引く手あまたのエンジニアに!女性でも活躍できるLPICの資格

システムエンジニアの道に興味があり、キャリアアップを目指す女性におすすめの資格がLPIC(エルピック)です。LPICの資格があれば、企業で頼りにされるシステムエンジニアへの道が開けます。今回は、LPICの概要やメリット、勉強方法や資格取得の流れについてご紹介します。

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女性のキャリアの強い味方! LPICってどんな資格?

LPICは「Linux Professional Institute Certification」の頭文字を取ったもので、「Linux技術者認定試験」とも呼ばれます。その名の通り、Linuxを扱うことのできる技術者のための資格です。LPICの資格があればシステムエンジニアとしてのスキルがあることを証明でき、開発業務や保守業務などで活躍することができます。

LPICで取り扱うLinuxは、WindowsやiOSなどに代表されるオペレーティングシステム(OS)の1つです。コンピューターを動かすための基本となるシステムであり、Windowsなどと同じようにパソコンにインストールすれば使用することができます。

Linux最大の特徴は、オープンソースソフトウェアであるということ。Linuxのすべてが無料で公開されており、有志のエンジニアたちによって育てられてきました。Linuxをベースとして新しいOSを開発することもでき、その代表格として知られているのがスマートフォン用のOSとして世界No.1のシェアを誇るAndroidです。

個人用パソコンのOSとしてWindowsが広く普及しているように、Linuxにも得意分野があります。Linuxが活用されている数ある分野のうち、代表的なのはサーバーの管理です。サーバーはインターネット社会になくてはならない存在であり、その発達はLinuxあってのことだといわれています。ほかにもゲームや自動車、各種研究開発にもLinuxが活用されています。

そのLinuxを扱えると証明できるのがLPICです。LPICは3つのレベルにわかれており、それぞれに複数の試験が割り当てられています。例えばレベル1であれば、101試験と102試験の両方にパスすることで資格を得られます。しっかり勉強して資格を取得できれば、女性でもシステムエンジニアとして活躍することが可能です。

なお、LPICはカナダの企業であるLPIが運用している資格ですが、LPICを日本で運用しているLPI-JAPANは2018年に日本独自の資格「LinuC」(リナック)を新設しています。日本が独自に運用するLinuCは、LPICにあった「試験内容を翻訳するなどの手間がかかる」「国内ニーズへの対応が遅れる」などの弱点を克服した資格です。LinuCはLPIC同様3つのレベルにわかれており、日本のシステムエンジニアに合わせた試験内容が出題されます。

LPICを持つことで得られるメリット

女性にもおすすめの資格であるLPICは、取得することで多くのメリットが得られます。

LPICの資格を持っていればLinuxを扱えるという証明になり、Linuxの技術者や保守担当者を探している企業から重宝されます。また、特別に技術者を必要としていなくても社内でLinuxを扱っているケースは多く、LPICの資格保持者であることがオフィス内で強みになることもあります。LPICを運用しているLPIによれば、日本企業の約70%でLinuxが使用されており、サーバーに限定しても50%以上のシェアがあるとのことです。

また、Linuxを扱えるようになればプライベートでも多くのメリットがあります。例えばLinuxは動作が軽いため、Linuxをインストールすることで古くて動きの重いパソコンでも軽快に動かすことが可能です。自分のWebサイトを作成し、インターネット上に公開するための環境においてもLinuxはすぐれています。システム全般に詳しくなるため、他人のパソコントラブルの相談に乗ることもできます。LPIの調査によれば、LPICの資格の満足度は約90%にも上るとのことです。

LPICを取得するまでの流れ

Linuxの操作は最初は難しく感じるかもしれませんが、レベル1の取得はそれほど難しくないといわれています。LPIが設定している勉強期間の目安は1カ月~3カ月程度で、他業種出身で1から勉強を始めて取得する方も多いようです。

レベル1は教科書や参考書、問題集をやり込むことで合格を目指すことができます。レベル2は実務経験をしている方向けのレベルで、取得すれば構築・管理・修正などLinuxの応用的な運用ができるとみなされます。レベル3では高度な知識やスキルが問われ、認定校やLPI公式の自習会を利用して学習を進めることになります。

LPICの受験には特定の受験日が設けられておらず、全国にあるテストセンターに申し込みをして自分の好きなタイミングで受けることができます。受験可能日は日曜祝日以外ですが、テストセンターによって受験できない日があるため、事前に確認しましょう。テストセンターで試験を受ければ、その場で合否判定が出されます。

そのほか、不合格後の再受験には一定の期間を空けなければならない再受験ポリシーや機密保持契約があるため、受験前に要綱をよく確認しておくことが大切です。

企業から求められる人材に!

企業のシステム構築・管理にはLinuxが広く用いられており、Linuxを扱える人材はこういった面で活躍できます。女性がキャリアアップを目指すための資格として、Linuxの操作を学べるLPICはおすすめです。Linuxのスキルは日常生活にもプラスとなるため、システムエンジニアに興味がある方はもちろん、今後のキャリアにつながるシステムの知識を深めたい方もチェックしてみてください。

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