【DIYショップ巡り #5】自分だけの空間づくりのアイデアがぎっしり〔toolbox ショールーム〕

引っ越したはいいけど、何か違う。ぴったりサイズの棚があれば、もっと使い勝手が良くなるのに――そう思ったことはありませんか? 東京・原宿にある〔toolbox(ツールボックス)〕は、住空間をパーソナライズできるヒントを得られるショールーム。手に取って見られるアイテムの数々や、それらを使ったアイデアをご紹介します♪

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工事を伴うアイテムや本格的なDIY製品からお役立ち小物までラインアップ豊富

〔toolbox〕があるのは、JR山手線原宿駅竹下口から歩いて3分の場所。東京メトロ明治神宮前駅や北表参道駅からも歩いていけます。

取材日は、あいにくみぞれ混じりの寒くて暗い空模様でしたが、そんなことを忘れさせてくれるほど、〔toolbox〕ショールームは明るく温かみのある印象。それは、ショールーム内にある、デザイン性に富んだフィラメント電球や、白熱電球のつくりを再現したLED電球を使ったペンダントライトなどのなせる技です

手軽に取り替えられる照明を変えるだけでも、こんなに雰囲気を作り出せるものなのだと実感できました。

そんなショールーム内に並ぶのは、工具なしでもお部屋のイメチェンができるお手軽DIYアイテムから、電気工事が必要になってくるものまでさまざま。それらアイテムは、常時1300点以上だといいます。

「増えることはあっても、減ることはありません」とTOOLBOXの梅川さん。「このショールームの特徴は、置いてあるものが購入できること。持っていけるものは、そのまま持って帰っていただけますし、大きいものはここで注文を受け、ご自宅に配送、ということもできますよ」と教えてくれました。

コンセプトは「見るだけではなくアイデアを提供する場所」

入り口から見て正面奥の壁には、ハンドメイドの棚をはじめとした作例がぎっしり。よく見る三角形の棚受けをはじめ、2枚の棚板を取り付けられる《リング型棚受け》、存在感を最小限に抑えたT字型のものや、中には「トランスフォーム」する《メカニカル棚受け》といったものまであります。

この、《メカニカル棚受け》、見た目は一般的な三角形の棚受けですが、長辺がぱたんと折りたためるようになっていて、棚を使わないときにしまえるようになっているんです。

「《棚受け》と呼んでいますが、ライティングで好き的な使い方をしてもいいですよね」と梅川さん。「こうじゃなくちゃダメ、ということはありませんから、アイデア次第でいろいろな使い方ができますよ」と教えてくれました。

実は、〔toolbox〕ショールームのコンセプトは「見るだけではなく、アイデアを提供する場所」とのこと。平日でもスタッフ2人が常駐し、一緒に見て回ってくれたり、相談に乗ってくれたりするそうです。

「たとえば、棚を設置するにしても、石膏ボードの薄い壁だと、いくら棚受けの耐荷重量が20kgあったとしても、ビスが外れてしまいます。でも、石膏ボードの壁には必ず下地となる柱があるはず。『それを探すと良いですよ』というアドバイスがあったらうれしいですよね」(梅川さん)

〔toolbox〕には、なんと壁の下地を手軽に探せる《下地センサーBasic》や《下地探しどこ太 Smart》といったアイテムも置いてあります。「下地を探せっていわれてもどうしたら……」と途方に暮れることがなさそうですね。

また、最近人気が出はじめているのがタイルを使ったDIYですが、簡単そうに見えて、壁へのボンド塗り→タイルの貼り付け→目地詰め→目地の拭き取りといった具合に少し手間がかかるとか。そんなタイル貼りの工程を1枚のボードに時系列でまとめたものも展示されており、自分の目で確認できるため、取り掛かるべきかやめるべきかの適切な判断の材料にもなるそうです。

梅川さんによれば、「タイル貼りをしたいのであれば、《ハニカムタイル》がオススメ」とのこと。「タイルだと、一枚一枚均等に貼り付けていく手間がありますが、これならある程度の大きさがシート状になっているので簡単。しかも、仕上がりは手が込んでいるようにも見えますし、蜂の巣みたいでかわいいんです」

こうしたアイデアやアドバイスが得られるのも〔toolbox〕ならではですよね。

ちなみに、土曜日はかなりの人気で混み合いますが、平日はそれほどではないそう。じっくりゆっくりアイテムを吟味するなら、平日が狙い目ですよ。

「お部屋空間を心地よくするための道具箱」

人気なのは、賃貸住宅でも原状復帰が可能な"なんちゃってリノベーション "アイテムです。たとえば、広いリビングにちょっとした間仕切りを作りたい、旦那さんのための書斎スペースを作りたい、壁沿いにいろいろなものを飾りたいけど跡のつく穴を開けられない、といった場合に役立つのが《突っ張り柱》。しっかりした木材の上部に、突っ張り用金具を取り付けたキットになっています。

これがなんと1本2,160円(税込)。《突っ張り柱》2本と有孔ボードまたは合板(いずれも4,000円程度~)があれば、壁一面のアレンジや、作り付けの間仕切り壁の演出も叶います。もちろん、柱の長さやボード類はオーダーカットのうえ配達してくれますよ。

〔toolbox〕ショールームには、30代40代の家族連れが多く訪れるとのこと。「何度も何度も来てくださる方が多く、『この間はこれを買ってキッチンに手を加えたから、今度はリビングを』といった具合に、お部屋づくりが着々と進んでいる様子を見させてもらっています。また、『何かヒントになるものがないかと思って』と気軽に立ち寄ってくださる方も」と梅川さん。

店頭に置いてある、〔toolbox〕のカタログも人気ですぐになくなってしまうそう。「Webで見て、実物を触りに来て、スタッフに相談して、紙のカタログを持って帰っていただく。新しい何かを見つけてもらえたり、アイデアを得てもらえたりするだけで、ありがたいですよね」と梅川さんは言います。

DIYアイテムのそろったショールームだから、DIYに本格的に取り組もうとしている人だけが来るのでは? との問いに、梅川さんはこう答えてくれました。

「どうぞ、ふらりと遊びに来る感覚で気軽に立ち寄ってください。ご自分の空間を編集するための道具箱(ツールボックス)になりたいですね」

●ライター 渡辺まりか

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