撮り鉄の「食」の思い出(21) 春近く、秋田でハイテクローカル線とサクラマス三昧!/2018年

秋田県の鉄道の話題のひとつに「アキュム」があります。
架線のないローカル線を走る車両ですが、駅などで充電をして走る電車です。
このアキュム撮影後、スーパーで買ったサクラマスを堪能しました……。

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春近く、秋田でハイテクローカル線とサクラマス三昧!/2018年

前回(第20回)に訪れた秋田新幹線ではものすごい雪でしたが、秋田の海沿いまで来ると、雪の状態は少し落ち着いていました。

今回の目的は、秋田県男鹿半島の男鹿線に最近走り始めた新型車両の「アキュム」です。

男鹿線は非電化で通常ディーゼルカーが走っています。

この「アキュム」は架線のいらない電車です。

電化区間を走るときや、駅に作られた装置で電気を受け取り、架線のないところもモーターで走ります。

同じ方式で走る車両は、栃木県の烏山線の「アキュム」、福岡県の筑豊本線(若松線)を走る「デンチャ」があります。

[非電化の男鹿線に従来から走っているディーゼルカー。バックの山は寒風山]

[男鹿駅の前には“なまはげ”の像もある]

[男鹿駅に停車するアキュム。架線がなくてもモーターで走れる]

[男鹿駅停車中、ちょっとだけある架線から電気をもらい充電。充電が終わるとパンタグラフが下がる]

パンタグラフを下げて、モーター音を響かせて走る電車。

理屈ではわかっていても、なにか不思議な感じです。

旬の走りのサクラマスを入手し、一気に3品のサクラマス三昧!

この日も撮影を完了して山形方面に向かいます。

途中のスーパーで見つけたのは「サクラマス」。

川の魚「ヤマメ」が海に下って帰ってきた魚です。

ちょっと見た目は、やや小さめのシャケです。

[小さめのシャケのようなサクラマス。半額!]

サクラマスは春が旬の魚で、スーパーにも「サクラマス入荷!!」と大きく書いています。

どうやら今年の漁が始まって間もないようで、旬の走りのようです。

その上半額。

売り場に書いてあるオススメ料理は「にら鱒」、素焼きに茹でたニラを添えるものです。

[サクラマスの皮目を見ると、きれいな魚です]

さっそく購入。

もちろん、ニラその他も購入です。

今日も、夜になって料理開始。

さて、結構量があるし、今晩は3品に挑戦です。

まずは、売り場にも書いてあった「ニラ鱒」。

ただ、車の中で素焼きは難しいので、アルミホイル(厚手で焦げ付かないタイプ)上で焼きます。

2品目は「煮付け」。

酒、しょうゆ、砂糖で味付けして煮付けます。

こちらもアルミホイル上にセットします。

[アルミホイル上に煮付けの準備(撮影用に身を上にしてあります)]

さらに、もやしとニラ、ネギの上にサクラマスを置いて、味噌をかけてホイル焼。

そうです! 

「サクラマスのちゃんちゃん焼」です。

[サクラマスのちゃんちゃん焼、準備完了!]

フライパンに準備した3つを並べて、一気に料理です。

[3品同時料理。左がちゃんちゃん焼、奥が煮付け、右が焼き物]

『必殺! 車中まとめフライパン調理』で、あっという間に完成!

ニラ鱒は、鱒の本来の味がわかります。

シンプルならではの美味しさです。

[ニラ鱒。ちょっと皮がとれました……]

ニラ鱒は、鱒の本来の味がわかります。

シンプルならではの美味しさです。

[煮付け。いい感じです!]

煮付けは、身がぎゅっと締まって、よりうまみが凝縮された味です。

[ちゃんちゃん焼もふっくら完成!]

ちゃんちゃん焼はふっくらとして優しい味になりました。

どの料理も、ニラがとてもよく合います。

さらに、残ったちゃんちゃん焼の身とタレを使って、サクラマスチャーハンを作りました。

[ふっくらチャーハンもついでに作る]

これも美味しく、一晩でサクラマス半身完食でした。

翌日は、サクラマスが獲れた日本海を見ながら、撮影を続けました。

[日本海を眺めて走る羽越本線]

これから春に向けて、サクラマスは旬を迎えます。

また、旬のときにも食べたい食材でした。

今回の「ニラ鱒」、帰って調べてみると、山形県庄内地方の郷土料理でした。

次は、本拠地でも食べてみたいです。

佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”。初めて鉄道写真を撮った小学生のころから約50年。鉄道カメラマンなのに、列車に乗ると走るシーンを撮影しにくいので、撮影の8割はクルマで移動。そんなワケで1年のかなりの期間をクルマで生活しています。ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。

 主な著作に「富士鉄」(講談社)「新幹線ぴあ」(ぴあMOOK)「鉄道ムービー入門」(玄光社)「ひつじがすき」(山と溪谷社)など多数、映像集に「感動の美景鉄道」(MAXAM)「日本の新幹線・特急」(シンフォレスト)など、担当番組に「素晴らしき日本・鉄道の旅」(BS-TBS)など

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