我が家のリビングダイニングのセルフリノベーション

古くて暗い我が家を時間をかけてセルフリノベーションで大変身させてきました☆

今日はリビングダイニングをご紹介させていただきたいと思います。

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両親から譲り受けた古い離れをセルフリノベーション

9年前に次男が生まれた事を機に、それまで主人の両親と同居していた母屋から、空き家だった離れに移る事にしました。
北海道からお嫁に来た私には、日本家屋は初めてで、同居していたわりと新しかった母屋とは違い、移る事になった離れは、ここは人が住む場所なのかと目を疑うほど古くてボロボロだったんです。

汚れた古い砂壁や畳は廃墟感が凄かったし、断熱材がないから夏は暑いし冬は寒い。
収納もなかったのでカラーボックスばかり増えていく…
子供達も小さくて、入居当時は物が溢れ、かと言って、何をどうすれば良いのかわからずこの家が好きになれなくて何年もストレスばかりの毎日でした。

大々的なリフォームも、経済的なことや、いつか新築をという夢もあり踏み出せずにいました。

お客さんを呼ぶのも恥ずかしいと感じる我が家を変えるきっかけは、今もDIYの世界で大活躍されているある方のブログを読んだ時。
賃貸アパートを原状回復できるようにしながら自分1人でDIYしている姿には、本当に衝撃を受けました。

家にいる時間が長いからこそ、ストレスを感じる空間ではダメなんだと強く思い、DIYなんて右も左もわからなかった私でしたが、いろんな方のブログを読み漁り、とにかくやってみようと動き始めたんです。

嫌いを克服し好きになる!問題を一つずつクリアする日々

写真は、本格的にセルフリノベーションに動き始めた三年前のもの。

フローリングに憧れていた私達夫婦は、入居当時から畳にウッドカーペットを敷いて生活していました。

ですが物の置き場がなくて雑然とした環境は変わらず、また縁側には外が丸見えなスカスカの床と、今にも壊れそうな古いガラスが入ったボロボロの木の建て具がありました。
三男の出産が真冬の予定だったこともあり、また三男が生まれる前後に、北海道から実家の母が手伝いに来てくれる事が決まり、業者さんに依頼して部分的なリフォームをしました。

玄関、縁側、物置状態だった部屋を片付けて子供部屋に。

リフォームと出産を無事終えて一年くらい経った頃、念願だったダイニングテーブルセットを購入しました。
大きすぎるくらいのテーブルに、お料理やスイーツを並べる度に、今度はその雰囲気を楽しみたくなってきたんです。
カフェ風なインテリアガラスが流行り出した頃でした。

そうして、まず手をつけたのが、写真正面の壁でした。
汚い砂壁をどうにかしたくて一面に見よう見まねで板を貼り、白く塗装してみたんです。

白い板壁になっただけで空間がパッと明るくなったあの時の気持ちを未だに忘れられません。
白、正確にはティントベージュという色なんですが、柔らかい白なので目にも優しく、それまで嫌だったこの壁が凄く好きになって、何だか可能性を感じるようになったのです。

そうか、こうして嫌いな部分を工夫したら好きになれるんだ!

そんな当たり前の事にやっと気づいた瞬間でした。

一か所できたら、じゃあ次は何が問題?と自問自答する日々。
そうして少ない予算ながら自分1人でもできそうな事を見つけていったんです。

少しずつ上達するDIYと家族の為のセルフリノベーション

当時はまだ仕事をしていなかったので、日中は三男と二人きり。
三男との時間を過ごす中で、少しずつ出来ることが増えたDIY技術を家族のために使いたい、そう思うようになっていきました。

環境に同じく不満があった主人ですが、仕事から帰宅する度に変わっていく室内を見て、「おおっ」とか「へぇ〜」とか嬉しいリアクションをくれる事で、独りよがりになっていないことが嬉しかったんです。

