《作ってみた:お裁縫編》赤ちゃん用にフェルトでにぎにぎ♪

元々は大掛かりな、いわゆる『DIY』と言われる製作を始めるまでは、子供の頃からずっとお裁縫が好きだった私。
とは言え作るものは大したものではなく自己満足の世界ですが、“赤ちゃんのために”をイメージしながら作った、ちょっとしたしかけのある“にぎにぎ”があるので、ご紹介します。

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赤ちゃんの誕生お祝い等でもよく頂くことのある、可愛い“にぎにぎ”(←私の呼び方(汗)正式名称は…何でしょう?)。

我が家にあるものを集めてみると、ざっくりこれくらい。…可愛い(●´人`●)


これを手作りしてみようと考えて、出来上がったのがこちらです。

【表】

【裏】

赤ちゃんははっきりした色を認識しやすいと聞くのでビビットな色を選んで、表裏で同色系のフェルト、数字と糸をその補色にしました。

もし参考にして作ってくださる方は、是非お好みの色とデザインで作ってみてくださいね。




【用意するもの】
・フェルト
・手芸綿
・お好みで小さな鈴
・手縫い針
・糸(刺繍糸でもミシン糸でも何でも大丈夫だと思います)
・チャコペンかサインペン
・裁ちばさみ

フェルトや糸、綿など、私は全て100均ショップで揃えています♪



【作り方】


好きな色のフェルトを選んだら、そのフェルトにチャコペンかサインペンで、作りたい大きさより少し大きめに型を描きます。裁断の際にそのペンの色が本体に残った時のことを考えて表に出ないようにしたいので、描いた側が内側(綿を入れる側)になるように注意します(作りたい形を反転して描くことになります)。

私が作ったのは全て丸型でしたが、お好きな形をイメージして作ってみてください(^ ^)

私が作ったおおよそのサイズです。
完成すると中に綿を詰めた厚みで一回り小さくなります。




フェルトを裁ちます。

ここで私なりの仕掛けを作ります。
ただ握るだけのにぎにぎではなく、ジョイントできるように切れ込みを入れました。

すでに数字が縫い付けてある画像しかなくてすみません。
フェルトで装飾を付ける場合は、そのパーツも一緒に裁断しておきます。



表面側に縫い付けておきたい装飾は、表と裏を縫い合わせる前に先に縫い付けます。
内側に玉止めを作って隠すためです。

表面側にフェルトを縫い付ける時の参考です。


表と裏を縫い合わせます。

今回の記事を書くにあたり、検索して初めて知りました。以下に紹介するのは『ブランケットステッチ』というそうです。今まで「何となくこんなやり方だったはず〜」でやっていたやり方が合っていたようなので、安心してご紹介できます(´∀`;)

とは言え、以下の画像はあくまで私が普段やっている縫い方なので、実は本当のブランケットステッチとやり方が違っていた…というところがあったらすみません(~_~;)

例えば巾着を縫ったりするときみたいに最後に内側外側を裏返すということはないので、フェルトの外側は外側に向けて、内側同士をくっつけて縫います。

ちなみに、糸はあまり長くしすぎないように注意です。私は途中で糸が足りなくなって玉止めをすることになるのがプチ面倒で長くして縫い始めることがよくあって、でもその度に長い糸が絡まってしまって、結局それまで縫い進めたものを全てほどいて縫い直し…ということが多く…反省してからは、何度か短くなった糸を長いものに替える手間はあっても、縫い始めはあまり長い糸にしないようにしています。
それから、これはお好みかと思いますが私は二本取りです。

縫い始め、玉止めを中に隠したいので、ひと針目は内側から刺します。

ひと針目を抜き切った画像です。内側に玉止めが来ています。


次に外側から針を刺します。
目安はフェルトの際から大体2ミリ、ひと針目から2ミリくらい横…でしょうか。

ささくれた指がお目汚しですみません…汗

このとき針は抜き切りません。
そこに、ひと針目を抜いたところから出ている糸を引っ掛けます。

そして針を抜くと、

この状態です。
これのまた左に同じ間隔で針を刺して、糸を引っ掛けて、針を抜く。これを繰り返します。
(左利きの方は左から右に進んでいったほうが楽だと思いますので、逆になります)

