注文住宅の価格、間取りなどの相場は?マイホームの購入・注文術

注文住宅のメリットは何といっても「家族の希望を取り入れた住宅づくり」ができること!今回は、注文住宅の相場も含めたマイホームの購入術をご紹介します。

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注文住宅は、家族の希望を取り入れた住宅づくりができるのがメリットです。

これから、「就活」ならぬ「住活」をしようと思っている人に、注文住宅の相場も含めたマイホームの購入術をお伝えします。

注文住宅とは?

注文住宅とは、間取りや内装などさまざまな希望を出して一から設計してもらえる、新築一戸建て住宅です。

まず土地も含めた予算を立て、次に家族内で住宅建築にあたっての希望をリストアップするのと平行して、ハウスメーカー等住宅建築会社の情報を収集します。
希望は、例えばリビングが狭いなど現在の住居で足りないと思っている点や、収集した情報の中で例えば耐震に力を入れているなど気に入った点を上げていくとよいでしょう。そして、住宅建築会社の候補をいくつかに絞って、各社に概算の見積もりを依頼します。

それぞれのプランと見積額を比較検討して、最終的に住宅建築をお願いする会社を決めます。

長期優良住宅は高品質住宅

長期優良住宅とは、孫の代までも長く住み続けられるよう、周囲の景観との調和を含めたさまざまな角度から基準が設けられている、国の認定住宅です。

基本構造の耐久性はもちろん、配管など細部の補修・交換、また間取りの変更が容易であることなど、多くの基準があります。認定制度の元々の目的は、地球環境への配慮と国民の住宅取得の負担の軽減ですが、長期優良住宅は多くの厳しい基準をクリアした高品質住宅となっています。
子どもや孫の代には中古住宅になるとはいえ、部分的な補修・交換のみで住宅が取得できるのであれば、負担はかなり軽減されるでしょう。注文住宅を新築する際には、視野に入れてみても良さそうです。

認定されるには基準をきちんと満たした設計にしなくてはならないため、長期優良住宅にしたいのであれば、最初からその旨を住宅建築会社へ伝えておきましょう。

省エネ住宅がますます増える

環境に配慮した家を考えている方もいるでしょう。
政府は、2020年までに新築住宅や建築物などの省エネ基準への適合を義務化するとしています。気密性や断熱性に優れた住宅は快適なだけでなく、冷暖房設備などを使わないことによってコストを削減することもできます。

また経済産業省では、「2020年までにハウスメーカー等の建築する注文戸建住宅の過半数でZEHを実現すること」を目標にしています。


“ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱化と高効率設備により、快適な室内環境と大幅な省エネルギーを同時に実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量が概ねゼロ以下となる住宅です。”

引用元:ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について:省エネルギーについて|経済産業省 資源エネルギー庁(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/)

住みやすく、環境の変化によるストレスを感じない家では、家族全員が心も身体も健康に暮らすことができます。
さらに、省エネ住宅は建物の劣化を防ぐことにもつながります。例えば断熱性の高い住宅にすれば、浴室と脱衣所の温度差が少なくなることで結露やカビを抑えることができます。

このような省エネ住宅の普及のために、各種住宅支援制度もあります。

「【フラット35】S」は、省エネ性に優れた住宅の場合、一定期間金利を引き下げる制度です。注文住宅で省エネを考えているなら、このような制度を上手く利用するのもおすすめです。

気になる注文住宅の相場

注文住宅の相場は、都道府県によって違います。

長期にわたって借りられる住宅ローンである「フラット35」の、平成26年度利用者調査報告で見てみましょう。土地の購入費用も込みで、例えば全国で一番安いのは、徳島県の2,938万円、一番高いのは、東京都の5,410万円です。
ただし、このデータでは、坪数が東京都の30.6坪から富山県の36.9坪までとばらばらですので、おおよその比較になります。
地方ごとの相場の最高金額は、北海道が35.6坪で3,038万円、東北地方が宮城県の36.3坪で3,679万円、関東地方は東京都の30.6坪で5,410万円です。
また、中部地方は愛知県の35.9坪で4,302万円、近畿地方は大阪府の32.9坪で4,088万円、中国・四国地方は広島県の34.8坪で 3,729万円、九州地方は福岡県の34.9坪で3,473万円、沖縄県は36.5坪で3,853万円とな っています。

このように、注文住宅の相場を考える際には、間取りというよりも坪数で比較することが多いです。

注文住宅はハウスメーカーに頼んだほうがいい?

注文住宅には、土地も必要です。

ハウスメーカーは、住宅建築についての知識や経験が豊富なプロ集団というイメージがありますが、実は住宅を建てる土地についても詳しいプロです。
注文住宅は、自由に建てられるとはいえ、建てたい家によっては土地の改良をしなくてはならないこともあります。購入や、贈与・相続などですでに土地を用意している場合も、これから用意する場合も、住宅と土地のバランスを考えて建築プランを立てるのがよいでしょう。

ハウスメーカーの場合は、住宅と土地の両方について相談にのってもらうことができます。

注文住宅でこだわりたい間取り

注文住宅ってデザインの自由度が売りだけど、実際どこまでできるのでしょうか?一から間取りを考えるからこそこだわりたい点といえば…?

