小屋の家が人気らしい。どうしてなぜ?

小屋はなぜ素敵なのでしょうか?
20 年以上前、学生だった20代前半頃。小屋って面白いね!という話をしていました。当時は、何が良くと小屋が良いの分かっていなかったのですが、今、小屋や小屋的な空間、小屋的な家が、ちょっとした人気なっています。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 8122
  • 10
  • 0
  • いいね
  • クリップ

小屋の良さとは。

静岡県の浜松市出身の私。リアルな小屋を色々見て来ました。兼業農家だった両祖父母の家に行くと、どちらも土間のある母屋の家屋が有り、農作業小屋でもある2階建ての離れが有りました。離れの1階は作業場になっていて、そこでワラ編んだり、梅をつけたり、茶葉干したりしていました。2階はどちらも祖父の個室になっていて、書斎のように使っていました。まさに、男の隠し部屋で、孫の私は中々足を踏み入れ無い、プラベートな空間でした。
畑に行くとそこで使う肥料などを置いておく、小さな、物置小屋が有りました。漁師さんの磯小屋と同じく、こじんまりとした手頃な大きさと、雨風を防ぐシェルター安心感が有りました。

Design by Ogino Takamitsu ATELIER / Photo by Ippei Shinzawa ogino-a.com

小屋のような家とは、程良いコンパクト、圧迫感無いおこもり感

小屋のような家とは、コンパクトながらも圧迫感が無く、守られている安心感を感じる家の事です。写真の住まいは、天井を無くし屋根 のしたの小屋梁を見せる事で、天井の高い空間の広がりが出来、圧迫感を無くしながらも、小屋梁で包まれているおこもり感が出来ています。小屋梁は、構造材ですから、構造が直に見えその力感が伝わって来ます。力感を感いることが、守られている安心感につながっています。
この住まいの写真はリビングですが、面積としてはそんなに大きくありません。大き過ぎず、住まい手が動く範囲が限られている、使い勝手の良いサイズです。程良いコンパクト感のあるリビングですが、屋根裏小屋組が見えていることで、天井が高くゆったりした感じを味わえており、狭さを感じさせないのも、小屋的な空間の特徴です。

  • 8122
  • 10
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

光と風のささやきに耳を澄まし、日々のささやかなよろこびをみつける。そんな時間を感じる場を形にする、設計に取り組んでいます。東京を拠点に夫婦で設計している、建築設…

株式会社小木野貴光アトリエ一級建築士事務所さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア