アフターフォローまで万全!太陽光発電を自社施工でおこなうメリット・デメリット

太陽光発電は、初期投資が高くても長い目で見ればお得になるという点で、導入を検討する方が増えています。設置するなら信頼できる会社にお願いしたいですし、工事後のフォローも丁寧な会社を選びたいものです。太陽光発電の設置を担当してくれる業者にはいくつか種類がありますが、今回はその中でも、自社施工の業者を選択するメリット・デメリットについて解説していきます。

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 1760
  • 5
  • 0
  • いいね
  • クリップ

自社施工とは?

「自社施工」について理解するためにはまず、太陽光発電に関連する会社には、販売会社と施工会社があることを知っておく必要があります。

販売会社とは、太陽光発電の設置工事はおこなわず、システムの販売だけを担う会社です。そのため、太陽光発電の契約は販売会社とおこなうことになりますが、設置工事を請け負うのは別の会社になります。この設置工事のみをおこなう会社が、施工会社にあたります。

たとえば、家電量販店などでよくある「指定のインターネットサービスプロバイダに加入するとパソコンが安く買える」といった値引きを例に考えてみます。この場合、プロバイダの申し込みを受けつけるのは家電量販店の役割、実際にサービスを提供したりサポートをおこなったりするのはプロバイダの役割、となります。太陽光発電の導入においては、ここでいう家電量販店が販売会社で、プロバイダが施工会社なのです。

ただし、太陽光発電の契約(申し込み)と設置工事は必ず別々の会社に依頼しなければならないかといえば、そうではありません。業者によっては、契約した会社が設置工事までおこなってくれるケースがあり、このように販売会社と施工会社の役割を一手に引き受けている業者のことを「自社施工」と呼んでいます。

自社施工を選ぶメリットは?

太陽光発電設備の設置は、販売会社と施工会社が異なる外注施工が一般的だといわれていますが、実は、自社施工の業者に依頼することには大きなメリットがあります。

【価格を安く抑えることができる】
外注施工の場合、販売会社と施工会社のそれぞれが利益を確保しなければなりません。一方、自社施工は販売会社と施工会社を兼ねているので、依頼主から仲介料を取る必要がないのです。その結果、安く設備を設置できるケースが多くなります。

【やりとりがスムーズ】
設置工事をお願いするにあたり、サービス関連だけでなく、工事に関する疑問なども事前に解消してから申し込みを決めたいものです。外注施工の場合は、実際には工事をおこなわない販売会社が受けつけをおこないます。そのため、工事に関する知識が不足し、質問の回答を得るのに時間がかかってしまうこともあります。

一方で、自社施工の場合は、工事に関わる職人が営業も担当しているか、営業のみ担当していても工事の知識を備えているケースがほとんどです。はじめから自社のサービス内容から実際の工事についてまで詳しく説明してもらえるので、やりとりをスムーズにおこなえます。

【責任を持って工事に取り組んでくれる】
外注施工の場合、複数の会社が関わってくることから、トラブルが発生した際に責任のなすりつけ合いがはじまり、一向にトラブルが解決に向かわないなどということも起こり得ます。一方で、自社施工では1つの業者がすべてを請け負うことになるので、何かトラブルが起きても、責任はすべて自社で負わなければなりません。この事実が、実際に工事を進めていく際の強い責任感につながっています。

【アフターサービスが万全】
もちろん外注施工でもアフターサービスはありますが、外注施工の場合、アフターフォローをサービスとして提供しているのは販売会社です。自社施工なら、実際に設置工事を担当してくれた業者が設置後も見てくれることになるので、安心感は大きいといえるでしょう。

自社施工を選ぶデメリットは?

太陽光発電設備の設置を依頼するならいろいろとメリットのある自社施工ですが、以下のようなデメリットもあります。

【接客に慣れていないことがある】
外注施工の場合、契約や申し込みは営業マンなど接客のプロが対応してくれるので、対応も親切丁寧ですし、依頼者が本当に望んでいることは何なのかをくみ取るスキルもあります。そして、接客のプロには、知識のない素人にも噛み砕いてわかりやすく説明する力もあります。

しかし、自社施工の場合、工事に関わる職人が営業を兼任していることも多く、接客のスキルには乏しいといえます。そのため、言葉遣いが丁寧でなかったり、説明の際に難しい専門用語が出てきたり、不愛想だったりといったように、対応の面で不満を感じることがあります。

【ホームページの情報を参考にできないことも】
現代はインターネットで何でも調べることができる時代なので、しっかり作られていてわかりやすく、かつ、より多くの情報が掲載されている会社のホームページは、それだけで何となく安心感を得ることができます。もちろん吟味したうえではありますが、ネットの情報が施工会社を選ぶ決め手になることも少なくないでしょう。

しかし自社施工の場合、基本的には小規模で地域密着型の会社になるため、あまり会社のホームページに力を入れていない、あるいは、ホームページに情報を載せたり更新したりするのに人員を割けないケースが少なくありません。

多くの方がネットから情報を知り得る機会が多い今、リサーチしようにもネットから必要な情報を得られないというのは、業者選びのネックとなってしまうかもしれません。

まとめ

ここまで自社施工についていろいろと解説してきましたが、自社施工にはいくつかデメリットがありながらも、それを補う大きなメリットがあることがわかっていただけたのではないでしょうか。太陽光発電の導入で失敗したくないなら、購入前から購入後も一貫して対応してくれる自社施工はおすすめです。ぜひ自分でもいろいろと調べて、検討してみてください。

  • 1760
  • 5
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

LIMIA 住まい部さんの他のアイデア

住宅設備・リフォームのデイリーランキング

おすすめのアイデア