家具のメンテナンスも重要だって知ってました?家具職人が教える家具のメンテナンス方法

日頃使用している家具たち。
けどメンテナンスをしている方って
あまりいないですよね。

実は木製の家具は
ヒトの皮膚と一緒でちゃんとメンテナンスしなくていはいけません。
その方がより長く使い続けることができますよ。

そこで今回は現役の家具職人のボクが
木製家具の日頃のメンテナンス方法を解説させていただきます!

本サービス内ではアフィリエイト広告を利用しています

  • 7839
  • 15
  • 1
  • いいね
  • クリップ

木もヒトと一緒で呼吸しています。

木材って家具になった後も呼吸をしています。
もう少し詳しく説明しますと
空気中の水分を吸い取ったり出したりしているんですね。

水分を吸ったら木材は膨張し、逆に吐き出したら収縮する。
よく梅雨時期に引き出しが硬くなったってのがありますけど
それは引き出しの木材が膨張して摩擦が生じたからなんですね。

水分を吸ったり吐いたりしているので
当然空気が乾燥している今の時期は
保湿してあげる必要があります。

その保湿方法を今回は紹介させていただきますね。
やり方は超カンタンなので是非チャレンジしてみてくださいね。

ウレタン塗装の家具は保湿の必要ありません。

今回紹介させていただくのは『 オイルフィニッシュ 』という
塗装方法の家具に限ります。

注意して欲しいのは『ウレタン塗装』が施された家具。
これについては木材の上に何層ものウレタンの塗膜がありますので
基本的に保湿の必要がありません。

なのでウレタン塗装の家具は塗膜上の汚れを
水拭きしていただければOK。



オイルフィニッシュとウレタン塗装の見分け方は?

オイルフィニッシュは木材にオイルが染み込んで
木材の表面をコーティングしますので、手触りが木材の感触が残っています。

ウレタン塗装の場合は表面に塗膜がありますので
つるつるとした感触です。

といってもなかなかムズカシイと思いますので
家具の裏面の表記シールに掲載されているので確認してみましょう。

ネットショップでも最近では塗装の種類を明記してあります。

今回メンテナンスするのはコチラ。
ボクが数年前に製作したサイドテーブル。

メンテナンスその1『全体の汚れを落とす』

まずは全体の汚れを乾いた布で取り除いていきましょう。
もしも頑固な汚れがある場合は
320番くらいのサンドペーパーで軽く擦ってみましょう。

メンテナンスその2『全体にオイルを塗っていく』

ボクが愛用しているオイルはこちら。
ラナパーオイルです。
このオイルはレザーにも使用できるので
なかなか良いオイルです!

適量を乾いた布にとり全体に円を描くように塗っていきます。
しっかりと塗り込んでいきましょう。

終わり!超カンタンでしょ

あとは数時間置いた後にベタつきが取れるまで
乾いた布でしっかりと磨いていきます。

これで乾燥してカサカサだった木材の表面が
しっかりと保湿されてツヤが戻ります。

後オイルを入れてあげるのにはもう一つの理由がありまして
木材の割れ防止にもなります。

乾燥した木材は割れやすくなります。
ヒトの肌と一緒ですね、寒くなると指先が割れたりしますよね。

一度割れてしまうと一般の方では直すことがなかなか困難でしょう。
なので是非とも乾燥する時期には一度オイルアップをしてあげて欲しいなと思います。


まとめ

いかがでしたでしょうか?
メンテナンスをしてあげると、愛着もドンドン増していきますので
モノを大切にできるようになります。

メンテナンスを日々の習慣にして
ていねいな暮らしを実践してみましょう。

  • 7839
  • 15
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

関連アイデア

カテゴリ

このアイデアを投稿したユーザー

インスタグラムフォロワー数2.5万人突破の家計コンサルタント!モノが多くて困ってる。 捨てる基準がわからない。 掃除がメンドクサイ。 貯金したいのにできない。 …

リムベアーさんの他のアイデア

インテリア・家具のデイリーランキング

おすすめのアイデア