初めてのウッドバーニング はんだごて編【こて先や板による違い】

ウッドバーニングに興味を持ち、初めての挑戦!!
はんだごてを買ってみたけれど、思っていたように板が焦げなくて...と、感じた事はありませんか?

その原因はどこにあるのでしょうか?
はんだごて?
それとも板?

そこで、はんだごてのこて先と板の関係を少し確認してみました。

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こて先による違いはどの程度?

今回も使用するハンダごては、電子工作用 20Wです。
こて先を作らなくても使用できますが、今回もこて先を作り、その違いを確認します。

作ったこて先は三種類

・銅線 直径 3mm
・銅線 直径 1.6mm 二つ折り
・アルミパイプ 3mm の先端を潰したヘラタイプ

※ ハンダごての種類により、こて先の取り付け方が異なります。
  ご自身のハンダごてで、確認しておきましょう

シナベニヤで比較しました

左から
直径3mmの銅線
直径1.6mmの銅線二つ折り
直径3mmのアルミ管ヘラタイプ

【直径3mmの銅線】
こて先を金工ヤスリで少し丸めて使用しました。
こて先が熱くなるまでの時間は、電子工作用のこて先と同じ程度。
木目の入り方で、少し引っかかることがあります。
真っ直ぐ線を描いたつもりでもずれてしまったり、焦げ加減が変わりました。
こて先の丸め方が均一になっていない事も関係していると思われます。
後日、耐水ペーパーで磨いたことで、引っかかりも少し改善しました。

【直径1.6mmの銅線二つ折り】
こて先が熱くなるまでの時間は、電子工作用のこて先と同じ程度。
こて先に丸みがあるため、焦げ具合にムラが少ないです。
木目による引っかかりも少なく、使いやすいこて先です。
文字や絵など、問題なく利用できます。

【直径3mmのアルミ管ヘラタイプ】
こて先が熱くなるまでの時間は、4~5 倍。
フライパンなどでも一般的に使われているアルミですが、銅と比較すると熱伝導率は低めです。
でも、他の一般的な金属と比較すると、とても良い熱伝導率で価格も安いです。
中が空洞なので潰してヘラ状にしましたが、ヘラが当たる角度の問題で、板の向きを変えながらバーニングしました。
また、ヘラが板に当たる面積が広いこともあり、焦がすのに必要な時間は銅のこて先の 2~数倍。
あまり力を入れると、こて先が曲がりやすいので注意が必要です (^_^;)
細い線を描いたり、薄く影を作る時に向いています。

板によって違いはあるの?

材質、木目の入り方、他 同じこて先を使っていても結構違いがあります。
初めてウッドバーニングするのならば、木目の目立たない柔らかい板をおすすめします。
ヤスリがけをして、凸凹が無い状態でバーニングするといいですね。

試した板による違いを少し

【桐カッティングボード】(セリア)
 簡単に、短時間でバーニングできます。
 こんなにも早く進んでいいの? と思うほどです。

【シナベニヤ】
 板の表面が平らなので、作業性はいいです。
 ヘラタイプも使いやすいです。
 こて先を動かす速さで、焦がし加減の調整もしやすいです。

【アガチス】
 木目らしい木目が無いので、均一に焦がしやすいです。
 時間は少しかかります。

【SPF(ツーバイ材)】
 木目の無いところならば作業性はまあまあです。
 木目のあるところでは、こて先の使い方や焦がす時間の調整をしましょう。
 どうしても木目に引っかかる場合は、彫刻刀などで彫ってから焦がす方法もあります。
 太い線や焦がす面積が広い場合はいいアクセントにもなりますね♪

【アカマツ】
 全体的に時間がかかりました。
 一度で焦がすことができず、同じ場所に何度が繰り返しこて先をあてています。
 銅線 3mm(左)は、凹みにこて先が落ち込みました。
 板が凹んでいるので当然ですね。
 ヘラタイプはなかなか焦げませんでした。

比較して

【ハンダごてのこて先とワット数】
先端が少しカーブしている 1.6mm の銅線 二つ折りにしたものが木目に引っかかることも少なく、使いやすいものでした。
強度も問題ありません。
20wのハンダごてでも十分にウッドバーニングできますが、木の材質によってはもう少し熱が欲しいと思うところもあり、温度調節できるものが欲しくなります。


【木の材質による違い】
木目がはっきり入っている板の場合は、こて先が引っかかりやすい傾向があります。
木目を生かしてデザインできれば良いですが、上手くいかない時は、彫刻刀で彫って焦がす方法もあります。

初めて挑戦するならば、シナベニヤは使いやすい板です。
こて先を動かす速さにより濃淡も付けやすく、入手しやすいです。
また、デザインされた木製品を使うのも楽しいですね。


アイディア次第で、自分だけのお気に入りの一品を作ることも可能ですね ♪

 

こて先の作り方は、こちらまで

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