ハンドメイドマーケットの始め方(3)価格を設定する 後編

作品を商品として売るためには、値段を決めなくてはいけません。 値段は、商品の売れ行きを左右する大切な要素でもあります。 価格を決める際は、利益を意識するのも重要。ここでは「利益」についてもおさらいします。【取材・写真協力】tetote

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「価格」に対するよくある誤解

値段を決める要素は、基本的に材料費+手間賃。
ただし、どんなに手間がかかっても、「モノ」に対する消費者の評価は関係ありません。
かかった時間や手間が、そのまま値段に反映する訳ではないのです。

どんなに愛情をこめた作品でも、相手が気に入ってくれないと売れない。
当たり前のことですが、これを忘れてしまうと「的外れなものを作り続けて材料費がかさみ、売れなくて落ち込む」というループに入りこんでしまいます。

「手間がかかっているから高くても買う」のではなく、「ほしいデザインだから買う」。逆に言うと、手間や材料費をかけなくても多くの人に「かわいい」と思ってもらえたら、それが売れ筋商品になるのです。

「利益」を出すために必要なこと

「良いもの」を「より安く」手に入れたいという気持ちは、どんな人にもあります。
でもだからといって、商品は「安ければ売れる」という訳でもありません。
安すぎると「こんなに安くてマトモなの?」という不安から、売れないということも出てくるのです。

また、「材料費は安いけど高く売れる」アイテム作りや、右図のような「中間の価格帯のものへ自然に購買意識を誘導する」ような仕組みなど、商品展開のしかたを工夫するのも有効。
利益を出すためには、作品自体のことだけではなく、いろいろな視点から考えてみることが重要です。

オーダーメイドに応える? 応えない??

サンプルになる作品を展示しておいて、オーダーメイドに応えるという方法もあります。
これなら在庫を抱えなくてすむ分、利益率があがる可能性も。

ただし、相手に「現在手に入らない布地を使ってほしい」と言われたときや「希望のサイズをつくると、デザイン自体が変わってしまう」ときなど、自分がどこまで対応できるのかの線引きが重要になってきます。

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※本誌に掲載しているマーケットサイトの出品数、出品料、作品点数や価格などは、すべて2015年4月現在のものです。これからはすべて予告なく変更となることがあります。あらかじめご了承ください。

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