汚れに合った洗剤を!

掃除代行で多くのお客さま宅をお掃除しています。
お客さま宅にある洗剤を使わせていただくのですが、
汚れの質に合っていない洗剤や、
混ぜたら危険と知らずに揃えている洗剤、
流行っているから次から次へと新しい洗剤を買ってしまう方もいらっしゃいます。

効率よくお掃除するために、理解しておきたい点をあげてみました。

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話題の洗剤は欲しくなる

雑誌やネットやテレビで
「よく落ちる!」
「掃除の達人おススメ!」
「みんなが使っている!」
話題の洗剤は試してみたくなるのが主婦魂!わかりますわかります。

片っ端から買い揃え、少し使っただけでまた新しい話題の洗剤に飛びつく。
使いかけのままの流行おくれの洗剤はパッケージにホコリがかぶる。
中身は徐々に劣化していく。
洗剤を置くスペースもどんどん狭くなる。
捨て方もわからないし、捨てるのはもったいないし、
使い切れない罪悪感から目をそらしたい。

そんな経験はありませんか?
素晴らしい最新製品や業務用洗剤で効率的に掃除がはかどるといいですよね。
それには汚れと洗剤の基礎知識が必要なんです。

汚れ落としの基本

ざっくり言うと、
酸性洗剤は水回りの汚れに効き、
アルカリ性洗剤は油汚れに効きます。

市販の洗剤の多くは中性で、
中性洗剤は、酸性とアルカリ性の中間なので、
水回りの汚れも油汚れもどちらでもそれなりに落とせるものです。

汚れに合った洗剤で効率よく

ほとんどの方が、お風呂ならお風呂用洗剤、
トイレならトイレ用洗剤と用途別の洗剤を使っています。

汚れの質に合っていない洗剤というのは、
ひどい汚れの場合に中性洗剤だけで落とすのは難しいということです。

普段からまめに掃除していたら、
洗剤はめったに使わなくてもいいぐらいで、
たまに使うとしても中性洗剤で大丈夫。

ただしすでに汚れている場合、
例えばトイレのお掃除では、
カビや黒ずみ汚れにはアルカリ性洗剤が効きます。
尿石や黄ばみ、水あかの汚れには酸性洗剤が効きます。

「混ぜたら危険」はほんとうに危険

「洗剤はここに入っているのを使ってください」
とかごの中を見ると、
混ぜたら危険な組み合わせの『酸性』クエン酸スプレーと『塩素系』カビ除去洗剤や漂白剤が。

『酸性』と『塩素系』は混ぜると有毒ガスが出ます。
過去に死亡事故もありました。

清掃会社に勤務していた方の新人のころのエピソードで、
依頼先のお風呂を掃除していて知識不足により混ぜてはいけない洗剤が混ざってしまい、
救急車で運ばれて生死をさまよったという経験談を聞きました。

原則として、2種類以上の洗剤を混ぜたり、続けて使用しないように。
ビジュアル重視で『混ぜるな危険』の洗剤を別の容器に詰め替えてはいけません。
お掃除の際は、必ずパッケージに書かれている液性を確認して安全に配慮しましょう。
換気も忘れてはいけませんよね。

(本文と写真の洗剤は直接関係ありません。
あくまでも様々な市販の洗剤のイメージとして掲載しています。)

洗剤をやたら買わない

話題の洗剤を次から次へと買っていくと、
前に買った洗剤を使い切れずに洗剤ばかりが溜まっていきます。
大掃除シーズンに洗剤を増やしてしまった方もいらっしゃるかもしれません。

物が増えれば増えるほど片付けは大変になって、
片付けが大変だと掃除が億劫になり、
掃除しようと思って買ったはずの洗剤が邪魔になるという悪循環。

その汚れに必要な洗剤は何か理解し、
新しい洗剤を買う前に、
今ある洗剤を安全に使い切りたいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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