外壁塗装の乾燥時間はどれくらい?意外と知らない塗料の乾燥工程とは?

外壁塗装は、乾燥時間を守っておこなわなければ意味がありません。特に最近は、防水性や遮熱性、防汚性などさまざまな機能が備わった塗料が多数登場していますが、これらは塗料がしっかりと乾燥して初めてその効果が発揮されます。外壁塗装にとって、とても大切な工程が「乾燥」なのです。どのくらいの乾燥時間が適正なのかを知り、理想どおりの外壁塗装を手に入れましょう。

  • 7230
  • 6
  • 0
  • いいね
  • クリップ

塗料の乾燥、どれくらいの時間が適正?

外壁塗装は、高圧洗浄→下塗り→中塗り→上塗りの順でおこなわれますが、各工程と工程の間で乾燥させる必要があります。住宅の外壁用塗料にはシリコン系やラジカル系、フッ素系などさまざまな種類があり、それぞれに水性タイプ、油性タイプがあります。メーカーや天候条件なども考慮しつつ、各塗料に合った乾燥時間をしっかり取ることが重要です。

塗料は以下の4つのプロセスを経て乾燥します。
・指触乾燥(塗装後1~2時間程度で、軽く触っても指が汚れない状態)
・半硬化乾燥(数時間~1日経過し、軽くこすっても塗装表面に跡がつかない状態)
・硬化乾燥(1週間程度経過し、指で押しても塗装表面に指紋がつかない状態)
・完全乾燥(2週間以上経過し、塗装内部も完全に乾燥した状態)

一般的に半硬化乾燥まで乾燥が進めば、重ね塗りが可能です。塗料メーカーでは塗料ごとに重ね塗りできるまでの乾燥時間を規定していますが、気温が高いと乾きやすいので乾燥時間が短くてすみます。また、防水効果のある塗料だと乾くまでに時間がかかるなど、季節や温度、湿度、塗装の種類などでも乾燥速度は変わります。

1つの工程を終えると乾燥させてから次の工程へと移るので、外壁塗装は1日1工程ずつ進むのが一般的です。通常、足場の設置や養生など、準備から含めると工期に1~2週間程度かかります。そのため、2~3日の短い工期で終わらせるという施工業者は十分に乾燥時間を取っていない可能性があります。事前にどのような手順で施工するのか、また、施工中に気になることがあれば工事担当者に聞いてみるなどしたほうが安心です。

乾燥時間が守られないと、どんな問題が起きる?

では、なぜ重ね塗りする前に乾燥時間をしっかり取らなければならないのでしょうか。実は、決められた乾燥時間を守らずに次の工程へ進んでしまうと、さまざまな問題が起きてしまうのです。

【おもなトラブル】
・剥がれ
・ヒビ割れ
・しわ
・色ムラ
・表面のベタつき

外壁塗装に使用される塗料の耐用年数は環境や条件にもよりますが、一般的には新築から10年程度といわれています。しかし、塗料が乾燥していないうちに次の塗料を重ねてしまうと、塗膜(塗料を塗って乾燥させた表面)と塗料がしっかり密着できず、劣化しやすくなってしまうのです。

【こんなときは確認を】
塗装が終わったあと、きれいなはずの塗装の表面に針でつついたような小さな穴が空いている場合があります。これは塗料の中に気泡ができてしまい、乾燥途中でその気泡が割れたためにできてしまった穴で、ピンホールと呼ばれています。このピンホールが密集して発生している場合は要注意です。塗膜の寿命が短くなる心配があります。

ピンホールがたくさんできていると、見た目が悪くなるだけではありません。雨や結露が塗膜の内側に入り込んで塗料が剥がれる原因になったり、太陽光が下地に直接影響を及ぼして外壁の劣化につながったりしてしまうのです。こうしたことにならないように、施工業者に早めに相談しましょう。

外壁塗装では臭いが気になる場合が多く、工事中は窓を開けて空気の入れ替えをすることもできないため、どうしても短い工期で終わらせてほしいと考えてしまいがちです。しかし、各塗料に必要な乾燥時間が守られていないと、結果的には損をしてしまうことになるのです。

塗料が完全乾燥するまでに気をつけたい注意点とは?

外壁塗装をしてから完全乾燥までは通常2週間程度かかります。せっかく塗装をして外壁がきれいになってもすぐに塗膜が剥がれてきた……といった、残念なトラブルを引き起こさないために、完全乾燥するまでに気をつけたい3つの注意点をご紹介します。

【むやみに触らない】
指で軽く触って塗料が手についてこなくても、指触乾燥の状態では、内部はまだ乾燥していません。強く触れば塗料はしわになったり、剥がれたりしてしまいます。塗ったばかりのきれいな塗装表面を触りたくなってしまうことがあるかもしれませんが、劣化を早めることにもつながりますので、完全乾燥する前には触らないようにしましょう。

【ものを立てかけない】
塗装後の壁に傘や自転車などを立てかけておくと、跡がついたり汚れてしまったりするだけでなく、くっついてしまい塗装が剥がれる原因になってしまうことがあります。特にヒビ割れなどの修復のために用いられる伸びのよい弾性塗料の場合、特にものがくっつきやすいので注意が必要です。時間が経って乾燥が進めばこのような現象もなくなりますが、完全乾燥前はもちろん、外壁塗装工事が終わったあとも半年~1年は外壁にあまりものを立てかけないほうがいいでしょう。

【きちんと確認する】
汚れが気になっても完全に乾くまでは水拭きができないものや、完全乾燥まで少しベタつきを感じるものなど、塗料の種類や環境によっても注意する点はさまざまです。完全に乾くまでにどれくらいの期間を要するのか、どのような注意事項があるのかなど、塗装前や塗装後に施工業者にしっかり確認しておきましょう。

まとめ

外壁塗装は、乾燥をどれだけしっかりおこなうかで、できばえどころか耐用年数にも大きな差が出ます。そしてそれは、外壁そのものの寿命にも影響を及ぼします。施工業者を選ぶ際、工事費だけに目が行きがちですが、工期や工程をていねいに説明してくれて、安心して任せられるところを選ぶようにしましょう。


LIMIAからのお知らせ

太陽光発電の見積りを無料お試し

1.見積もりを無料でお試し♪
2.太陽光発電の簡単相談

  • 7230
  • 6
  • いいね
  • クリップ
コンテンツを違反報告する

あなたにおすすめ

関連キーワード

このアイデアを投稿したユーザー

LIMIAおすすめのリフォームやリノベーション、住宅設備に関する記事を中心にご紹介。施工事例や費用相場、リフォーム会社の選び方など、住まいに関する情報満載でお届…

おすすめのアイデア

話題のキーワード