家が狭いなら下に増やそう!地下室増築・リフォームのメリットと注意点

リフォームする際に地下室を増設したいと考える人も多いですよね。すでに地下室があるのであればリフォームをするのは簡単ですが、新たに地下室を増設する場合は、条件を満たさないとリフォームを行うことはかなり難しいです。今回は、地下室の設置・リフォームを行う場合の注意点やポイントについてご紹介します。

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リフォームする際に地下室を増設したいと考える人も多いですよね。すでに地下室があるのであればリフォームをするのは簡単ですが、新たに地下室を増設する場合は、条件を満たさないとリフォームを行うことはかなり難しいです。

今回は、地下室の設置・リフォームを行う場合の注意点やポイントについてご紹介します。

日本に地下室が少ない理由

海外では、地下室がある住宅はそれほど珍しいものではありません。天災などの有事に備えて、身の安全を守るために地下室を設置している家庭が多いです。しかし、日本では地下室がある住宅は少ないです。なぜ、日本においては地下室が少ないのでしょうか?

日本の住宅に地下室が少ない理由の一つに、建築法で規定された建蔽率(敷地面積に対して建物の面積が占める割合)や容積率(敷地面積に対して建物の延べ床面積が占める割合)の存在があります。法律でこれらが一定の数値を超えないように制限されており、地下室はかつて、それを計算する際の例外として扱われていませんでした。そのため、同じ条件であれば、地下室よりも地上の部屋を広くしたいという声が一般的だったため、日本では地下室が少ない傾向にあります。

しかし、規制の変更によって、現在地下室は建蔽率や容積率の計算から地下室は例外扱いされるようになりました。この規制変更に伴い、地下室も人気となっています。

地下室のリフォームを考える前に

ここまでの説明を聞いて、「建蔽率や容積率の制限を気にしなくて済むなら、我が家にも地下室を新設しよう」と思った方は少なくないことでしょう。しかし、地下室のリフォームにはとても重要な注意点があります。それは、既存の住宅の地盤を掘り進み、そこに部屋を新たに設置することはできないということです。地下室を新設したいのであれば、一度今ある家をすべて撤去してから地下室をつくり、その上に家を建て直すという方法をとらなければならないのです。

地下室のためだけに家を建て直すというのは現実的ではないでしょうから、地下室のリフォームを考えられるパターンとしては、「すでに地下室がある家に住んでいて(もしくは購入して)、そこをリフォームする」もしくは「ちょうど建て替えを考えていて、この機会に地下室を設置する」というどちらかになります。

もしくは、庭に地下室をつくるなら、家をとり壊さずとも新設することが可能です。しかし、家とつながっていないので移動は面倒になりますし、広い庭を持っていることも条件となります。そのため、かなり限られた条件でのみ地下室のリフォームを行うことが可能となります。

地下室リフォームを成功させるポイント

地下室は地上の部屋とは異なる環境下にあるため、リフォームにおいても通常はあまり気にならない点に注意する必要があります。それでは、地下室リフォームを成功させるポイントをご紹介します。

1. 入念に環境を整備する

既存の地下室をリフォームする場合、地下室を新設する場合のどちらにおいても重要なポイントとなるのが「湿気・カビ対策」と「断熱処理」です。地下という性質上、どうしても湿気が多くなりがちです。それに伴い、ジメジメした場所が好きなカビも繁殖しやすくなります。

地下室をつくる際は、性能の高い除湿機を設置したり、防カビ効果の高い床・壁材を使用したりして、室内を衛生的に保つ工夫をしなければなりません。なお、リフォームの際は今いるカビを徹底的に除去することから始めます。少しでも残っていると、そこからあっという間に繁殖してしまうからです。

また、地下は地上に比べて温度が低くなるため、断熱処理をしっかりして、暖房の熱が外に漏れていかないように工夫することも大切です。除湿機などで光熱費がかかりますから、少しでも効率的に暖房が機能する環境をつくりましょう。

2. 地下の特性を活かした方法で使用する

地下に部屋をつくるメリットとして、優れた防音性を挙げることができます。楽器を演奏する、カラオケ設備を導入する、大音量で映画を観る場合などは、地下室はぴったりの環境と言えるでしょう。ホビールームやシアタールームとして使用するのがおすすめです。

また、外からの騒音も入りにくいため、書斎として使用することもおすすめです。静かで落ち着いた空間で、じっくりと仕事や読書に集中できるはずです。他には、ワインセラーとして利用したり、海外で多く選ばれている用途である「シェルター」として使ったりするのも一つの方法でしょう。

このように、地下ならではの特性を活かした使い方ができれば、高い費用を出してもメリットが大きいと言えます。

地下室リフォームで失敗しないための注意点

次に、地下室のリフォームで失敗しないための注意点をご紹介します。

1. 耐水性に十分に配慮して素材・設備を選ぶ

地下に部屋を設置するからには、周囲の土から受けるダメージに対して対策を行わなければなりません。普段生活をしているとあまり実感することはないかもしれませんが、土の中には多くの水分が含まれており、酸性になっていることがほとんどです。そのため、酸性水に対して耐久性を持っている素材を使用しなければ、一気に劣化が進んでしまう可能性があります。また、地上とのつなぎ目となる部分からの浸水なども発生する可能性があるため、浸水対策も必要です。

水分の問題に関連して、結露の問題も挙げられます。地下室では、ちょっとした温度変化で結露が起こってしまいがちです。結露は部屋の湿度を上げ、カビが繁殖する原因となります。性能の良い換気装置を設置するなどして、結露対策も十分に行っておきましょう。こまめな状況確認やメンテナンスも行いましょう。

2. 地下室リフォームの実績が豊富な業者を選ぶ

日本において地下室のリフォームはあまりニーズがないため、これまで地下室のリフォームを施工したことがある業者の数は限られてきます。地下室は他のリフォーム部分と比べて特殊な性質を持った場所のため、施工経験がない業者に依頼するのは失敗する可能性が高くなってしまいます。なるべく実績が豊富なリフォーム業者を選び、これまでの事例における問題点などを聞きながら計画を立てられると安心です。

なお、実績がある業者がなかなか見つからない場合は、「瑕疵(かし)保証」がある業者を選ぶと良いでしょう。瑕疵保証とは、リフォーム後に何か問題が発生した場合、無償で対応してくれるという約束です。特に事例が少ない地下室の場合は、瑕疵保証があるのとないのとでは安心感が違います。

地下室リフォームの費用・相場

最後に、地下室のリフォームを行う場合、どれくらいの費用が必要となるのかについて見ていきましょう。地下室の大きさや場所などによって違いがあるものの、500万円程度の費用がかかることは計算に入れておかなければなりません。新設するとなれば、最低でも600万円(地下室のみ)はかかります。家の建て替えまでを含めれば、数千万円必要になるでしょう。

また、この他に地盤の調査費も必要になります。簡易的なものなら5万円程度、本格的なものなら20万〜30万円程度と見積もっておきましょう。さらに、他の部屋に比べて維持費も高額になるため、費用対効果をよく考えた上で設置することをおすすめします。

おわりに

日本では、今回紹介した経緯があるため、地下室を設置している住宅はあまり多くありません。また、地下室を増設するのは広い庭があるなど条件が限られるのが現実です。既存の地下室リフォームであれば簡単ですが、新設をする場合は、本当に地下室が必要なのかを十分に検討したうえでリフォームを行うようにしましょう。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。


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