土壁をリフォームして雰囲気を一新!工事内容もご紹介

土壁をリフォームすることにより、部屋の雰囲気も一新されるだけでなく、土壁が持つ断熱効果や湿気の低減効果といった様々なメリットが復活します。今回は、土壁にこだわってリフォームを計画するときに押さえておきたいポイントや工事内容をご紹介していきます。

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土壁は、純和風にぴったりな見た目であるほか、気候に応じて湿気を吸排出する効果があり、室温を安定させるという長所を持っています。下地から仕上げまで天然素材にこだわれば、シックハウス症候群へのリスクも低減できます。

その反面、土壁の耐久性は壁紙など現代の建材より劣るため、年数が経つと褪せやひび割れが気になります。また、材料が貴重で腕の良い職人の数も少なくなっているので、費用が比較的割高になる場合もあります。

土壁をリフォームする意義と注意点

なんといっても夏場の室内を快適にする点が、天然の土壁の魅力です。土壁には調湿性や消臭効果があるため、どんなにじめじめした暑い日でも、土壁の和室だけはサラっと快適に感じられることもあります。

とはいえ、土壁の部屋は夏涼しくても、冬にとことん寒くなる点が気になる方も多いでしょう。冬の寒さは、土壁の代表的なデメリットといえます。昔の家ならたとえ冬寒くても、その原因でもある通気性の良さをうまく利用して、家の中を囲炉裏などの強い直火で直接温めることができましたが、現代ではそうはいきません。

表材の塗り替えだけでなく、もっと大掛かりに壁を修復することを考えているなら、壁材の内側に断熱材を挟み「伝統工法と現代技術」を組み合わせる施工法をとっているケースも増えています。また、天然素材にこだわるなら、土壁自体の厚みを増すことで「断熱性と蓄熱性」を高める工夫なども広まっていますので、それらを検討してみるのも良いでしょう。

土壁リフォームの工事!どんな準備が必要?何に気をつける?

土壁のリフォームは、思ったよりも施工に手間がかかります。ざっと挙げるだけでも、

・芯材(小舞)の編み込み
・下地の土(荒壁)を塗りつけて乾燥させる
・中塗りをして乾燥させる
・表面の仕上げをして乾燥させる

と、これだけ多くの工程を要します。ほかの壁材と比べても、特に長い工期がかかると考えておきましょう。リフォームの場合はこの工程に、さらに元の壁をはがす作業が加わることもあるため、さらに工期が長くなる可能性もあります。

土壁特有の味わいや雰囲気のためだけに、それだけの手間やコストをかけることが難しい場合もあるでしょう。しかし、土壁のもつ空気中の有害物質を吸着する効果や耐火性能は、現代の建材と比べてもなかなか優秀です。正しい伝統工法で建てられた家の土壁は、同じ厚みの一般的な耐火コンクリートよりも熱伝導性が低く、火の燃え広がりを防げるという調査結果も出ています。

まず、土壁を塗り替えるリフォームを検討する場合は、1室を塗り替えるにもそれなりの日数が必要となるため、ほかの部屋を空けておくなどの事前準備をしておきましょう。また、さまざまな作業が必要となるため、工期がずれ込む可能性も考えられます。早め早めに計画を立てて、少し先まで余裕を持った日程を組んでおくのが無難です。

おわりに

土壁のリフォームは多くの手間と工期を要しますが、施工が難しい貴重な「作品」でもあり、そこに住み続けるという満足感は比類ないものです。また、リフォームの質が高ければ、施工してもらった家に長く暮らしていく上で必要となるメンテナンスも行いやすくなるでしょう。

また、リフォームに向けてどのように行動するべきか分からない方は、一括見積もりの利用を考えてみましょう。一括見積もりを利用すれば、費用面などについて情報収集することにもつながりますし、スムーズにリフォームの計画を進めることができます。

もっと具体的にリフォーム・リノベーションについて知りたい方は、多くの業者から見積もり・提案を無料で受け取ることができる、一括見積もりサービスからお気軽にお問い合わせください。

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