続けていくと、このようにできてきます。


↑裁断したときの画像で四角かった切り込み部分は丸くカットしました。

どんどん縫い進めてある程度のところまで来たら、端の方から綿を詰めながら進めていきます。

細い部分は箸などを使って、ぎゅっぎゅっと割としっかり押し込むようにして詰めていきます。綿は意外とたくさん入るので、「まだ入れるの⁈」と思われるくらい入れてしまって大丈夫です。軽く詰める程度ですと赤ちゃんが握ったときに柔らかすぎると思います。

縫っている途中のところまでパンパンに綿を入れると縫い辛くなってしまうので、ある程度のところまで綿を入れたら、また縫い進めていきます。




たまについうっかり、針に糸を引っ掛ける前にフェルトから針を抜いてしまうミスが起こります(…私だけ?汗)

その時は慌てず、

針を抜いた方を上として、針を刺す前の糸を下からすくうと針に糸を引っ掛けるのと同じ状態になってくれます。

又、しばらく縫い進めると糸が短くなってきます。玉止めができない程短くなる前に、新しい長い糸に替えます。
糸を替えるために玉止めするときは、フェルト2枚ともに針を通さずに1枚だけ針を抜き切り、内側に玉止めをします。
新しい糸で縫い始めるときは、一番始め同様に内側から刺します。替える前の糸を玉止めした背中合わせになるところから刺しましょう。

そして針を抜いた方を上にして、↑画像のように替える前の糸の一番最後の部分に上から針を通します。
それで縫い途中と同じ状態になります。



そのまましばらく、縫い進めては綿を入れ…を繰り返すのですが、にぎにぎ中央部分に綿を入れるタイミングで、私は小さな鈴を忍ばせてみました。

今回使用したのは一番右のサイズです。

表面に直で鈴が当たらないように綿で包むようなイメージで中央に入れました。




最後の仕上げです。

ラスト2センチ余りくらいになったら、縫うのに支障がない程度まで出来るだけ綿を詰めてしまいます。

ラスト1センチ弱、これが綿を入れる最後です。パンパンに入れましょう。

そして、閉じます。

最後のひと針を縫ったら、一番最初に刺した糸をすくいます。

最初の糸をすくった上のフェルトに針を刺すのですが、その際、裏表のフェルト2枚とも通さずに、1枚だけ通して内側から針を出します。

そして内側に玉止めをしてから、針をそのまま2枚のフェルトの間に戻して、

少し離れたところに貫通させます。

そしてその針を少し強めに引っ張ってからフェルト近くの根元で糸を切ります。少し強めに引っ張って切ることで、糸の切り口はフェルトの中に消えてくれます。

こちらは最後に玉止めをした場所です。フェルトの内側に玉止めをして、尚且つ中の方へ針に引っ張られた玉止めは、ブランケットステッチとフェルトの向こう側へ埋もれて見えなくなりました。




完成です!
可愛いにぎにぎができました!



ちなみに、こんな親子バージョンも作りました!↓↓↓

目とヒヨコの羽は先のにぎにぎの数字と同じ方法で縫い付け、トサカやくちばしはブランケットステッチの時に表と裏のフェルトで挟みながら縫いました。
フェルトを裁ったときは目の大きさもちょうどよく思いましたが、先にも書いたように綿を入れて厚みができると本体は一回り小さくなるので、出来上がってみるとなんともデカ目の親子になってしまいました…。



実は数字のにぎにぎ4つとにわとりヒヨコ親子は、それぞれ知り合いの赤ちゃんにプレゼントしたものです。
素人の作るとても「良い出来」とは言えないものでしたが、赤ちゃんのことを思って手作りしてくれたことが嬉しいと言ってもらえて、喜んでくれました。こちらまで嬉しくて温かい気持ちになりました(^ ^)




【おまけ】

ちなみに、同じ作り方でこんなものまで作ってみました。

赤系と黄色系、それからそれを縫う糸もグラデーションになるように配置して、びよ〜んと伸ばして遊べるように100均で売っているパジャマのズボンの替えゴムで繋ぎました。
△◯◇✖️にはそれぞれ鈴が入っています。
もう5年も近く前のものなので、ゴムなんて伸びきってしまって見すぼらしい姿になってしまいましたが…

ちょっとした小物ですが、やり始めたら止まらなくて、意外と楽しいですよ。
ご興味を持って頂けましたら、是非作ってみてください(*´꒳`*)




(30.1.30 追記)
こちらも別記事でアップしましたので、宜しければ是非一緒にご覧ください(*´∀`*)↓↓↓








とても長くなりましたが、最後までご覧頂き本当にありがとうございました。

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