映画と本とパンと。レトロで落ち着く〔シネコヤ〕で見つける大人の楽しみ

小田急江ノ島線・鵠沼海岸駅。そこから徒歩3分、ノスタルジックな風情が残る商店街に〔シネコヤ〕はあります。映画だけではなく、本やパンを楽しめる場所で、のんびりと自分の時間を過ごす。そんな豊かな時と場所を提供してくれる〔シネコヤ〕の魅力をご紹介します!

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映画館でもミニシアターでもない〔シネコヤ〕とは?

鵠沼海岸商店街にある〔シネコヤ〕は貸本屋とパン屋が主体となっていて、月ごとに本に合わせた映画を見ることができる場所。〔シネコヤ〕という名前は「シネマの小屋」を略したもので、映画を見て学ぶことも多いため「寺子屋」という意味も含まれているそうです。

地方の映画館や、都内のミニシアターが閉館に追いやられている今、飲食店のような小さな規模で、新しい形で「映画を見る文化」を残していくために〔シネコヤ〕が生まれたのだとか。

「映画を見る文化」なんて考えたこともありませんでしたが、確かに映画館に映画を観に行くことも少なくなっている気がします......。

本を読んだり、パンを食べたり、1日中のんびりできて、映画も観れる。そんな新しい文化に、たしかに触れてみたくなりますね♪ それでは、内装の様子とともに〔シネコヤ〕の魅力をご紹介していきます!

まずは1階。映画にまつわる本に囲まれて、読書を楽しむ

扉を開けると、おいしそうなパンがディスプレイされたカウンターが目に飛び込みます。この時点でパンに心が奪われますが、まずはこちらのカウンターで受付しましょう。

店内は、かつての写真館の内装が生かされており、照明や床のタイルなど、レトロなデザインの美しさに胸がときめきます♪

店内入り口付近にある大きなフレームには、オーナーのしょうこさんがおすすめする本が月替わりで並びます。

1階の奥に行くと、読書スペースがあります。本棚を覗くと、本や雑誌だけでなく、漫画も並んでいました。

映画館のシートで読書することもでき、映画好き、読書好きにはたまりません♪

オーナーの竹中さんおすすめの本は、細野晴臣の《映画を聴きましょう》

約3,000冊あるという蔵書は、映画のパンフレットや専門書、雑誌、小説、画集などがそろい、椅子に座って気になる本をじっくり読むことができます。

特にキネマ旬報は、1971年〜2015年までのものが全てそろっているのだとか! 自分が生まれた時の映画はどんな映画だったんだろうと、つい探してみたくなります。

小腹が減ったら鵠沼名物〔チコパン〕をいただく

〔シネコヤ〕では〔チコパン×クゲヌマ〕の自家製酵母パンも味わうことができます。

お昼近くになると、パン以外にもキッシュなどがならび、店内が香ばしくていい香りに包まれます。そのおいしさは、地元の人もパンをテイクアウトしに訪れるほど。


〔チコパン×クゲヌマ〕のおすすめのパンはカンパーニュ。小腹が空いたので、店内でミネストローネとカンパーニュのセットをいただきます。

カンパーニュのやさしい味わいと、暖かいミネストローネ、濃厚なチーズの組み合わせは、なんだかホッとした気分にさせてくれます♪

あわせてコーヒーもオーダー。香りもよく、コクがあっておいしいです。

この《シネコヤモカ・ブレンド》は、鵠沼海岸商店街「カフェ香房」の自家焙煎コーヒーを使用したオリジナルブレンドだそう。シネコヤで過ごす時間のお供にぴったりです。

2階にはレアな映画パンフレットもたくさん

2階に上がると、1階の明るい雰囲気から一転し、重厚感のある雰囲気に。 

店内にさりげなくある案内が、本と映画の世界に誘ってくれます。

映画を観るスペースの両端には本がずらり。ここでも、上映までの間、ソファに座りながらゆっくりと本を楽しむことができます。

映画は、本のテーマに合わせてセレクトされます。事前にホームページをチェックして行ってもいいし、偶然出会った映画を楽しむのも良さそうです。待ち時間には、テーマに沿った本を読んで過ごしてみるのもいいかもしれませんね♪

知らない人とも会話ができそうなほどリラックスできる空間で、その場にいる人たちと映画の体験を共有する。レトロな空間の中に、新しい映画の文化が息づいているのを確かに感じます。

待ち時間にはお散歩もおすすめ

鵠沼海岸は富士山が見える絶景スポット

〔シネコヤ〕は貸本料を払えば、1日出入り自由。ちょっと外の空気を吸いたくなったら、海岸までお散歩をしてみるのもおすすめです。

商店街にある個人商店もユニークなお店ばかり。国道134号線を渡ると、目の前に一面の海が広がります。オフシーズンの鵠沼海岸はとてものどか。右手には富士山、左手には江の島を望むことができ、波の音にいやされます。

気ままに外に出てひなたぼっこをしていると、なんだか自分が猫になった気がします。猫って幸せだなあ。

〔シネコヤ〕オーナーのしょうこさん

ユニークな映画空間を提供する〔シネコヤ〕。オーナーのしょうこさんの理想は、ただ映画を流すだけではなく、街それぞれにいろいろなスタイルの〔シネコヤ〕があり、その街らしい文化になっていくことなのだとか。そのアイデアは「映画+美容院」や「映画+銭湯」と多岐にわたります。

〔シネコヤ〕がもし自分の街にできたら......暮らし方も豊かに変わっていく気がしますね♪ 

【〔シネコヤ〕店舗概要】
●住所:神奈川県藤沢市鵠沼海岸3-4-6(鵠沼海岸商店街 旧カンダスタジオ)
●TEL:0466-33-5393(代表)
●アクセス:鵠沼海岸駅から徒歩約3分
●営業時間:9:00〜19:00(L.O)/20:00(CLOSE)
●定休日:毎週水曜日

●ライター・写真 宇治田エリ

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