築25年の元工場をセルフリノベーション【エントランス編】

元工場の入口は残念なサッシ

元工場だった築25年の建物。
入口は工場感たっぷりのサッシが付いていました。
お店のメインとなる入口なので「もっとショップっぽいおしゃれな入口にしたい！」と思い、サッシ屋さんに見積もりを取ったら、目が飛び出る様なお値段…。これは自分たちでやるしかない！という訳で、仲間の助けを借りながらエントランス作りが始まりました。

扉を取って、枠を外す

扉は簡単に外れたのですが、問題は枠でした。
左右と上部はビス止めされているだけだったのでドライバーですぐに取り外せたのですが,下のレール部分はモルタルで埋めこまれていました。
この枠を外すには、モルタル部分を壊すしかない。
という訳で、ハンマードリルを使ってひたすらモルタルを壊します。かなりの粉塵と振動による腕の疲れで何度も心が折れそうになりながらも、仲間の助けを借りながらなんとか外すことができました。

溝をモルタルで埋める

先ほど枠を外した部分には溝が開いてしまっています。
この溝を埋めるため、モルタルを流し込みました。
緩めに練り、サーっと流し込むときれいに入りました。

入口を作る

いよいよ入口を作って行きます。
アンティークショップで見つけたフランス製の木製ドアがぴったり収まるよう設計図を描き、いざ組み立てます。
骨組みはホームセンタなどでも手軽に手に入るSPF2×4を使用しました。
けっこうな長さがあり車に乗らないので、ホームセンターの配達サービスにはとてもお世話になりました。
ホームセンターによってサービスが違うので、ホームセンターごとにサービス内容をチェックしておくといざという時に便利ですよ。

枠ができたら、次に腰の高さに板壁を作って行きます。
今回は合じゃくりの板を使ったので、板と板の間に隙間がなく仕上がりも綺麗です。
このように外からも中からも見える板壁を作るときには、合じゃくりの板の使用がおすすめです。

木が全て入ったら、塗装します。

ガラスを入れましょう！

ガラス部分は結構大きく、厚みもあるガラスを使用したのでサッシ屋さんにお願いしました。
難しいところは無理をせずプロに頼みます。

ガラスが入ると一気にお店感が出て感激！！

外壁に板を貼る

交通量が多い道路沿いのためか、外壁はかなり汚れています。
そこで、外壁には板を張ることにしました。

まずは支柱となる柱を立てて行きます。
壁にはパイプなどがむき出しになっており、そのパイプ類と高さを合わせるため、2×4材を縦に取り付けました。

オークションで購入したお気に入りの窓枠はこのように固定しています。

支柱が完成したらいよいよ板を張って行きます。
まずは一番下を固定します。

今回は鎧張りと呼ばれる貼り方をしていくので、下の板と上の板を少し重ねて貼って行きます。
ここからはとにかく楽しい作業！！
2人で息を合わせて張って行きます。

夢中になりすぎて途中経過の画像がないのですが、このように張り終えました。
更に道路側には手すりも設置。
お天気のいい日は椅子でも置いて、ここでコーヒー飲んでも気持ちよさそうです。

ドアをはめる

いよいよお気に入りのアンティークドアが入ります！
この扉、とても重いので男性二人がかりで取り付けてもらいました。

ハンドメイドのドア枠と、お気に入りのアンティークドアが一体となりました！！
こうやって思い描いたものが形になるってとても感動します。

最後に塗装の仕上を仲間が一緒にやってくれました。
今回使用したのはニッペローズガーデンカラーズのアルバートルという色です。

窓を大きくしたので店内が程よく見え、夜の雰囲気も素敵になりました。
イメージ通りの出来上がりに大満足です。
そして何よりも仲間たちと一緒に作りあげたこの空間は私にとっての宝物です。
大切に守っていきたいです。

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