天井高と空間の広がりの関係

天井は高いほど空間の広がりも大きい良い家だと思っていませんか?
じつはそれは間違えなのです。
えっ?
と思った方はこちらを呼んでください。

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ある工務店経営者との会話。
「天井が低いですね。富山では大〇ハウスが天井の高い家(2.7m)を出して大好評で、他の量産型ハウスメーカーが太刀打ちできない」と。
それで、3mの柱を目いっぱい使って天井高を高くしていると話してくれた。
一所懸命に少ないエネルギー消費で快適な住環境をつくる努力をしている時代に、それは間違っている方向だと話した。

量産型ハウスメーカーは、同じ矩計(かなばかり)でいろいろなプランに対応しなくてはならないので、天井高を低くする事が難しい。反面地域工務店は設計力で矩計を低くする事も可能で、そこが腕の見せ所になっている。
じつは小さな家の場合、天井高を低くする事によって部屋に拡がりが生まれるのだ。職人が住まい手の暮らしに合わせて一品生産する地域工務店だからこそできる、低い天井高で快適に拡がりのある暮らし。設計の醍醐味ですね。

吉村順三さんは天井の高い住宅を見て「成金趣味の家は嫌ですね」と言ったとか。
永田昌民さんに天井高の話を聴いた時「天井が低いことがいけないのでは無くて退屈な事がいけないのだ」と言われた。
また、ある時伊礼智さんが永田昌民さんに同じ事を聴いた時「気のせいだと言って置け」と言われたそうだ。

永田さんが設計した家の天井高をフォトショで1割高く加工して観たことがある。2160⇒2400
比較してみました、さてどうなったでしょうか?
答えはこちらから↓
http://tokyomachi.exblog.jp/1818326/

設計力があるから低くて心地よい空間が出来る。
設計が下手な人はけして真似をしないでください。
量産型ハウスメーカーを見習って2700の天井高にするのが無難です。
じつは天井高が1割低く設計できると、冷暖房費が1割削減できるんですよ!
だから本気で省エネ住宅を考えている人は天井高を低く設計します。
このことは業界秘密ですから内緒にして置いてください。

天井高が2160の室内写真(設計:永田昌民)
天井高が2400の室内写真(設計:永田昌民)
天井高2160の写真をフォトショで2400に加工
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