<基本中の基本!コンセントや水回りの配置>

生活していて何かと不便を感じるのが電源の確保。
注文住宅ではその点も考慮して設計できます。せっかくの広いお部屋も、コンセントの延長コードで台無しになってしまったり、廊下に間接照明をつけたいのにコンセントを配置していなかった…なんてことにならないよう、十分に検討しておきましょう。

水回りも、生活動線を考えて設計しましょう。
洗濯物を2階で干すのに、1階に浴室があるからと洗濯機スペースをその横に配置してしまうと、重い洗濯物を上まで運ぶのが大変です。

<寒さ、暑さ対策>

せっかく注文住宅にするなら、快適な室内で過ごしたいですよね。
寒さや暑さ対策も重要な検討ポイント。寒さの厳しい冬のことも考えるなら、床暖房や二重窓といった対策を取り入れることもできます。
夏場の暑さ対策としては、窓や扉の位置を工夫して、風の通りを良くすることなどが挙げられます。省エネ住宅の項目でも紹介したように、断熱性や気密性を上げることも大切です。

<防音>

趣味の時間を思う存分楽しみたいなら、防音室を備えることもできます。
最近は防音室のデザイン性も高くなっており、窓もついて明るく、そして広い、今までの概念が覆されるようなタイプが登場しています。
家に好きな楽器を好きな時に弾ける空間ができる嬉しさ、それこそ注文住宅の醍醐味といえるでしょう。

<地下室>

敷地面積が狭いのであれば、地下室を作って床面積を広げることもできます。
従来のじめじめしたイメージではなく、空調にも配慮した設計にできるから、快適さも兼ね備えたお部屋を実現できます。地下というだけでよりプライベートな空間に感じられ、ゆったり映画を見たり、静かに読書をしたりと、生活の質の向上へとつながります。
このように、工夫次第でスペースを広げられるのも注文住宅の利点です。

<ロフト>

地下室の代わりに、ロフトを作って居住スペースや収納スペースを広げることもできます。
お子さんが小さいときは子供部屋として使い、成長したら大容量の収納スペースに変身させましょう。ロフトというとはしごで登るイメージかもしれませんが、最近ではしっかりとした階段を作る方も多いです。
そうすることで子供も安心して上り下りできますし、活用の幅も広がります。

<床下収納>

注文住宅にするなら、収納もきちんと確保したいですよね。
坪数の少ないお家でも、床下収納を取り付ければスペースを有効活用できます。フローリングの床に付けるイメージがある方も多いと思いますが、畳を自動で上がるようにすることで和室にも対応しています。

<天窓(トップライト)>

夢の天窓も、注文住宅なら叶えることができます。
暗くなりがちな階段スペースや廊下に取り付ければ、一気に明るい雰囲気に。普通の窓と平行して取り付けると、外の風景を大きく取り入れることができます。
数ある部屋の中でもおすすめはロフト。お子さんと天体観測することもできますね。

<駐車スペース>

車を持っている方なら、気になるのは駐車スペースの確保。
駐車場の広さは、持つであろう車の一番大きなタイプにサイズを合わせておくと、将来的にも安心です。土地が狭い場合は、家自体を二階または三階建てなどにして、一階部分を駐車スペースにすることもできます。
雨の日は玄関からそのまま濡れずに移動できますし、日光も遮るので夏場の車内温度の上昇を防いでくれます。

<床の厚さ>

床の厚さも検討ポイントです。
例えば二階にピアノを置くのであれば、そこだけは補強して厚くしておかなければなりません。そのような点もきちんと考えることができるのが注文住宅の利点です。

注文住宅の相場など、 マイホーム購入の際考慮に入れるとよい点をお伝えいたしました。

優良な住宅会社を選ぶことも大切ですが、契約してからも、きちんと建築を進めてくれているかどうかを知るには、やはり、ご自分でも相場や工法等ある程度建築の知識を持っておくことが必要です。

大切なマイホームですので、住宅会社にいい加減なことはできないと思わせるためにも、積極的に関わりましょう。

<参考・参照元>
・注文住宅の費用や相場|注文住宅会社の種類とその特徴(http://ie-daiku.org/syurui.html)

・資金計画を立てよう:注文住宅・土地編マニュアル | SUUMO(http://suumo.jp/article/jukatsu/chumon/chumon_category/tateruokane/)

・【フラット35】とは:長期固定金利住宅ローン 【フラット35】|ずっと固定金利の安心【フラット35】(http://www.flat35.com/loan/about_flat.html)

・住宅ローン【フラット35】S 省エネ等に優れた住宅なら一定期間、金利引下げ|ずっと固定金利の安心【フラット35】(http://www.flat35.com/lp/06/pc/app/flat35s.html)

・住宅・建築物の省エネルギー基準:平成25年改正|国土交通省住宅局(PDF) (http://www.mlit.go.jp/common/000996591.pdf)

・ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に関する情報公開について:省エネルギーについて|経済産業省 資源エネルギー庁(http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/)

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