夫婦で住宅ローンを組みたい!育休中でも組めるもの?

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住宅購入のタイミングは人ぞれぞれですが、お子さまの誕生を機に住宅購入を検討される方も少なくないのではないでしょうか?そんな中、共働き世帯の増加に伴い、夫婦で住宅ローンを組む方が増えつつあるようです。そこで今回は、夫婦のどちらかが育児休暇を取得中でも、住宅ローンを組むことはできるのか?について解説いたします。

■育休中でも住宅ローンは組めるもの?

一般的に住宅ローンを組む場合、年収から借り入れ可能金額を算出して金融機関が審査を行いますが、育休中の場合、基本的に勤務先からの給与支払いはありません。その代わりに、雇用保険から育児休業給付金が支払われるわけですが、働いている時と比べて年収は著しく下がります。

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仮に育休前の年収が400万円の方の場合、育休中の年収はいくらくらいになってしまうのかというと……育休開始後180日以降の育児休業給付金額が約50%のため、単純に年収の50%程度と考えると、年収は約200万円ということになります。夫婦で住宅ローンを組むにしても、世帯年収が大幅に減少してしまうため、そもそも住宅ローンを組めるのか心配になりますね……。

では、夫婦のどちらかが育休中でも、住宅ローンを組むことはできるのでしょうか?

結論から申し上げますと、きちんと借入れ要件を満たしていれば、育休中でも住宅ローンを組むことは可能です。ちなみに、詳しくは後述しますが、育休中に住宅ローンの審査を行う場合、審査の際の年収=育児休業給付金の額で計算されるわけではありませんのでご安心ください。

■育休中は何をポイントに審査される?

さて、育休中でも住宅ローンを組むことができるとわかったところで、どのような点が審査のポイントになるのか確認したいと思います。

金融機関によっても異なりますが、育休中の住宅ローン審査において特に重要視されるのは「収入の継続性」となります。つまり、“育休明けもきちんと職場復帰して、収入が見込める人である”と金融機関に判断してもらう必要があるというわけです。

そのため金融機関は、申込人の「育休取得前の源泉徴収票・確定申告書」や、「育児休暇証明書(休職期間・復職予定時期の記載付)」などを総合的にみて判断します。前述で、単に育児休業給付金の額だけで審査されるのではないとお伝えしたのはこのためで、育休取得前の給与や復職時期をもとに審査が行われるのです。

■育休中の住宅ローンはどう組む?

一般的に、夫婦で住宅ローンを組む場合、夫婦それぞれがローンを組む「ペアローン」と、夫婦で収入を合算して一本のローンとする「連帯債務」という2通りの方法があります。

連帯債務の場合は夫婦で収入を合算して審査を行うので、ご主人が主契約の住宅ローン契約であれば奥さまが育休中でも審査が通りやすいです。一方、ペアローンの場合は夫婦それぞれで審査を行うため、連帯債務よりも年収要件などの条件が厳しくみられる可能性が高くなります。

そのため、育休中に夫婦で住宅ローンを組む場合は、連帯債務で審査を受けることができる金融機関を選ぶことをおすすめします。公務員の方や上場企業にお勤めの方で、住宅ローン審査の年収要件に問題のない場合はペアローンで審査をしてもらうことも可能です。ペアローンに関しては、以下のコラムでもご紹介しておりますので合わせて読んでみてくださいね。

#####育休中の住宅ローンは○○に注意!#####

■育休中に住宅ローンを組む際の2つの注意点

最後に、育休中に住宅ローンを組む際の注意点をお伝えいたします。

1つめは「今後も仕事を継続するかどうか」、2つめは「今後、住宅ローンの借り換えを検討するかどうか」です。住宅ローンは長期に渡って返済していくものですので、10年先、20年先の金利状況によっては、借り換えを検討することあるかもしれませんよね。借り換えをする際にも審査があるため、上記の2つには注意が必要です。

たとえば、住宅購入時には夫婦共働きかつ金利が低いため変動金利で借りて、先々金利が上がったら固定金利に借り換えようと思い、住宅ローンを組んだとします。数年後に金利が上がり借り換えすることにしたものの、子育てと仕事の両立が難しくなり、奥さまが専業主婦やパート勤務になってしまっていたら、借り換えの際にはご主人の名義のみで借り換え手続きをする必要がでてきますよね。

その際に、ペアローン・連帯債務のいずれであっても、当初の借り入れの際には奥さま自身の持ち分が設定されているため、ご主人にローンを一本化する必要があります。そして、ローンを一本化するということは、妻から夫への住宅の持ち分の贈与となるため、金額によっては贈与税が発生してしまうケースが有り得ます。

実際に私が担当したお客さまで、契約当初は共働きだったためペアローンで契約したけれど、数年経って奥さまが専業主婦になっており、低金利になったタイミングで借り換えをしようとしたら贈与税が大きくかかることが発覚……泣く泣く借り換えを諦めたというケースもありました。

そう思うとやはり、「夫婦ともに今後も仕事を続けるのか」「先々、住宅ローンの借り換えを検討するのか」をある程度考えたうえで、ご家庭にとって最適な住宅ローンを組むことが大切であることがわかりますね。

いかがでしたでしょうか?住宅ローンは、20年・30年と非常に長い期間組むことになりますので、現在置かれている状況や条件だけではなく、今後のライフプランの変化も踏まえたうえで、ご家庭にとってベストな選択をするようにしましょうね。

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