私1人で住んでいるわけじゃない。
家族みんなが楽しくて幸せを感じる空間にしたい。
そうして進めていったセルフリノベーションでした。

元々建具で奥の部屋と仕切っていた場所に巨大なボックスを作り、奥の部屋を減築して作ったテレビボード。テレビの周りは漆喰を塗り、大容量の収納や、デッキ類の収納をつけ、ゲーム機器の収納はキャスター付きのワゴンタイプに。主人の協力を得て作った大作。
レースのドイリーは実母がこの為に作成してくれたもの。
ダイニングとキッチンの間の壁をくり抜いてニッチに初挑戦。漆喰とワトコオイル塗装の棚板で雰囲気は良かったものの、思いの外小さくて失敗…。
今でも小さい雑貨専用スペース。
寒々しい窓に飾り棚やルーバー、黒板を設置したらまた雰囲気が一変。
当時はナチュラルなカフェ風空間に憧れていたので白が多め。

自分の好きと家族の好きがマッチしたら、メンズライクな空間だった

主人と三人の息子たち。
そう、我が家には四人の男の人がいるのです。
ナチュラルは好きだけど、ガーリー過ぎるのも違うし…と、好きなインテリアのジャンルも自分の中で定まらず、迷走していた時期もありました。
そんな中で流行り出したのが男前、塩系、インダストリアルなインテリア。
凄く衝撃だった中から、我が家らしく寛げるのはナチュラルな男前テイストでした。

何もないところにゼロからキッチンカウンターをDIYしたり、それに合わせて黒いソファーを奮発したり。
日々変わっていく空間に、家族みんなが笑顔になっていくのが私の原動力でもありました。

建具で仕切られていたキッチンとリビングの間に、大容量の収納とショーケース棚を完備したキッチンカウンターをDIY。
キッチンからも部屋を見渡せて孤独を感じなくなり子供達の様子も見渡せて一石二鳥。
メンズライクといえば!ということで、前のソファーが壊れたのを機に買い替えたこちらのソファー。空間が引き締まり、カッコ良さが増した。
夏場に使うこのスクラップウッドなテーブルは、その名の通り端材でDIYしたもの。
お家カフェが好きな為、カフェグッズを見せながら収納できるショーケース棚。カッコ良いカフェ空間が好きなんだと再認識。

ついに重い腰を上げ、テイストの統一へ

別の機会に紹介予定のキッチンやサニタリー、リビングと、メンズライクな空間が増えていく中で浮いてしまっていたこちらのダイニング。
先日漸く重い腰を上げて作業を開始しました。

ナチュラル、カントリー、フレンチ、ガーリーと柔らかい雰囲気が入り混じる空間だった。
窓の向こうが隣家の庭に面しており音や光が漏れるのが気になっていた為、周囲と同じ色の壁風折れ戸を設置してあえて半分の窓を塞いだ。
キャベツボックスをDIYして雑貨を飾る場所も確保。ボックスからフックでハンギングすることもできる。
残した窓には開閉可能な内窓をDIY。アンティークメディウムと絵の具を混ぜてくすんだグリーンに。
窓の左側には時計と、パイプウォールラックをDIY。雑貨や電話機器を収納。
窓枠はテーブルの高さに合わせている為一体感が出た。
甘い雰囲気から一変、ピリッと引き締まる空間に生まれ変わった。
黒板の文字や配線隠し、雑貨など見直すところはまだ多いが、男子多めの家庭でもみんなが落ち着くダイニングと大変身した。

家事、育児、仕事となかなか自分の時間が持てない中で、長い年月をかけて作り上げてきた空間は、入居当時からは考えられないほど愛着が湧き、寛げる場所となりました。
日々成長していく子供達も、友達を連れてきて一緒に宿題やゲームをしたり、私も友人とお家カフェを楽しんだり。
帰宅した主人とゆったりとコーヒーを飲みながら1日にあったことを語り合う事もあります。
もう誰も「人を呼ぶのが恥ずかしい」とは言わなくなりました。

心を豊かにするひとつの方法に、DIY、セルフリノベーションというのは確実に力を持っていると思っています。
私の毎日は今、とても充実しています。

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はじめまして、Chikaといいます☆築80年以上と言われる古い自宅を家事と育児と仕事の合間にDIYでセルフリノベーションしながら住んでいます。ハンドメイドもして…

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