団地の壁をリフォーム!事前にチェックしておくべきことは何?

今回は、団地の壁をリフォームする際に注意すべきポイントをいくつかご紹介していきます。団地はリフォームしたくてもなかなか出来ないのが悩みどころ。また、団地の壁のリフォームは気をつけないと失敗してしまうことも多い箇所です。ここでは団地の専有部分と共有部分の違いについてもご紹介していきます。

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シンプルなコンクリート壁の造りであることが多い団地。「壁が劣化してきた」「部屋の雰囲気を変えたい」などの理由で、壁のリフォームを依頼したいと考えている方も多いことでしょう。

しかし、念入りに計画をしても、注意すべきポイントを見落としていたために、大きな失敗をしてしまったといったケースは珍しくありません。そこで今回は、団地の壁をリフォームする際に注意すべきポイントを、いくつかご紹介していきます。

団地の壁リフォームで注意すべきポイント

団地の壁をリフォームする際には、失敗しないためにいくつか押さえておきたいポイントがあります。そこで以下では、リフォームで注意するべきポイントを具体的にご紹介していきましょう。

【ポイントその1】壁式構造

団地の構造は、コンクリート壁で耐力を確保している「壁式構造」であることが多いです。コンクリート壁の部分を撤去できないケースも多いので、注意しておきましょう。

しかし、中にはコンクリート壁の割合が高いものの、木下地の壁も見られる団地があります。木下地の壁であれば撤去できる可能性があるので、事前に確認しておきましょう。なお、築年数が古いほど、コンクリート壁の割合が高い傾向にあります。

壁の種類を判断する際には、ノックをするように壁を叩いてみましょう。叩いて軽い音がすれば、木下地の壁の可能性が高いです。

【ポイントその2】床下空間の有無

間仕切り壁を撤去する場合は、床下からスラブ(コンクリート造の床)までの間に空間があるかを確認しておく必要があります。床下に空間がある場合は、間仕切り壁の撤去後に空間ができてしまうためです。

床下空間の有無に関しても、築年数が古いほど床下に空間があるケースが多くなっています。畳の部屋がある場合は、畳を上げて床下に空間があるかを確認することができます。

【ポイントその3】排水管

築30年を越える古い団地は、スラブを貫通して階下まで排水管が通っているケースが多いです。
排水管は公共物であり、基本的に移動させることができないため、クロスの変更や間仕切り壁の新設をする際は、排水管の位置に注意しましょう。

専有部分と共用部分の違いを理解しておこう

団地には、リフォームが自由にできる「専有部分」と、公共部分であるためリフォームが自由にできない「共用部分」とがあります。団地をリフォームする際には、これらの部分の違いを明確に理解しておく必要があるでしょう。

専有部分とは、具体的には玄関からベランダ手前までの範囲を指しています。注意が必要な点としては、専有部分であってもコンクリート壁は構造に関わる部分であるため、撤去することはできません。

共用部分とは、具体的には外壁やベランダなど、室外の部分を指しています。団地に関しては、外壁のデザインを勝手に変えたり、ベランダに壁を新設したりすることはできないので注意が必要です。

なお、専有部分に該当する場所であっても、団地の管理規約によってはリフォームすることができない可能性もあります。そのため、小規模な内容のリフォームであっても、契約書などを細かく確認しておくようにしましょう。

おわりに

今回は、団地の壁リフォームで注意すべきポイントをご紹介しました。

築年数によって構造の違いは多少ありますが、基本的にはリフォームができる範囲や注意すべきポイントは変わりません。今回ご紹介したポイントを踏まえた上で団地の壁リフォーム計画を立てれば、大きな失敗を防ぐことができるでしょう。

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