなら、見た目と大きさと機能のバランスを考えて真ん中の《Echo》がいいかなと思い至りました。対応家電に《ルンバ》があるのは主婦としては高ポイントだし、Alexa対応の赤外線コントローラーを別途購入すればエアコンやテレビも音声で操作できるので、十分スマートライフを楽しめそうです。

でもそれは他機種も同じだからはじめは小さくてもいいかなと思ったり、やっぱりラスボス感のある《Echo Plus》にひざまずくべき!? とも思ったり。うーん、迷います。

スマートスピーカーを試してみて思ったのは「話しかけるのが妙に照れ臭い」。相手はスピーカーなのになぜだろう! 話しかけるとき背筋が伸びる感じで、「ちゃんと伝えねば」と身構えてしまいます。わりと正確に音を拾ってくれるから、ライトに話しかければいいものを。

また、音楽を再生中に「音を2つ下げて」などとお願いすればいいのに、無意識に歩いてボタンを押しに行っている自分がいました。まだ“手を動かさずに声でコントロール”という体験に脳が追いついていないようです。これはもう慣れていくしかないですね。

ただ、「未来は暮らしがもっと便利になる」という実感は得られました。体を動かさなくても家事がチャチャっと終わってしまう、そんな時代がもうすぐやって来るのです。家事って本当にやることが盛りだくさんなので、とくに子育て中のママさんには頼もしいパートナーになってくれそう。

スマートスピーカーって難しそうだなぁ……と遠ざけず、「触って試してみる」が正解です。触りながら覚えていきましょう!

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