子どものための海外旅行保険は必要?
まず基本的なことですが、子どもの海外旅行保険は必要です。大人に比べて体調を崩しやすく、環境の変化にも敏感な子どもを海外に連れて行くのですから、病気やケガに備えておくことは非常に大切なことです。
グレードによってはクレジットカード付帯の保険で家族もカバーしてくれますが、補償額の面で不安が残るため有料の海外旅行保険に加入しておくことをオススメします。
とにかく、治療費を手厚く!
子どものために必要な補償は、なんといっても治療費。保険によっては「疾病治療」と「傷害治療」に分かれていますが、疾病は病気で障害はケガのことです。海外では手術や集中治療室の利用で莫大な治療費がかかることがありますので、最低でも2,000万円の補償は欲しいところです。
子どもの海外旅行保険の選び方
では、どうやって保険を選べばいいのでしょう? セットプランを申込む方法と自分でカスタイマイズする方法がありますので、自分に合った方を選んでください。
<ケース1>手軽さ重視、とにかく安心が欲しい!
そういう方には、幅広い補償を網羅した「ファミリープラン」のようなタイプがよいでしょう。治療費はもちろん、物を壊したり他人にケガをさせた場合の賠償責任も含まれます。
複数人でセットにするぶん、1人ずつ加入するよりも割安。保険会社やツアー会社に相談すると、オススメの保険を紹介してもらえますよ。
<ケース2>コスパ重視、必要な補償を手厚くしたい!
海外旅行に慣れている人なら、自分でカスタマイズするという手もあります。必要な補償だけを手厚くできるのでコストパフォーマンスが高く、インターネット申込みなら割引率も大きいのが特長。ただし、持病がある場合などインターネット申し込みができないケースもありますので、日数に余裕を持って手続きしてください。
子どもが12歳未満の場合、賠償責任については親権者の保険で賄えることが多いですが、規約の確認を忘れずに。なお、子ども本人名義で入っても、1億円の補償が数十円です。
海外旅行保険は、「入っておわり」ではない!
子連れの海外旅行では、保険は「とりあえず入っておく」というお守り気分ではいけません。保険の内容をしっかり把握しておき、万が一の場合には迅速に対応できるようにしておいてください。
手続きを把握しておくこと
「まずどこへ連絡すればよいのか」「病院や警察でどんな書類を作ってもらう必要があるのか」といった手続きの流れをしっかり把握しておきましょう。
キャッシュレス治療できる病院を確認しておくこと
都市部では、現地の病院でお金を払わずに治療を受けられる「キャッシュレス治療」に対応した病院が増えています。しかし、どこの病院でもOKというわけではありませんし、慣れない土地では距離感もわかりません。宿泊先のホテルや訪問予定の観光地に近い病院をリストアップしておきましょう。
関係書類は紙で準備しておくこと
スマホが使えない事態に備え、保険関係の書類や病院のリストは、必ず紙で印刷するか手書きでメモしておきましょう。パスポートのコピーと一緒に2~3部用意し、分けて保管しておくと確実です。
また、お子さんに持病やアレルギー等がある場合は、現地の医師に説明するための準備も必要。英語圏以外なら、英語と現地語の両方で訳しておきましょう。
準備万端で楽しい旅行を!
子連れでの海外旅行。しっかり準備を整えておくことで、不測の事態にも落ち着いて対応できるようになります。保険はそのためにも大切なもの。現地で思いっきり楽しく過ごすために、しっかり備えてくださいね。
●ライター 一番ヶ瀬絵梨子
LIMIAからのお知らせ
今の火災保険を見直したい、新居用の火災保険に入りたい、地震保険に入りたい…
火災保険は比較で安くなります!