TV禁止、ゲーム没収!?ルールを守らなかった後の対応、どうする?

“危険”であることを教えるのにはタイミングが重要 あるお母さんが夕食の用意をしながら「もうご飯だからテレビは終わり」と言って、テレビを消しました。すると5歳の息子が台所で天ぷらを揚げていたお母さんにキックとパンチをしたの […]

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子育てに自信のあるママなんてどこにもいない!家庭教師・塾講師、東大生・早大生を育てた母であり、子育てセミナーを主催する楠本佳子さんに教わる連載コラム「能力をのばす子育て」。40回目は「子どもがルールを破ったときの対処法」について。

“危険”であることを教えるのにはタイミングが重要

あるお母さんが夕食の用意をしながら「もうご飯だからテレビは終わり」と言って、テレビを消しました。すると5歳の息子が台所で天ぷらを揚げていたお母さんにキックとパンチをしたのです。

怒ったお母さんは鬼の形相でテレビに近づきプラグを引き抜きました。子どもはあまりのお母さんの怒りにびっくりし、固まってしまったそうです。お母さんはその後、あたかもテレビなど存在しないかのように過ごしたようです。

料理をしているときは包丁を持ったり火をつかったり、危ないものを扱っています。怪我や火事など大惨事になる危険性があります。だから「危ない」と厳しく教えるのは良いことです。

ただ、問題はその後です。子どもはこの出来事の後、自分から「テレビを見たい」とも言わなかったのに、お母さんが「かわいそうだから、そろそろテレビをつけてあげようかしら」と思い始めたのです。子どもから何も言わないのにわざわざお母さんの方から言う必要はありません。

悪い事をしたときやルールを破ったときは、子どもと交渉するチャンスです

今こそ、人を蹴ったり叩いたりすることは、非常に危険な行為だということを、子どもにしっかりと認識させるチャンスなのです。テレビを見るのは決められた時間だけ、というルールを今一度子どもとしっかりと話し合い、今後は必ず守るようにさせます。

ルールは親と子どもで守るもの

同じように子どもがルールを破ったからとゲームを隠したりしたときも「かわいそうだから」と言って、返してあげる親が結構いると思います。でも「かわいそう」だと思う必要はありません。返す前にきちんと子どもと話し合いましょう。

決めたルールを子どもが破ったときに「まぁいいか」などとあやふやにしたり、「かわいそうかな」と思うことはありません。一度そのような態度を見せたら、子どもはルールを守らなくなります。

ルールは守らなければならないものであるということを、しっかりと親自身が教えていかなくてはなりません。

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