撮り鉄の「食」の思い出(20) 冬の秋田新幹線で、雪の中を走るE6系と……ジャンボうさぎ……鍋/2018年

2017〜2018シーズンの雪はすごかった! というわけで、雪の中を疾走する赤い新幹線こまちを撮影しに秋田県の中仙市を訪れました。待っていたのは、ジャンボうさぎ。そしてて、うさぎの肉……どうでしょう……?

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冬の秋田新幹線で、雪の中を走るE6系と……ジャンボうさぎ……鍋/2018年

2017〜2018シーズンの雪はすごかったですね。

道は寸断、鉄道にも被害が出て、たいへんな年でした。

いちばんではないのですが、そこそこの寒波が来ているときに東北の雪撮影に行ってきました。

途中で撮影をしたのは、岩手県の盛岡駅と秋田駅を結ぶ秋田新幹線、新幹線こまちが走ります。

[雪の中の赤い新幹線こまちはカッコいい! 雪がたいへんでも、がんばって撮ります!]

まあ、何がたいへんかと言えば、計画していた撮影地にまったく近づけないんです。

さらさらとした雪がたっぷり積もって、カンジキをはいても腰まで沈み、ちょっとした場所でも撮影ポイントに行き着けません。

車で回るものの、次々とNGパターン……。

寂しくも、遠くを、撮影できない新幹線が走り去って行きます。

[雪煙を上げて走る新幹線は躍動感いっぱい]

それでもなんとか撮れる場所を見つけて撮影を続行します。

さすがの新幹線! 

この程度の雪ならば定時運転です。

やっぱり日本の鉄道はすごいですね。

[雪をまとって走る姿を見ていると来てよかったと思います]

ここからが今回の本題。ジャンボうさぎのお話です!

さて、撮影がひと段落したところで、道の駅で休憩です。

桜で有名な角館と、夏の花火の大曲の中間くらいにある『道の駅なかせん』の、こめこめプラザでひと休み。

[道の駅なかせんの、こめこめプラザ]

以前から気になっていた看板を見ます。

ジャンボうさぎ。

街道沿いにも「全国ジャンボうさぎフェスティバル」の看板が目に留まります。

[道の駅にある中仙ジャンボうさぎの看板]

[ジャンボうさぎの剥製。10キロ以上になることもあるそう。ジャンボです!]

道の駅なかせん こめこめプラザの店内に入ると、冷蔵庫にうさぎ肉が!

へえ。食べるんだ!

無知ならではの感想です。

[比内地鶏に並んでうさぎ肉販売中!]

うさぎ肉といえば、あのレタス好きのうさぎのお父さんがミートパイになったという、シュールなくだりくらいしか印象がなくて、このトシまで食べたことがありません。

どんな味だろ?
 
そこは、車内食のありがたさ。

購入して、今夜じっくり楽しむことができます。

お店の冷蔵庫をよく見ると、うさぎの肉は、普通の肉のほかに、串、ハンバーグ、ぎょうざと並んでいます。

写真撮影のお願いのとき、道の駅の駅長さんにオススメを聞いてみました。

「鶏肉系でおいしいですよ。最初だったらやっぱりこっちかな」
 と普通の肉の塊を案内してくれました。

で、食べ方は?

「味噌と根菜が合うので、根菜の味噌鍋がオススメです」
 とのこと。

さっそく、購入です。

[この肉を買いました。200gで790円(税別)]

秋田のジャンボうさぎの肉を車内調理で舌鼓!

さて、夜になって料理開始です。

駅長さんのオススメに従って、根菜類はダイコン、ニンジン、ゴボウ。

更にネギ、お揚げ、シメジ、豆腐をそろえました。

鶏肉に近いという話だったので、肉は炒めずに直接水から投入です。

[料理の準備完了!]

[煮えるまでは、秋田の名品いぶりがっこをポリポリして待ちます]

[調理中の鍋の様子(鍋の下の緑の布は防火シートです)]

煮えてくると良い香りが車内に充満します。

ちなみに料理中はそこそこ散らかっています……。

肉も根菜類も良く煮えたところで、味噌と豆腐を投入して完成です。

[味噌投入!]

[うさぎ肉の味噌鍋]

いい感じに仕上がりました。

さっそく、いただきます。

まずは肉から。

鶏肉と豚肉の中間といった感じでしょうか?

気持ちの良い弾力があります。

味は、肉の味が濃くてびっくりです。

爽やかな感じの味わいです。

なるほど、この濃さならば、味噌にも根菜にも負けません。

味噌鍋がオススメという理由がわかりました。

この夜は、ゆっくりじっくり“うさぎ味噌鍋”を堪能。

冷え切った体も温まりました。

佐々倉実(ささくら みのる)
 鉄道をメインにスチール、ムービーを撮影する“鉄道カメラマン”。初めて鉄道写真を撮った小学生のころから約50年。鉄道カメラマンなのに、列車に乗ると走るシーンを撮影しにくいので、撮影の8割はクルマで移動。そんなワケで1年のかなりの期間をクルマで生活しています。ちなみに、鉄道の他に“ひつじ”の写真もライフワークで撮影中、ときどきおいしいひつじの話も出てきます。

 主な著作に「富士鉄」(講談社)「新幹線ぴあ」(ぴあMOOK)「鉄道ムービー入門」(玄光社)「ひつじがすき」(山と溪谷社)など多数、映像集に「感動の美景鉄道」(MAXAM)「日本の新幹線・特急」(シンフォレスト)など、担当番組に「素晴らしき日本・鉄道の旅」(BS-TBS)など

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