【奥さま、映画の時間です#13】どうせ雨ならおうちで「雨」の映画を観ましょう!

奥さま、雨の日が続きますね。梅雨は日差しがある日はとても暑いのですが、雨が降ると少し肌寒くなったり、お洗濯もあまりはかどらないので、レディーのみなさまでもちょっと憂鬱になる季節ですよね。そこで今回は、映画コンシェルジュの私から雨の日にぴったりな映画をご紹介いたします。どうせ雨ならお部屋で映画でもいかがでしょうか。シトシトと降る雨の日に、快適なお部屋で「雨」がテーマの映画を観るのもなかなか乙なものでございましょう。ぜひご覧になってみてください。

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1.ディズニーワールド『メリー・ポピンズ』

雨の日の必需品といえば「傘」、「傘の映画」といえば、そうです、やはりディズニー作品の『メリー・ポピンズ』ではございませんか。最近では舞台が日本で上演され話題となりました。魔法が使え、子どもが喜ぶ不思議な道具がたっぷりと詰まったバッグ、美しく賢いその姿に憧れた女性も多いのでは? そんなメリー・ポピンズを主人公に個性的な登場人物たちが織りなすストーリーでございます。

おしゃれなメリー・ポピンズは、ファッションを含め、傘も真似したくなりますよね。すてきな奥さまのみなさまならきっと知的な彼女のファッションもお似合いでございます。どうせ雨ならメリ・ーポピンズのようなおしゃれな傘を持って雨を楽しみましょう。

2.ミュージカル映画の金字塔『雨に唄えば』

舞台は1920年代、サイレント映画(無音映画)全盛期のハリウッドになります。当時の映画スターのドン・ロックウッドと大女優のリナ・ラモントは大スターカップルとして世間の注目を浴びていましたが、フタを開けてみれば実は単なるリナの片思いでございました。ドンは若い女優キャシーと恋仲になってしまいます。時代は流れ、トーキー映画(音と映像がある映画)が主流となりますが、実はリナの声はとても悪くトーキー映画に不向きだったのです。果たして……!

元々はアメリカのポピュラー・ソングとして親しまれていた曲を映画化した今作は、1952年に製作されミュージカル映画の定番となりました。今でも舞台として上演されるほどの人気を誇ります。レインコートを着て踊り、歌うシーンはあまりにも有名ですね。

3.雨に打たれるの定番『ショー・シャンクの空に』

雨に打たれる、といえばこちら名作中の名作『ショーシャンクの空に』でございます。スティーブン・キングの名著を映画化した今作は、永遠に語り継がれる感動作として映画史にその名を残しました。無実の罪を掛けられた主人公は脱獄を計る、というプリズン映画となります。ティム・ロビンス演じるアンディとモーガン・フリーマン演じるレッドの世代を超えた男同士の友情も魅力の一つ。

また、劇中に刑務所内で流れる『フィガロの結婚』、そして雨に打たれるこの名シーン、もちろん、どこのシーンとは言いませんが私、映画コンシェルジュとしても非常に印象に残るシーンと記憶しております。

4.雨の映画?『レインマン』

ダスティン・ホフマンとトム・クルーズという2大スターが主演を務めた今作は、アカデミー賞作品賞を受賞しました。車のディーラーをするチャーリー(トム・クルーズ)の元に長い年月音信不通だった父の訃報が届きます。故郷に帰ったチャーリー、実はその目的は遺産目当て。しかしその財産はサヴァン症候群の兄レイモンド(ダスティン・ホフマン)へ渡ることを知ります。遺産を手に入れようとするチャーリー、施設から強引にレイモンドを連れ出そうとしますが、幼い頃の彼との交流を思い出します。

さて、一見「雨」と関係がありそうなタイトルかと思いますが、実は結論をお伝えしますと、『レインマン』は「雨」とは関係がありません。なぜレインマンかというと、それは作品を観ればきっと納得いくはずです。その謎を考えながらぜひご覧になってみてください。

5.雨が演出する名シーン『ティファニーで朝食を』

ハリウッドに語り継がれる永遠の妖精、オードリー・ヘップバーンの代表作の一つとなります。自由奔放にマンハッタンでのパーティー生活を満喫する主人公ホリーと青年作家のポール。置かれた環境が全く違う二人は、最後に互いの存在の大切さ、そして真実の愛を見つけることができます。印象的なのはラストシーンです。大雨の降りしきる中、二人は身を寄せ合います。このシーンは「雨」の演出があったからこそ、印象に残るシーンとして語り継がれている、とも言えるでしょう。

ヘンリー・マンシーニ『ムーン・リバー』も相成り、すべてにおいて「優しく包み込む愛の世界」を表現されています。まさに、おしゃれな奥さまにはピッタリな作品です。

6.雨の日の悲劇『オール・アバウト・マイ・マザー』

セシリア・ロスを主演としたオスカー作品(1999年アカデミー外国語映画賞を受賞)でございます。主人公のマヌエラは、息子のエステバンを女手一つで育ててきました。ところが、舞台の帰りに主演俳優からサインをもらおうとした矢先、エステバンは交通事故に遭い亡くなってしまいます。行方不明となった夫へ息子の死を伝えるためにバルセロナへ旅立ったマヌエラ、数々の運命的な出会い、ドラマを経て、マヌエラは徐々に生きる希望を取り戻すのです。

エステバンが事故に遭う雨の夜、衝撃的なシーンではございますが、ここでも雨は演出に一役買っています。

雨も悪くはない、きっとあなたはそう思えるはず。

いかがでしょうか。どの映画も「雨」はさまざまなシーンで感動的なドラマを生み出す演出の一つとして活躍してくれます。外は雨でも、こんな雨の日に向いた映画をご自宅で鑑賞されたら、雨の日に外にでるのも悪くないかも、きっとそう思っていただけるかと存じます。すてきな傘にレインコート、天候に左右されずに日本独特の四季の流れを楽しんでみるのも一興でございます。

それでは、あなたが映画との出会いによって人生がより豊かになりますように、ごきげんよう。

●ライター ロックス

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